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2016年03月10日

レーニンも魚釣りが大好きだった!!

ロシアはかってソビエト連邦共和国と呼ばれた社会主義国家で、娯楽など排斥されたイメージが強く、釣りなど楽しんでいる人などいなかったのではないか?という疑問がわくはずです。





ところが、真実の事実はさにあらず。





ロシア革命で有名なレーニンも大の釣り好きだったようです。





レーニンはジュネーブ亡命時代にゴーリキに誘われて、顔見知りのイタリア人漁師たちと共に地中海に手釣りに出かけたことがあった。





漁師たちから「アタリがきて、釣り糸がドリン、ドリンしたら、すぐに釣り上げなければならない!」と教わった。





ドリン??ドリン??





とにかくアドバイスされたとおりにやって最初に魚を釣り上げた時に
レーニンは「ああ、ドリン・ドリン・・・・!」と、熱狂的に叫んで、満面の笑みをたたえたという。





しかし、ドリン・ドリン・・と言うのは何だろう?と思いませんか?





実は地中海でアタリを表す言葉なんです。





日本ではさしずめ「グッ、ググッ」と表現される言葉なんです。





レーニンが「自由主義の頽廃的な娯楽」として釣りを排斥したと言う史実は残っていません。





ソビエト連邦以前のロシア帝国でも盛んに釣りは行われていたようで、文豪のチェーホフは、自身の作品をけなされても腹を立てなかったにもかかわらず、
釣りの腕前を疑われると本気で怒り狂ったと言う。





また、S・T・アクサーコフの「釣魚雑筆」と言う名著があり、日本の釣り人達にも大きな影響を与えたといわれている。




この本の解説にはこのようなことが書かれています。
⇒『19世紀中葉のロシアの作家アクサーコフ(1791-1859)が豊かな体験を生かして書いた川釣りの物語。
著者が釣り糸をたれた河や湖のたたずまい、魚たちの生態が四季の移り行きを背景に活き活きと描かれており、叙述はおのずから一種の散文詩をなしている。
同時代の批評家は本書の刊行を「ロシア文学上の一事件」とまで激賞した。』





何だか読みたくなる本ですね!
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