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桟橋

先日、同僚の手伝いに行った

珍しく、あまり乗り気ではなかった


指定された場所へ向かうと

錨のオブジェがあった

以前そこであった、ちょっとしたエピソードを思い出した
調子に乗りふざけて、ヘマをした

のんきなものだった


現場に付くと
なんとなく感じていた予感が的中した

そこは以前、乗船した洒落た船が停泊していた

湾に漂う海水がゆっくりと流れ
船や桟橋をゆっくりとゆらす

風がほど良くあり
潮の香りで満ち溢れる

おそらく自分が以前、乗ったであろう船が

・・・「良く来たな、久しぶり」と
迎えてくれた様に感じた

船はその日
出番が無く、つかの間の休日といった感じで

潮の流れに身を任せふわふわと
やさしく漂っていた

港独特の雰囲気


久しぶりに来て
ここは完全に観光地であることを

そしてまた

ここがどこで自分がだれなのか
解らない錯覚に



仕事の時間になり
船に関わる人達と接した

皆とても明るく楽しい性格の人だった
自らが楽しんで仕事をしている

船員の格好をした人たち(実際に船員だが)
みな何故かニコニコし元気が良い

もっとも人を楽しませる商売なので
これが当然なのかもしれないが


「いってきまーすー」

ひときわ大きな声で勢い良く
走って船へ乗りこむ女性スタッフがいた

とても元気が良い、ビックリした

まるで子供がそのまま大きくなった様な・・・

船の出港に向け自らがワクワクしている印象を受けた




待合スペースでは

ラフに着飾った、洒落た若い男女の集団が
乗船待ちをしていた

船が到着すると
皆そこへ吸い込まれる様に一斉に向かった

船内では演出された照明や音楽が流れる様子が
こちらにも垣間見えた

これからの楽しい時間を予感させた

そんな船もしばらくして
桟橋をゆっくり離れていった



気づけば
もうすっかり夜になり

あたり一面はすばらしい夜景となった


ふと視界の先に
古い倉庫街を照らすオレンジ色の照明があった

以前、そのオレンジ色の明かりの中に
私もいたのを思い出した

もう会うことのない人と




しばらくして

別の船が桟橋に着き
修学旅行生たちが降りてきた

どこから来たのだろう?

皆、楽しんでくれただろうか

私たちに
「ありがとうございました」
と挨拶してくれる子もいた

こんな素直な子もいるのかと感心した



ここでも
人を楽しませる仕事に共通した

喜びを、感じることが出来た


com



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