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2015年08月17日

これからケロイド治療を始めようと思っている方







夏、露出の多い時期はやはり特にケロイドや傷跡は気になりますよね。









治療前は私も毎年どうケロイドを隠そうか、暑くても腕は出せなかったし、水着でも上から1枚羽織ったりしていました。








毎年夏前になると『このケロイドをどうにかしたい』と思っていましたが、夏が終わって露出も少なくなってくるとその思いも治まって来るんですよね。




でもまた翌年の夏を前にして悩む…









もしケロイドに悩んでいて、治療を躊躇っていたなら





夏の終わりから治療を始めるといいと思います。







場所やケロイドの大きさにもよりますが、いちばん露出の多い時期に向けて1年治療を続けたらかなりの成果はあるはずです。









私自身ケナコルトに通い、数回目でかなりケロイドが柔らかく小さくなりました。







切除手術は日帰りで、手術時間は私の場合腕で大体1時間かからないくらいだったかな?




保険適用で一か所2〜5万円程度だったと思います。




右耳一か所、左耳二か所、右耳軟骨部分一か所、腕。




の4回切除手術をした記憶があります…(昔の事なので曖昧ですみません)







何がいちばん痛いって、手術後に化膿止めの注射をするんですけど




お尻の筋肉にズブッと!





それが痛い痛い(笑)





手術の記憶よりもその注射の記憶の方が鮮明です(笑)




なんせやっと手術が終わったと思っているところに追い打ちをかけるかのようにやってきますからね…





手術後はやはり痛みますが、痛み止めでなんとか乗り切れます。







抜糸も大して痛くは無かったですし、手術後はテープを貼りっぱなしなんですが、何よりテープ越しにでも前までポコンと盛り上がっていたケロイドが平らになっている事が嬉しかったですね。








いちばん悩んでいた耳たぶの裏も表も膨れ上がったケロイドが綺麗に治ったのが本当に嬉しかったです。






腕と耳の軟骨部分はやはり再発しやすい場所でもあるので私も再発してしまいましたが、手術前の方が明らかにひどかったので手術をして良かったと思っています。











今は、手術後に放射線を当てる事で再発のリスクが減るそうで、今私が通っている形成外科の先生には次回切除手術をした際には放射線治療も進められました。








ケロイド治療における切除手術と放射線治療について。

 ケロイドの治療には手術を行わない、いわゆる保存的治療がまず行われることがほとんどです。保存的治療にはリザベン等の経口抗アレルギー薬投与、局所ステロイド注射、テープ貼付、圧迫療法、シリコンゲル貼付、紫外線照射などがあり、単独あるいは併用して実施されます。これらの治療法は即効性はありません。従って、症状の改善しない患者さんは治療を諦めてしまうのです。

 一方、ケロイド摘出術と術後放射線照射は数日間という短期間に治療が終了し、その時点でケロイドと付随する症状は無くなっているという他の治療法にはみられない長所があります。しかし、小さいながら手術という体には負担のかかる治療が必要で、放射線による影響も無視できないという短所も持ち合わせています。
ケロイドの病巣の分布によっては手術を数回に分けて行わなければならないこともありますし、手術そのものが出来ない場合もあります。小さな病巣が無数に広がっていたり、病巣が大きすぎる場合がそれに相当します。もっとも、皮膚移植のテクニックを駆使することにより、手術できる範囲は拡大してきています。

 手術なしで、放射線単独でケロイドを治療することもあります。ただし、併用療法と比較して美容上の“仕上がり”が劣り、再発率も高いことから第一にお勧めする方法ではありません。また、手術なしで放射線単独の治療ですと照射量(総線量)も多く、発癌率も高くなり、十分そのリスクを認識した上で受ける事になります。
実際には他の治療法が無効で、耐え難い痛み痒みがある、中年以降の方が適応となる場合が多いようです。





放射線によって癌が発生するのか
 
(皮膚に放射線照射を行った場合の大雑把な誘発がんのリスクの推定)


 結論から述べますと、適切に行われた放射線照射では癌が誘発される心配はほとんどありません。
しかし、皮膚の直ぐ下に放射線発癌が比較的おこりやすい甲状腺や乳腺が位置する場合は慎重に治療計画をたてる必要があります。
 
