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白い文鳥

先日

夜遅く
自宅へ帰ると

マンションの掲示版に
飼っていた鳥をさがす一枚の貼り紙があった


『 白い文鳥をさがしています
  色 白
  口はしが赤とピンク
  大きさ10cmくらい
  名前はピッピです     』


おそらく小学生が書いただろうその紙は
鉛筆で描かれ
文鳥の絵まで描いてあった


鳥の名前まで書いているところに
文鳥への気持ちを感じた


もし、誰かがその鳥を見つけて

「おまえは、ピッピかい?」と尋ねたところで

わかるのだろうか?などと考えたが


数少ない手がかりとして
その飼い主が書いたのかもしれない

その気持ちが伝わってきた



それから何日か過ぎたが

貼り紙はそのままだった


鳥のことは詳しくわからないが
文鳥は放すと一羽では生きていけないのだろうか

なぜ、文鳥は飼い主の元を離れていってしまったのだろう?

などと、考えた



そんなことを考えているうちに

ふと
自分と重ね合わせ

文鳥が
もう会うことも無いだろう

誰かにたとえて感じられた



文鳥がたとえ
子供の元に帰らなかったとしても

どこかで元気でいてほしいと思った



その子は
この出来事で
一つ大人になっていくのだろうか


com

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