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2014年09月12日

中国の旅19

Chengdu_Hotels.jpg
お昼近くに成都に着いた。こんなに大きい街だとは思わなかった。意外と大都市だった。ここでの宿は決めていた。名前が交通飯店(トラフィックホテル)と言い、中国の泊まった中では1番綺麗な安宿であった。300円ほどで朝食付。しかも、最高3人しか一室に入れなくて、上海の時の10人一部屋とは訳が違う。ベッドの上には専用のライトもあり、個別空調付、トイレもシャワーも綺麗。安宿で綺麗な所を見つけると嬉しくなる。
駅からは遠くて、バスもどれに乗っていいか分からずに、タクシーを考えたが気合いを入れて歩いて宿まで歩いた。着いた時にはヘトヘトになっていた。チェックインを済ませると部屋へ案内された。1人の日本人が窓際で勉強している姿があった。こんにちわ!と声を掛けると、それなりの返答はあったが勉強中だから邪魔しないで欲しいと言う感じだった。彼は窓側のベッドを使っているらしく、俺は入り口寄りを選んだ。真ん中が一つ空く形となった。綺麗な宿で、移動中はシャワーを浴びれなかったのもあり、部屋に洗濯ヒモをピン!と張って、洗濯物と洗剤、バスタオル、シャンプーを持ってシャワー室へ。シャワーを浴びながら、洗濯物を洗う。外は若干肌寒いくらいだったので温かいシャワーが気持ちいい。トイレとシャワー室が別なのも嬉しかった^ ^洗濯物をしていると、いつも脱水機だけは欲しくなる。いつもより長くシャワーを浴びて体を綺麗にして部屋に戻り、洗濯物を乾かした。あれ?バックパックが真ん中のベッドに置いてある。誰かチェックインしたんだな。と思っていると、トイレに行っていたようで戻ってきた。自分と同じ年くらいの男性で、今で言う草食系男子。なんか、やっと辿り着いてホッとしている感じな気がした。挨拶を交わして、2人でベッドに座りながら話し始めた。最初にいた彼は、まだ勉強中。真ん中の彼と話していたら、昨日の夜中に成都に着いて、駅前にいたホテルのキャッチに着いて行ったら、部屋に入って寝ていると中国語でまくしたてるように怒鳴り声とドアを叩かれて恐怖で開けれなかったと言う。それが一時間おきにくるらしく、怖くて外に出れなかったそうだ。ここにチェックインして日本人が部屋にいたから安心したらしい。ここにいてもヒマだから、その辺を歩きに行きませんか?と誘い部屋を出ようとした時に、窓際の彼が、俺も誘ってよー。と言い出した。
勉強中みたいだったから誘わなかっただけだよ。と言うと、チベット仏教の勉強をしていて、大学にリポートを書いているとの事だった。なんだ、学生なのかよ!と思い、彼は一週間ほど、この宿にいるらしい。彼が夜ご飯もついでに食べに行きましょうと言うので、3人で出掛ける事にした。


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15年前のアジア放浪記をまとめております。 世界は広いです。一歩踏み出せば、そこは日本では通じない モラルが待っています。
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