悪性腫瘍の場合はある程度許される「放射線発癌」は、良性疾患では放射線による晩発性の有害事象のなかで最も注意しなければならないことの一つです。一般には「放射線を浴びると(高頻度に)癌になる」と思われていますが、放射線治療医の認識では「電離放射線の被曝は悪性腫瘍が発生するリスクを増加させるが、低頻度である」となります。
放射線治療医は次のような説明をして、患者さん自身にケロイドの放射線治療を受けるかどうか決めてもらいます。

この病院ではケロイドの術後照射で数百の症例を経験していますが今まで発癌患者は認めていないそうです。
しかし、発癌のリスクは死ぬまで消えるものではありません。本当に照射部分に癌が発生していないのかを生涯にわたって経過観察を行うことは不可能です。そこで、発癌リスクについては疫学調査等による推定値を流用することになります。

耳垂ケロイドの術後照射では10グレイを全身の皮膚のわずか0.05%の範囲に照射するため、癌の発生はおよそ670÷10000×10×0.05=0.0335%(3000人に1人)で、死亡率は0.0335÷500=0.000067%(150万人に1人)と計算されます。
胸壁ケロイド等の術後照射で20グレイを2.5cm×25cm(全身皮膚の240分の1)の範囲で照射した場合では、0.56%(180名に1人)に皮膚癌が発生し、死亡率は0.0011%(9万人に1人)と算定されるそうです。











やはり放射線と聞くと私もですが躊躇ってしまう部分もあります。





ケロイドの場所や大きさによっても色々と変わってくるみたいなので、主治医とよく相談して治療計画を立て、全て納得した上で術後放射線照射を行うことがベストだと思います。



















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posted by RYLEEN at 07:13| Comment(2) | TrackBack(0) | ケロイド
この記事へのコメント
ひろさん
コメントありがとうございます!
本当、ケロイドのせいで人生損をしているなーと思うことが多々あります。ケロイドのせいで色々と諦める事も多いです。プールや旅行やお洒落など...
オープンに話せるのは、ブログだからかもしれません^^;
自分のせいでもないし、体質だからもう仕方のない事と受け入れられるように(受け入れざるを得ないのですが)なったからかもしれません。
高校生の時なんかは何度もケロイドを恨みました...でもどうにもならなくて泣いての繰り返し。
そしてステロイド注射の痛いこと!笑
これは今まででいちばん痛いと思いましたもん(T_T)

娘さんにもまともに見せられないの、分かります。
身内であっても出来るならあまり晒したくないものです。

自身の治療過程も今後綴っていく予定なので、同じ悩みを持つ人が前向きにケロイドと付き合っていけるようになれば嬉しいです♪

Posted by RYLEEN at 2015年08月25日 09:57
いつも拝見しております。

夏前の憂鬱な気持ちや、ケロイドの無い人生を想像すると、ずいぶん人生を損してるなぁーなんて、毎年考えてしまいます。

私もコイツと付き合って長いので、RYLEENさんの気持ちが痛いほど伝わります。

また、そんな隠したいことをこれだけオープンに話せるRYLEENさんは心底強いかただなぁと羨ましくも思います。

私も今まで注射(ステロイド?)を定期的に続けていましたが、痛くて挫折しました。。(苦笑)
それからはどうやって人前でケロイドを人目にさらさないで生きられるかの闘いです。。

男なので、人前で裸になれないのは辛い。

実は子供にもまともに裸を見せられずにここまで来ました。。。
(娘13歳女子)

とにかくRYLEENさんの前向きな姿勢に勇気をもらってます!
まだまだ人生長いですから、お互いめげずに頑張りましょう!

応援してます!

Posted by ひろ at 2015年08月18日 00:19
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ケロイド体質の30歳の2児の母です。 中学の時のBCGの痕がケロイドになってからはや16年... 思えばこのケロイドのせいで悩み、涙した事も数知れず。 様々な治療をしてきました。時には断念して諦めたことも。 今ではきれいに治った箇所もあれば再発によって現在も治療をしている箇所も。 今は結婚もして子供も居ますので思春期の頃よりケロイドで悩み振り回される事はなくなりました。 これからもぼちぼち気長に治療を進めていく予定です♪ 同じ経験をお持ちの方や今現在悩んでいる方、ケロイド体質でなくてもいろんな方とブログを通じて交流が出来たら嬉しく思います。
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