飛ばねぇ豚は、ただの豚。

丈夫で無邪気なのが取柄の愛犬ビーコ（11歳）。
たんぱく喪失性腸炎を患い、対症療法で状況は一進一退。抱っこをせがまれても、
「お咳が出るからヤメようね〜」と言って、
自分も、抱っこしたい気持ちを抑えた。



G.W.直前に、いつものフードが残り少なくなった。
7，8歳頃からシニア用に切り替えていたが、
「肥満」の可能性も捨てきれなかった為、
それまでのフードよりもっと脂肪分の少ないフードに切り替えた。

1日目（夜）---新・旧半々で与えた。ペロリと完食。
　　　　　　　深夜に嘔吐。
2日目（朝）（夜）---新・旧を1対2ぐらいの割で与えた。
　　　　　　　相変わらず食欲旺盛。
　　　　　　この日も深夜に嘔吐。

便は緩め、嘔吐は引っかかったが、前犬に比べてビーコは小さい頃からよくもどす子だ。
慣れれば治るだろうと思っていた。

旧フードが無くなり、完全にフードを切りかえると
物凄い下痢になった。

これまでも、フードを変えると便が緩くなることはよくあることだったが、
日に日に酷くなった。便と言うより「泥水」だった。
平日は仕事で、どうぶつ病院へは連れて行けない。
ビーコは幸い食欲もあり、元気もあったのが救いだった。





やっと休みの日になり、朝一番にかかりつけの病院に夫婦で連れて行った。

診察時、
・下痢が酷い事
・フードを変えた事
・空腹時でもお腹が張っている事
・縦に抱くと咳き込む事
を伝えた。

検温、体重測定、聴診器を当て診察、の後

藪獣医師は、
「その餌はこの子に合ってないので、すぐに元の餌に戻して。
　胃腸を休ませたいので、今日はご飯、ヌキね。
　明日以降は二分の一か三分の一でいいですよ。水でふやかしてね。
　整腸剤を出しますから、薬が無くなる頃、まみせてください。
　え？お腹？（腹部をムニュムニュ揉んで）別に張ってないですよ？」と。

とりあえず、仰る通りにしました。
が、
私の目には腹部の様子は明らかに異常に思えた。
きっと獣医でなくても、犬好きの方なら
うちの子の姿を見たら「あら？」と感じるに違いない。
が、この藪獣医師には「問題なし」に見えたらしい。

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