2011年10月13日
折り紙ヒコーキ進化論
新品価格 |
紙飛行機の中でも特に切った貼ったをしない、「折り」だけで作ったものを折り紙飛行機といいます。
著者、戸田拓夫氏は福山市で(めっちゃ、近場やん!)精密鋳造業を営む傍ら、学生時代に始めた趣味の紙飛行機を文化活動にまで昇華させていた。ある時はフランスで、またある時はドイツで、そして塔の上、山の上から紙飛行機を飛ばしてきた。他人の金で。
それが極めるという事なんでしょうが、羨ましい限りです。
本書は前半が著者が紙飛行機に取り組むようになった経緯や、呼ばれて参加をしたイベントの様子など。後半が紙飛行機の折り方や飛ばすコツなんかが書かれています。
正直、飛行リングや立体紙飛行機のアイデア自体は、この本を読むまでもなく持っていました。(翼を輪っか状にする発想であって、さすがに輪っかだけと言う発想はなかったがw)
ただ、僕自身が実現不可能と思っていただけで、僕が考え付くくらいだから戸田先生のスペースシャトル以前に立体紙飛行機を作り上げた人は居たんじゃないかなぁと思ってます。本人は「おそらく世界初」と言っていますが。
本書で紹介されている折り図付きの9機種はすぐに折ることが出来ます。それにしてもこんな折り方があるとは奥が深い。「スカイシンフォニー」なんか、この翼ですごい滑空能力でしたよ。
でも、立体飛行機の「レイブリック」は折り方が分かりませんでした。さすが最高難易度。☆5つ。
本書に面白い逸話がありました。
イギリスとフランスが開発したコンコルドの三角翼が特許申請された時、超音速戦闘機を生産するたびに特許料を支払うことを嫌がったアメリカは日本の紙飛行機に関する献を読み漁った。
「三角翼は日本の紙飛行機で古くから使われているアイデアで特許には値しない」
こうしてアメリカは今も安心して超音速戦闘機を生産しているのです。
親子であそぶ折り紙ヒコーキ―かんたんに折れて、よく飛ぶ名作・新作13機 新品価格 |
日本折り紙ヒコーキ協会公認 飛べ!夢の折り紙ヒコーキ DVD遊び方完全マニュアル 新品価格 |
この記事へのコメント