次の日の早朝にブッタガヤを出発してガヤ駅に向かった。相変わらず朝から暑いが、ピックアップトラックの荷台に乗っていたせいか生温い風が当たって心地良かった。広大な草原地帯を抜けて、ガヤ駅に着いた。早速、チケット売り場へ向かい、カルカッタ行のチケットを購入したのだが自由席しかなかった。経費削減で一番安いチケットを買えたのだが、一番ツライ自由席に愕然したのも正直あった。電車は2時間ほど待っていたらきた。中に入って見ると日本の朝の電車ラッシュと同じほど混雑していた。とにかく場所を確保しなくてはいけないので、彼とトイレ近くにある通路付近を確保してバックパックを椅子にして座りこんだ。もちろんエアコンなどあるわけがなく外気と人の暑さで倒れそうだった。そろそろ出発かなと思っていた所で警官が数名乗込んできた。チケットの確認で回っているらしく、自分達もチケットの提示を求められたが難なくパスした。片っ端からチケットの提示を求められているので、無銭乗車しているインド人が降ろされ始めた。結果は、ほとんどのインド人が不正に乗っていて、車内はガラッと空いてしまったのである。空いた席を自分達が押さえて、座る事が出来た。インドの警察もやるもんだな。と感心した所で出発した。大変な思いをして乗り込んだのだが、無銭乗車のインド人が追い出されたので、結構快適な移動となった。外に見えるのは広大な自然とレール上には所々に捨てられたゴミが見える。スピードが増すにつれて、外気が入りこんできて暑い空気だが、無風よりは快適なので暫く彼と話ながら電車の旅を楽しんだ。
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