4・13・17・39・666の数字は、世界各国で「縁起の悪い数字」「不吉な数字」となっている。
東アジアでは「4」、西欧の文化圏では「13」、イタリアでは「17」、アフガニスタンでは「39」、世界の広い範囲では「666」など、さまざまな数字が嫌われているようだが、特定の数字を嫌う理由は文化によって異なっている。
「4」を嫌うのは中国・韓国・日本・シンガポール・マレーシアなどの国々、中国語・韓国語・日本語において、「4」を意味するのは「si」という発音で、この「si」は「死」の発音とほぼ同じであるため、中国や韓国、日本、シンガポールやマレーシアでも「4」という数字は、印象が悪く、特に病院では「4」の付く部屋番号が飛ばされる場合が多い。
また、広東語では「14」が「実死(確かに死ぬ)」に、「24」が「易死(簡単に死ぬ)」に通じるため避けられているそうだ。
日本でも「42」が「死に」、「49」が「死苦」を連想させる。
病院行きのバスに付けられたナンバープレートが「42」で始まっていることが物議を醸した事例があるほか、プロ野球選手の背番号でも「49」は外国人選手が付けることがほとんどとなっている。
中国では「4」が付く番地の地価が低い傾向もあり、オリンピック会場の誘致においても、「4」が敬遠されたとささやかれているようだ。
「13」という数字は一般的に西欧諸国で嫌われており、「13日の金曜日」をはじめとする映画でも不吉の象徴として扱われいるが、13という数字が嫌われる理由としてはさまざまな仮説があり、その中でも有名なのが「イエス・キリストが処刑される前夜の最後の晩餐において、イエスを裏切ったユダが13番目に席に着いた」という話がある。
「13」は特にアメリカで不吉とされており、「13」を不吉な数字であると信じているアメリカ人は1700万人〜2100万人に達するという調査結果もあるそうだ。
また、イタリアでは「17」という数字が非常に古くから嫌われていて、「17」が付く部屋番号や階数が避けられることがあるほか、イタリアの航空会社であるアリタリア航空には「17列」の客席が存在しないとのことだ。
旧約聖書に記された大洪水も、ある月の17日に起きたといわれ、さらに、墓石に刻まれる「VIXI(ラテン語で『私は生きることを終えた』、つまり『私は死んだ』を意味する)」という文字を入れ替えると、ローマ数字の「XVII(17)」になるなど、さまざまな理由からイタリアでは「17」が嫌われているらしい。
アフガニスタンでは「39」という数字が嫌われているが、「39」が嫌われるようになった明確な理由は不明だが、「39」はポン引きや売春婦を連想させる数字と見なされているという。
そして、世界中で最も嫌われている数字が「666」これは新約聖書のヨハネの黙示録に記述されている「獣の数字」とされるものであり、「悪魔の数字」ともいわれている。
長年にわたって「666」は悪魔や反キリスト教徒など、さまざまなものと関連付けられてきた。
グローバルな時代の今「縁起の悪い数字」の意味を、知っておいた方がいい。
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