2023年上半期(1月から6月まで)「no-title」メモ。
投稿した作品をこちらでまとめさせていただきました。
リアルタイム投稿作品は追々削除させていただきます。
※こちらの記事は06月25日に投稿した詩の記事を再利用しているため、記事投稿日時がそのままになっております
35篇+3篇(計38篇)
「no-title」2023年01月03日投稿。
誰だって旅に出る
行きたい場所
会いたい人
何処でもない何処か
理由はいつもばらばらで
それでも偶然交わったりして
そんな何かが欲しくって
僕は今日も
旅物語を夢想する
「no-title」2023年01月10日投稿。
もう一度動き出そう
行きつく宛てが分からなくても
もう一度動き出そう
行きつく先に何があるか分からなくても
「no-title」2023年01月23日投稿。
僕が君の名前を口ずさむ理由を
君が一生知ることがなくても
それでも僕は
この感情という幸せを噛みしめて生きたいんだ
「no-title」2023年01月23日投稿。
世界が始まる
貴女の世界が始まって
ほら、
また貴女の世界から笑顔が広がるよ
「no-title」2023年01月31日投稿。
川沿いを歩く
知らない人
ひとりぼっち
楽器の練習
それはきっと
さよならのメロディ
もう会えなくても
心の中に暖かいものが残ってる
「no-title」2023年02月10日投稿。
君に想いを綴るにも
君の想いを全て聞こうとするにも
時間が足りなくて
伝えきれないし、受け入れきれない
それでも僕は
僕を解ってほしいと言葉を尽くして
どうしても思いが知りたくて
君の声を聞きたいと思ってしまうんだ
「no-title」2023年02月14日投稿。
僕は僕の残したものを大切にできなくて
それでも知らない誰かが
もしかしたら
僕の残したものを大切にしてくれるのかも
そんなことを考えながら
僕は今日も
空想を嘯いてい生きるんだ
「no-title」2023年02月15日投稿。
さよならが僕に残った優しさだ
大丈夫と噓吐いて
君の心に背を向けた
「no-title」2023年02月19日投稿。
枷を嵌める
自分自身を裏切ってしまわぬように
枷を嵌める
自分自身を愛しているふりをするために
枷を嵌める
雁字搦め
僕はきっと
そうでもしないと伝えたいことを伝えられない
「no-title」2023年02月24日投稿。
いつだって
誰かに会いに行くときは
愛を持っていきたいのに
どうして僕は
何も持っていないまま
悲しみを持って帰ってしまうのだろう
「no-title」2023年02月24日投稿。
いつか誰かがくれた歌が
もう取り戻せないほど遠くなってから
やっと
その歌の名前が愛だと気付くんだ
「no-title」2023年02月26日投稿。
光の当たる場所
みんなのいる場所
其処に居場所がない
居場所がないなら消えてもいいはずなのに
居場所がなくても
声を掛けてくれる人がいる
そんな些細な優しさに
生きてもいいと勘違いをして今日も生きている
「no-title」2023年02月26日投稿。
太陽の光に焼かれて死んでしまえればよかったのに
それでも
その光に焦がれて追い掛けて
今日も安易に眩しさに目を細めながら息をする
「no-title」2023年02月27日投稿。
偽善の皮が剝がれていく
偽善の面だけ知ってた誰も彼もが消えていく
侮蔑の瞳が刺さっていく
刺さったものが抜けないまま
それがまた刺さらないように
もう一度偽善の皮を被って猫になる
そしたら誰も彼も騙されて
偽善者の自分が
生きてていいかのような勘違いができるんだ
「no-title」2023年02月28日投稿。
一つ綻んで
後出しじゃんけんではもう遅い
先に嘆きを曝け出さなければ
もう
後出しはズルでしかない
皆そう思ってる
言わずにおいた言葉は
膿となって
一生心に溜まって
嗚呼
どうせ一生後出しのままだ
「no-title」2023年03月02日投稿。
どんなに忘れたいと思っても
どんなに消してしまいたいと思っても
また
君の声に溺れていく
「no-title」2023年03月02日投稿。
君が壊れてでも
君の声を閉じ込めて
僕のためだけに囀ってほしかったんだ
「no-title」2023年03月03日投稿。
僕等光になんかなれやしないよ
闇を抱えていてもいいじゃん
それでも進んでいくんだ
光を求める側だから見える景色だってあるさ
嗚呼、
いつだって僕等は光の後を追って
自らの闇から目を逸らして進んでいくんだ
「no-title」2023年03月05日投稿。
瀝青のような感情が
どろどろと口から零れ落ちて
互いの心がどす黒く汚れてしまったから
僕はまた
嘘で塗り固めた綺麗事で
どろどろとした感情をなかったふりして言葉を吐く
そんなことしたところで
汚れた感情は汚れたままなのに、ねぇ、
「no-title」2023年03月06日投稿。
人は死を選べない
そこから飛んだ誰かだって
選ばなくて済んだならきっとそれを選んでない
それでもその衝動を
自ら選んだと
他人は呆れた風に知ったかぶりをするもんだ
