国連教育科学文化機関は9日、重要な歴史文書などを認定する世界記憶遺産に、中国が申請した「南京大虐殺」に関する資料を登録したと発表した。
中国が「旧日本軍の犯罪」の記録と主張する歴史資料がユネスコによって世界的に重要と認定されたことになるが、一方で日本政府は「ユネスコの政治利用」と反発しており、日中間の歴史認識の溝を広げる可能性がある。
また、外務省は10日未明、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が記憶遺産に「南京大虐殺文書」の登録を決めたことについて「遺憾」とする報道官談話を発表した。
談話では「中国の一方的な主張に基づき申請されたものであり、文書は完全性や真正性に問題があることは明らかだ」と指摘。
そのうえで「日本政府が申し入れを行ってきたにもかかわらず、記憶遺産として登録されたことは、中立・公平であるべき国際機関として問題であり、極めて遺憾だ」と批判している。
う〜ん、これは難しいですよね。
日本側は日中歴史共同研究によって、犠牲者数を20万人を上限に4万人2万人などの推計があり、非戦闘員の殺害やあ略奪行為は否定せずということを2010年の報告書に記述しているのにもかかわらず、30万人以上という主張を変えていない。
この世界記憶遺産に登録ということで、ますます日中問題が難しい局面にたたされるのは間違いないですね。
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