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2017年07月16日
第2回超ガチCS 予選第2回戦 ハルキのパパ VS Thunders36 超有名プレーヤーが持ち込んだデッキは、この会場ではおなじみとなったあのデッキ……?
今でこそ全国で毎週CSが行われているが、昔は数ヶ月に一回の一大イベントだったという。
筆者はその時代を経験していないが、 その時代に魅了された人間がここまで勢いのある時代を作ってきたのは間違いない。
そんなCS文化をここまで根付かせて競技デュエル・マスターズが行えるのは、ひとえにこのゲームを愛した先人たちの努力があったからだろう。
今回フィーチャーテーブルにお呼びしたのは、静岡CSを始め数々のCS運営をこなし、ここまでCS文化を育てた男の一人、Thunders36だ。
普段運営ポジションとしての活躍が多い彼だが、プレイヤーとしても全国レベルの実力を持っている。
それにしても、遠路はるばる静岡から千葉県の柏までプレイしに来るあたり、本当にデュエル・マスターズが大好きなのであろう。
対面するはハルキのパパ。ここ関東で子供と共にプレイするプレイヤーだ。
だがハルキくんは本日部活で会場にはいないとのこと。それでもこの超ガチCSに足を運ぶとは、彼もまたデュエル・マスターズが大好きな男の一人だろう。
お互いの超次元を確認し、挨拶もそこそこに準備を終えると、真剣な空気に包まれ試合が始まった。
[GAME1]
先行はハルキのパパ。着々とマナを貯め、《フェアリーの火の子祭》でマナを加速。
並べられたドラグハートの数々と、マナゾーンに見えるドラゴンたちは、彼のデッキが【モルトNEXT】であることを示している。
対するThunders36のファーストアクションは《サイバー・チューン》。墓地に捨てられたカードは《黒神龍ブライゼナーガ》と《ドレミ団の光魂Go!》の2枚。
マナゾーンには《フォース・アゲイン》や《インフェルノ・サイン》などと非常に不穏な空気を醸し出している。
彼のデッキは何度もこの机で猛威を奮った【ジャスティスループ】。今回はどんな回りを見せるのだろうか。
その空気を感じながらも更にマナを伸ばすハルキのパパ。
次のターンにはマナが7に到達し、一気に畳み掛ける準備を完了させた。
それを確認するとThunders36は《クリスタル・メモリー》を唱える。じっくりと全ての領域を確認し、1枚を加えてエンド。
S・トリガーをふんだんに詰め込んだ彼のデッキ。果たしてシールドは強いのか……?
そんなことは気にしてられないハルキのパパは、ここで《超戦龍覇 モルトNEXT》を召喚!!
長引かせてもいいことは何もないと判断した彼が選んだのは《闘将銀河城 ハートバーン》!!!
勢い良くシールドに殴り込みに行く!まずはWブレイク!!
ここでヒットしたS・トリガーは……
大当たりというべきか、最悪というべきか、ともかく一気にゲームが動いてしまうカードだ。
Thunders36は落ち着いて《クリスタル・メモリー》で迷わずカードを手札に加える。。
そしてそのまま《ウェディング・ゲート》。呼び出すのはもちろん《聖霊左神ジャスティス》を2体。
1枚目の《ジャスティス》は《超次元ガロウズ・ホール》を唱え、自身を戻しながら《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》を出し《モルトNEXT》を破壊。
2枚目の《ジャスティス》は《龍素知新》から更に《ウェディング・ゲート》を唱え、再び展開させる。
更に3枚目の効果を解決しようとするがここでThunders36の手が止まる。
墓地を見てみると、そこには4枚目の《ジャスティス》があり、彼の動きからするに、このターン中には触れないのが伺える。
やがて考えを固めたようで《知新》を噛ませながら《連弾スパイラル》を唱え、《ジャスティス》を再び全て手札に返し、4枚目の効果に移る。
ここでThunders36が唱えるのは《エマージェンシー・タイフーン》。
彼の山札枚数は残り少なく、ライブラリアウトになってしまいそうだったがその心配は無用。
「0枚引きます。」と力強く宣言し、手札から《呪術と脈動の刃》を墓地に送り込む。
ここで連鎖は止まるが、このターンはハルキのパパのもの。
そして、肝心の《モルトNEXT》がいなくなってしまったため攻撃はもう終了。
安全にターンを得たThunders36は《龍素知新》から《ウェディング・ゲート》を唱え、もう一度コンボを開始する!
《ウェディング》から《ジャスティス》で《知新》を、先程捨てた《脈動》で墓地から更に《ジャスティス》を。
複数回呪文を唱える手順を行うと、盤面には正義なを冠する神が4柱並び、無限ループへ移行する。
やがて《超次元ガロウズ・ホール》から《ヴォルグ・サンダー》が無限に現れると、Thunders36の勝利が確定した。
Winner:Thunders36
対戦が終わり、二人は感想戦に入る。
ハルキのパパ「いやぁ……あそこで行くしかなかったですよね。」
Thunders36「そうですね……僕も迷わず行ってたと思います」
ハルキのパパ「ですよね、それでも勝ちたかったなぁ笑」
等々……。
そこで話す姿はとても穏やかで、先程までの空気は嘘みたいに消えていた。
真剣勝負の後に交流が深まる。それを繰り返して、僕たちはデュエル・マスターズを続けていく。
そんな空間が今日もこの場所で作られているのは、このゲームが大好きな人達が努力しているからだ。
文:あーくん
画像は公式からお借りしました。
http://dm.takaratomy.co.jp/card/
第2回超ガチCS 予選第1回戦 かずー vs こまりん 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を扱う者同士の対決、勝つのは果たして....?!
