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2020年01月03日

カルロス・ゴーン被告、レバノン逃亡事件。 レバノンって?

◆カルロス・ゴーン被告逃亡事件

この年末年始で一番のニュースといえば、ゴーン被告逃亡事件ですね。

レバノンの治安当局者によると、ゴーンは日本を秘密裏に出国し、プライベートジェットを用いてトルコを経由しレバノンの首都ベイルートにあるベイルート国際空港に日本時間の2019年12月31日午前6時30分過ぎに到着したという。レバノンの複数のメディアは「クリスマスディナーの音楽隊を装った民間警備会社のグループが、ゴーンの滞在先に入って楽器のケースに隠して連れ出した」「レバノンに到着して大統領と面会した」などと報じている。日本の出入国在留管理庁のデータベースには出国の記録が無く、別名を使って出国した疑いがある。レバノンのジュレイサティ国務相は、トルコから同国への入国時にはフランスのパスポートとレバノンの身分証明書を所持しており正当に入国したとしており、同国政府関係者によると本名名義のフランスの旅券を用いていたという。国土交通省大阪航空局関西空港事務所は、29日夜に関西国際空港を発ってイスタンブールに向かったプライベートジェットが1機あることを確認している。なお、日本の裁判所はゴーンを保釈する際に、「海外渡航の禁止」という条件を付しているが、ゴーンはこれに違反したということになる。

ゴーン本人は、この密出国について、「私はレバノンにいる」という内容の声明を発表し、「もはや私は有罪が前提とされ、差別がまん延し、基本的な人権が無視されている不正な日本の司法制度の人質ではない」「私は正義から逃げたわけではない。不公正と政治的迫害から逃れたのだ」と述べている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用


実は、全く個人的なことではありますが、このカルロス・ゴーン氏とは1954年生まれでほぼ1か月違いということで、以前から親しみ?いや注目をしていた人物なのです。
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◆カルロス・ゴーン氏とは

20年程前に日産自動車の最高執行責任者(COO)に就任し、後に日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO)となったあたりには、日産の救世主ともてはやされた時もあったはずです。

しかし、2018年11月に日産において開示されるゴーン自身の役員報酬額を少なくするため、実際の報酬額よりも少なく見せかけた額を有価証券報告書に記載していたとして、東京地検特捜部により金融商品取引法違反容疑で逮捕されたあたりから雲行きが怪しくなってきて、10億円もの保釈金を支払って保釈中だった身にもかかわらずレバノンに逃亡したというとんでもないニュースが飛び込んできたという流れですね。
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◆日本からどのようにして逃亡したのか?

各種報道によると、楽器の箱に潜んで住宅を脱出後、自家用ジェットで出国したらしいとのことであるが、この件については、また別に記したいと思います。
まさに、まるでスパイ映画さながらということでしょうか。
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◆レバノンという国って、どんな国?
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今日のメーンテーマは「レバノン」という国について記していきたいと思います。
まず地図ですが
地図20200108.jpg
赤い〇で囲んだ地域、中東の国ですね。
レバノン地図.jpg

16世紀にオスマン・トルコの支配下に入る
1920年にフランスの委託統治領となり、
1943年フランスより独立した「レバノン共和国」です。

以下は外務省のHPより引用ですが、
面積は10,452平方キロメートル(岐阜県程度)
人口は約610万人(2018年推定値)
首都はベイルート
民族はアラブ人が95%,アルメニア人4%,その他1%
言語はアラビア語(仏語及び英語が通用)
宗教はキリスト教とイスラム教
経済概況として、
 内戦以前の首都ベイルートは「中東のパリ」と呼ばれ,中東のビジネス・金融センターとして繁栄していたが,内戦によってシステムが崩壊。1990年の内戦終了以後,経済復興が進められており,ベイルートの街並みなども再び整備されてきているが,2006年のイスラエルとヒズボッラーの武力衝突で国家全体のインフラ被害などが生じていることもあり,膨大な累積債務をどのように解消するかが大きな課題となっている。
 現在のレバノン経済は,観光,不動産,外国からの送金等,国外の政治・経済情勢に大きく左右される分野に依存しており,経済の自立性を高めることが課題となっている。
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◆一番の問題はレバノンとは犯罪人引き渡し条約が結ばれていないこと

犯罪容疑者が国外に渡ってしまった場合、逃亡先の国との間に犯罪人引き渡し条約があれば、その引き渡しが相互に義務付けられることになるが、レバノンとは結ばれていない。

もう忘れ去られているかもしれないが、1972年にイスラエル・テルアビブ空港乱射事件を起こした日本赤軍メンバーである岡本公三受刑者の送還を日本がレバノンに求めたが、国民の反イスラエル感情に配慮してこれを拒否し、現在も岡本受刑者はレバノンに暮らすという。

ということで、ゴーン被告がレバノンを拠点にする限り、日本への連れ戻しは無理でしょう。
保釈を出した東京地裁の歴史的大失敗、そして出国させてしまった空港検査等々の大問題ということになるでしょう。

この問題はまた別の項で記載したいと思います。まずはレバノンという国についてでした。
posted by seminar1 at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題
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