食事も終わり、外も薄暗くなった所で、みんなテラスに集まった。嫌でも自分の部屋前はテラスなので一緒に話をする事にした。ガングロに焼けた肌の軍団が何やら吸い出した。よく見るとマリファナであった。このプリーでは簡単に入手出来るみたいで、食事前に買い物に同行した日本人もマリファナを買ったのだと、ここで分かった。みんなタバコみたいな感じで時間が経つにつれてボーっとしたり、笑ったりしていた。いつの間にか空は暗くなり、1人の男性がギターを弾きだした。聞いてみると毎夜の事で、みんなは夜の時間を過ごすのが好きで、このプリーのサンタナ・ロッジで沈没していくのだと言われた。プリーだけの為にインドに来る人も多いみたいで、リピーターも多いらしい。夜は外出禁止のはずだが、下から宿の入口を叩く音と欧米人が英語で話す声が聞こえてきた。店主が英語で追い払って、テラスまで上がってきて、欧米人の話を教えてくれた。欧米人の目的は「女」であった。この宿にいる日本人女性を目的に来たらしく、欧米人を門前払いしたとの事だった。店主はストレートにセックスがしたいから日本人をターゲットにして来たんだろう。とも話してくれた。そのターゲットは目の前でぶっ飛んでいる。こんな状態で欧米人の部屋なんかに行ったら、間違いなく犯されるだろうと感じた。自分は部屋に入り日本の漫画を借りて読み始めた。ビールを飲んだせいか知らぬ間に寝てしまい、1日目のプリー滞在が終わった。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image