第2回DM超ガチCSは、前回大会より30人近く参加人数を増やし、更なる盛り上がりを見せていた。
ならばカバレージもそれに答えねばなるまい!
今回も予選スイスドロー6回戦、決勝トーナメント5回戦にサブトーナメントの決勝を加えた計12戦の熱い戦いをみなさんにお伝えすべく、"あーくん"と”りゅーてぃ”が筆を執る次第だ。
さて、予選第1回戦はかずー vs こまりん!
前回準優勝のかずーは、禁断フィールドを場に並べている。
今回かずーが持ち込んだのは【赤黒デッドゾーン】の基盤に《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》+《テック団の波壊Go!》のパッケージを搭載した【赤黒青デッドゾーン】デッキだ!
一方の茨城の強豪プレイヤー、こまりんも、禁断フィールドを場に並べている。
「【モルトNEXT】が一番好きなんです!単推しです!」
こまりんのデッキは前回と同じく、【モルトNEXT】。《スクランブル・チェンジ》こそ殿堂してしまったものの、依然としてパワフルなデッキであることには変わりない。
禁断フィールドを扱う者同士、最初のフィーチャーテーブルを飾るに相応しい、魅力的なマッチアップになった。
勝つのは果たして....
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先攻はかずー。
《リロード・チャージャー》《超次元ガロウズ・ホール》《爆霊魔 タイガニトロ》をマナチャージし、
初動は《ボーンおどり・チャージャー》!
【デッドゾーン】デッキの理想的なスタートを決めた。惜しむらくは、《S級不死デッドゾーン 》や《終断Δ ドルハカバ》が墓地に落ちなかった事と、《爆霊魔 タイガニトロ》のマナ武装が次のターンにはまだ発動しない事だろうか。
一方のこまりんは、《無双竜鬼ミツルギブースト》《爆殺!! 覇悪怒楽苦》《伝説のレジェンド ドギラゴン》 をマナチャージし、初動は《フェアリーの火の子祭》!
後手ながらも、こまりんも非常に良いスタート。
《フェアリーの火の子祭》は撃ち続けられるため、高マナ圏の強力なドラゴンを手札に抱え込むことができる。
かずーは続くターン、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》をマナに置いて何もせずにターンを返した。
この時点でかずーの手札は3枚。
他にプレイしたいカードがあるのか、それとも多色の詰まりだろうか....?
これを好機と見てか、こまりんは5マナで《フェアリー・ギフト》+《超戦龍覇モルトNEXT》のコンボを決め、場に《爆熱天守 バトライ閣》を設置した。
《フェアリー・ギフト》。
全盛期の【赤緑ギフト】【マーシャル・クロウラー】【赤黒緑ドギラゴン剣】を支えた、タイム・アドバンテージを体現するかのような1枚。筆者にとっても思い出深い、スペシャルなカードだ!
先日の制限改定後、《スクランブル・チェンジ》を失った【モルトNEXT】に、その穴を埋めるかのようにまた採用され始めている。
かずーは1ターン遅れながらも、《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》を設置。
こまりんは《リュウセイ・ジ・アース》でマナを伸ばし、殴らずにターンを終える。
少しずつ盤面をマナを広げつつあるこまりんに対して、かずーは7マナで《禁断V キザム》を出し、禁断フィールドのスレイヤー付与効果で《超戦龍覇 モルトNEXT》を道連れにした。
1:1交換と悪くないように見えるが、その実後手の対応になっており非常に苦しい。《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》こそ構えているものの、《爆熱天守 バトライ閣》が動き出す、その時は....
こまりんにターンが渡る。
8マナ、《永遠のリュウセイ・カイザー》。
禁断フィールドの封印は残り1枚。
《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が動き出す一歩手前、この時を待っていた。
《爆熱天守 バトライ閣》で倒しきれなくとも、二の矢として《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が控えている。
《永遠のリュウセイ・カイザー》でプレイヤーへアタック、《爆熱天守 バトライ閣》で呼び出されるのは....
《超戦龍覇 モルトNEXT》!!
効果で《闘将銀河城 ハートバーン》が設置され、ターン中2回目のドラゴンの出現によって、《爆熱DX バトライ武神》が目覚めた。
かずーがここから逆転の目を残すには、この2ブレイクで《テック団の波壊Go!》をトリガーさせ、《爆熱天守 バトライ閣》《闘将銀河城 ハートバーン》をバウンスモードによって同時除去し、まずは生きてターンを迎える。
その細い線を通すために、《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》のDスイッチによって手札に抱えていた《テック団の波壊Go!》を放ち、《爆熱DX バトライ武神》を《爆熱天守 バトライ閣》に戻した。
《永遠のリュウセイ・カイザー》によるブレイクを解決する....が、トリガーなし。
こまりんは攻め手を緩めない。《超戦龍覇 モルトNEXT》でプレイヤーへアタック。
《爆熱天守 バトライ閣》効果でデッキトップから出てきたのは.....
2人のプレイヤーは、その予想外の結果に対し、ぎこちない笑顔を浮かべていた。
WIN:こまりん
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〜対戦を振り返って〜
こまりん「疾風さん!いつもお世話になってます!」
こまりんはいつもの調整相手にこの場を借りて感謝の意を述べた。
かずー「【モルトNEXT】は正直厳しい対面で、ただ今回は《魔天降臨》が手札にあったので、最速で《Dの博才サイバーダイス・ベガス 》を貼れていればまだチャンスはあったんですけどね...多色が詰まってしまいました」
前回大会も負けスタートだったので、またサブマリン(※1)を狙いますよ、とかずーは前向きに語ってくれた。
※1 サブマリン:予選スイスドローの初戦を落としてから、その後全勝し予選突破すること。
文:りゅーてぃ
画像は公式からお借りしました。
http://dm.takaratomy.co.jp/card/