「no-title」2023年03月09日投稿。
君が誰かを憂いて言葉を重ねても
僕が君を憂いて言葉を重ねても
どちらも届いていないなら
きっと意味のないことだよ
それでも君のことを想ってしまう愚かな僕を嗤ってくれ
「no-title」2023年03月10日投稿。
君に会いに行こう
一瞬でいい君が笑ってくれるなら
君に会いに行こう
君が流した涙を拭えるなら
君に会いに行こう
どうしようもなく自分が嫌になっても
君が会いたいと思ってくれた
どうしようもなく君を愛おしく思う僕を連れて
君に、会いに行こう
「no-title」2023年03月23日投稿。
僕は君になれないから
きっとこれから先
君を何度も傷付けるだろう
それでも僕は
君の笑顔が見たいと動き続けるだろうし
それでも僕が
君の笑顔のために動いたことに変わりもなくて
こんな僕じゃ頼りないかもしれないけど
君は
愛されたことを
ずっと覚えていてほしい
「no-title」2023年03月30日投稿。
過去に縋ること
もう触れられない君を想うこと
触れられない
交わらない
もう届かない
手を伸ばす資格もない
思い返せばお互い様の時間を
傷付け合ったと決めつけて
いつもさよならを選んでしまう
それなのに
過去に縋る
さよならを選んだ僕が
それでも手を伸ばそうとしてしまう
それほど
過去の思い出は温かだ
「no-title」2023年03月30日投稿。
※当時のつぶやきを詩にしたものです
※詩として書き直したのは06月25日
いつかの写真
さよならをしてしまったたくさんの人
悲しくなるね
ごめんなさいね
それでも思い出は温かくて
もう、
ごめんなさいもありがとうも
言えないけれど
思い出を大事にすることくらいは
許してもらえたら、な
「no-title」2023年03月31日投稿。
いつも片道切符
あなたに続くと思っていた道は途切れて
振り返ってもあの日に戻れない
それでも進む
帰れない場所を想いながら
何処か
いつか見つかる終着駅を目指して
「no-title」2023年04月08日投稿。
音がする
顔を上げる
言葉の海に流されて
憎悪の闇に落とされても
それでも
誰かが楽しいと笑う日々を
貶すだけで終わりたくない
闇の中でも
音はずっと
僕の傍にあるよ
「no-title」2023年05月19日投稿。
石っころ
昔集めた宝物
石っころ
川原で必死に集めてた
水に濡れて
陽に掲げるときらきらきら
輝いて
石っころ
僕の集めた石っころ
ころん
忘れた頃に目に付いて
あぁ
石っころ
それそのものだけじゃなくて
必死に集めたあの日そのものが
僕の探していた宝物
「no-title」2023年05月19日投稿。
忘れてしまえない
好きだった名前
ずっと昔のことだって
忘れたふりして今を生きるの
それでもやっぱり
嗚呼、
誰かが君を覚えていて
君の名前を呼ぶ
好きだった名前
ずっと昔のことだって
そんなことない
今でもずっと
大好きな名前
「no-title」2023年05月20日投稿。
記憶を綴じる
失くしてしまった全て
届かなくなった全て
それでも
記憶はずっと暖かくて
だから僕は
記憶を綴じる
捲った過去に笑う君が
遠く離れた場所で
未来で笑っていればいい
「no-title」2023年06月13日投稿。
誰かが作った箱庭に
誰かの想いを形に変えて
僕はそっと
その世界に僕の証を落としたい
例えそれが
誰かの目に触れることがなくても
僕はそっと
その世界を愛していたいんだ
「no-title」2023年06月19日投稿。
澄んだ言葉だけを選んで
澱んだ想いは知らないふりをして
世界はこんなに綺麗だって
箱庭を眺めて生きている
それが
きっと幸せということなんだろうね
「no-title」2023年06月25日投稿。
君と僕
曖昧な境界線
視界がぼやけて
手を伸ばしても届かない
もう
君はもう
此方にはいないんだ
「no-title」2023年06月27日投稿。
世界をぼかして
見えていないことにすれば
傷付くことを見ても
嗤っていられるね
「no-title」2023年06月29日投稿。
手を伸ばす
君は手を擦り抜ける
手を伸ばす
君はふわりと僕を躱す
手を伸ばす
伸ばして伸ばしてそれでも届かない場所で
君はずっと笑っている
※以下、未掲載上半期作品
「no-title」
偽善の声で歌歌って
届かないやと泣き喚いて
どうしようもないと言い聞かせて
本当の君はどこなんだい
「no-title」
生きててほしい
ただそれだけの想いでも
そう思える人に出会えたことが
きっと
幸せということなんだろうね
「no-title」
昔の記憶の誰か達
その人達がどうしているかなんて
もう知る由はないけれど
それでも過去を羨むだけの生き方は
もう
さよならして前を向いてたいね
僕が前を向くことが気に食わない誰か達
それほど僕に囚われてないで
もう
なかったことにしてしまえばいいんだよ
2023年06月25日
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