プノンペンでは、ゆっくりと観光をした中で、王宮へと足を運んでみた。その途中は裏道を通るのが近道であったが、その裏道に軍人数名と出くわしてしまった。嫌な汗が出てくる。顔を合わせないように通り過ぎるが、人通りがないので、呼び止められてしまった。軍人の1人が日本人か?と聞いてきて「ありがとう。」「おはよう。」と簡単な日本語を話してきただけだった。悪徳軍人だと金を支払わないといけないので助かった。王宮に着いたが外壁がボロボロで塗装もはげている。ここに国の王様が住んでいるとは思えなかったが、カンボジアの状況からすると仕方ないのかなと感じた。王宮の前は広大な公園になっているが人影が少なく閑散としている。その足で、外人向けスーパーに行ってみる事にした。バイクが物凄い勢いで引き返して行く所に差し掛かった。そこには悪徳警官が4人いて、適当なバイクを停めてカツアゲをしている。その横を知らないフリして通り過ぎたが、やはり声を掛けてきた。ここは無視して逃げた。情報ノートに手書きの地図で書いてあったのを思い出したが、きちんと頭に入れておけばよかった。
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