確かにそうなんだと思うのだが・・・
日曜日の夜、携帯に着信があり、
『母の具合がおかしいので、すぐ来てくれ』
とのこと。
94歳の父を自宅でみている88歳の母
いわゆる老々介護である。
急いで駆けつけると、うぅ〜 ふぅ〜
と、尋常ではなさそう!
めまいとふらつきが朝から続いているとのこと。
救急車を呼ぶほどではないようだが、心配なので
近くの救急外来のある総合病院へ向かう。
若い担当医師が
『どうしました?』
88歳の母が
『朝からめまいがありふらふらして汗もかくし。。。』
おくすり手帳を見せる
2日前に膝が痛くて外科に行き、もらった薬をのんだら
こうなったとの旨話すと、
調べてたパソコンの画面を注視して一言
『おくすりの副作用かもしれませんね』
『ただ、救急外来に来る事ではないね』
なぬ?!
付き添って話を聞いていた私は思わず言いそうになったが言葉を飲み込んだ。
今にも死にそうな、とは言わないが、苦しそうでたいへんだったから
連れてきたんだぞ! それをそんなふうに言うなんて!
ふざけんな!!
母を実家に連れて帰り、おくすり手帳を確認し、
妹にまかせて自宅に帰り、いろいろ調べてみた。
サ〇ン〇ルタ・・・
抗うつ剤でしょ!
確かに痛みに効果が期待できると最近は使っているようだが、
88歳の女性に出すお薬なんでしょうか?
しかも鎮痛消炎剤と共になんて。。。
救急外来の医師も、『他人が出した薬だから 云々 』
と言葉を濁したが、明らかにその薬が原因であろうことは、
素人でも推測は出来る。
ただ、救急外来は、救命と応急処置のためにある
というのも確かにそうだろう!
まして外科の担当医とすれば、
救急外来の担当医が現場で考えることは明確です。一つは“この患者さんはあくる日の朝、生きているかどうか”。命にかかわる怖い病気か否かを見極めて、命を救うために今必要な処置を施すこと。
もう一つは、出血や激しい痛みに対する応急処置。救急外来は主にこの二つの状況への対応を集中して行うことに特化した窓口なのです。
そう言いたくなるのも当然だろう。
そんなこんないろいろなことを思った日曜の夜の出来事であった。
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