このサイトを作ってみようかなと感じたきっかけに、ラジオのMCが就職した企業で上手くやれていない人の相談に対しての発言に対する反発があります。
「今つらい経験をしたなら、次以降同じような経験をしてもあの時よりはマシ!と頑張ることができる」といった内容だったのですが、正直言って私はこの手の励ましは嫌いです。
私はつらい経験をして心に傷を負うということは、体に傷を負うことと同じだと思っています。
体に負った傷はある程度のものであれば病院に行かなくても、薬を塗らなくても癒えます。
同じように心に負った傷もある程度のものであれば確かに癒えて、同じ程度の辛さであれば「あの時よりはマシ」が通用するでしょう。
その点についてはラジオのMCが言った発言は正しいと思います。
しかし、それより深い傷を負った場合はどうでしょう?
火事で大火傷を負った人は「あの時よりはマシ」とたき火ぐらいなら手を突っ込めるようになりますか?
トラックに轢かれて瀕死の重傷を負った人は乗用車に轢かれても平気になるのでしょうか?
心の傷は目に見えるものではありませんし、受ける人によって傷の重さが大きく変わるものです。
「自分も同じような経験したことあるし」と軽い気持ちで仕事や人生が上手くいっていない人にこのような発言をするのだと思いますが、その人がどう受け止めるかによって傷の深さは変わる以上、私は安易に「あの時よりはマシと思えるようになるから大丈夫」といった発言は無責任極まりないと考えています。
例えるなら、「俺も骨折したことあるけど治ったら折れにくくなるから大丈夫だよ〜」と腕の骨をきれいに骨折した経験がある人が、間接骨折で関節部が曲がらなくなってしまった人や頚椎損傷で下半身不随になってしまった人を励ましたところで何の励ましになるのでしょうか?
就職先の会社での人間関係、仕事内容、成果に対して本気で悩んでいる人に、そのような軽くしか相手の心の傷をみることができない人の発言は心の傷をより悪化させているだけなのではないのか?
ということを考え、再就職支援に心の傷をいやす為の情報も含めたサイトを作成しようと考えました。
・就職先で人間関係の構築に失敗した
・仕事がうまくいかず怒られてばかり…
といったことで心に傷を負って、
・不眠症で夜眠れなくなってしまった
・職場に向かおうとすると腹痛で辛くなってしまう
・嫌な同僚と顔を合わせると思うだけで動機が激しくなる
となってしまってはもう自分の心の持ちようだけではどうしようもないのだと思います。
その場合、病院検索サイトなどで病院に行くことをお勧めします。
しかし、病気だと思って病院に行こうとすると余計症状が悪化する人(私もその一人です)もいると思います。
その場合、市販の薬やサプリメントに頼ってみるのもありだと思います。
漢方薬であれば「抑肝散」など、心に関しての作用もあるサプリ等であれば病院よりも敷居は低いですし、それよりも敷居が低いものであれば「カモミールティー」など心を落ち着ける作用のあるお茶であれば、「お洒落だから飲んでいる」と言えば周りも不思議に思わないでしょう。
こういうものは薬の作用もありますが、プラシーボ効果(漢字で書くと偽薬効果、薬を飲んだと思うことで薬でないものを飲んでも効果が出てくること、ことわざで近いのは「病は気から」)で心を軽くすることができると思います。
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