受験生の皆様には、これまでの勉強の成果を発揮すべく頑張ってほしいものです。
さて、そんな最後のセンター試験が始まったばかりの時に、
来年からの大学共通テストについての持論を記しておきたいと思います。
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◆大学入学共通テストではなく、個別試験にすべき!
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それは、このブログでも何度も申し上げているように、
大学入学共通テストではなく、個別試験にすべき!
ということです。
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◆そもそも共通テストって、いつから?
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共通テストの構想は1960年代以降文部省やその周辺から発案されていたといいます。
1970年代に入って政府および与党の推進により実現する運びとなり、国立大学協会の賛同を得て、入試問題の難問・奇問の出題をなくし「入試地獄」を緩和するという目的で導入が決定されたはずです。
1979年1月に実際に導入されて以後は、2次試験(本試験)の大学の選択の必要性から、受験産業による受験生や大学からの情報収集およびそれに基づく情報分析が受験生に重宝され、その結果として大学・学部・学科の序列化・固定化が進んだとされます。
この「共通一次試験」は、「受験地獄をあべこべに悪化させている」「大学の序列化を不当に招いている」などの批判を浴びて、1990年1月からは名称を変更して「大学入試センター試験」に移行しました。
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◆入試地獄? 受験地獄?? って???
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古今東西様々な「試験」は存在しますが、その試験は受けた人皆が合格するものってありますか?!
と私は問いたいのです。
入試天国とか受験天国ってありえないでしょ!
合否を決める、そして選抜するための試験であるならば、受ける人にとっては厳しいものになるのは当たり前ではないでしょうか。
入試地獄の緩和?! そんな甘い言葉に騙されてはいけません!
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◆大学入学共通テストでの入試改革って?
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2021年1月に初めて実施される予定の「大学入学共通テスト」、
グローバル社会で活躍出来る人材の育成を掲げる大学入試改革の一環で行うとされています。
しかし、改革の目玉であった「英語民間検定試験」の導入や「国語・数学の記述式問題」に実施を見送るとの発表がありました。
どこが入試改革なんでしょうか?!
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◆だからこそ共通テストではなく、個別試験を!
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それぞれの大学には、それぞれの学びの場があり、それぞれの研究をされているはずです。
であれば、それぞれの入試問題があってしかるべしではないでしょうか?
確かに現在でもセンター試験後の2次試験があり、そこでそれぞれの大学が試験をしております。
でも、その試験を受ける前にセンター試験があり、その結果でどこを受験するかを決めているのです。
その結果と言っても、自己採点で受験産業がデータ処理をして受験生に返しているのです。
(大学入試センターより引用)
図には ●志望者へ成績通知(希望者)とありますが、その意味ではありません!
図には『最適な大学入試の実施』とあり、三位一体のような説明ですが、
肝心な受験産業は入っておりません。
今の制度を無くすと困る人・会社・組織があるからではないでしょうか!
何度でもこの問題については、書き続けます。
大学入試共通テストではなく、個別試験にすべき!
と
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