2015年04月24日
インドの旅75
翌朝に宿と併設されているレストランで朝食を取った。昨日と同じフライドチキン・プレートにした。このレストランで1回失敗しているので違うメニューを頼んで冒険する事は出来なかった。食事を終えて、ゆっくりと10時まで過ごしてチェックアウトをしてマイソールの駅に向かった。電車は昼発でパナジに着くのは、明日の朝の予定だった。電車に乗る前は、駅構内で売っているバナナやミネラルウォーターを買って電車が来るのを待っていた。電車を待っている間はバックパックを椅子にしてボーっと待っていたら、日本人の若い男性が近づいてきた。自分に「日本人ですか?」と聞いてきたので二言返事をしたら、何やら困った顔で助けて欲しいと話してきた。何があったのか聞いてみた所、トラベラーズチェック・現金・パスポートをバンガロールからマイソールに向かう途中の車内で盗難にあったと言う。持っているのは、バックパックとポケットに入った少額のルピーだけで、どうしていいのか分からない。と尋ねてきたのだ。腰にポーチを付けているのが普通なのに、どうやって盗まれるのか疑問に思ったが、パスポートがなければ日本大使館に行くしか方法がない。と説明して、大使館でお金も貸してもらえるはずだからデリーに行けば何とかなると説明をした。何か胡散臭い話なので、助言だけしたが金銭面で助けるとは一切言わなかった。あまりにも自分が素っ気ない態度で接したので相手も気付いたのか、お礼を言って去って行った。自分が思うには、日本人旅行者に盗難にあったと嘘をついて、金をせびって旅をしてそうな感じに受止められたからだ。インドでは変な日本人も多くて、まともに相手をしていたら、こっちが被害者になるケースもあるので仲良くならない限りは同じ民族の人間でも深く入らない方が良いからだ。去って行った日本人が騙しているのか、本当に盗難にあったかは知らないが、自分は電車に乗込み、パナジへ向けて出発した。