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2016年03月11日

これぞまさに深海魚ルックス!見た目がアレすぎて残念な名前をつけられてしまった「骨ばった耳のクソ魚」

インテリジェント・デザイン説(知性ある何かによって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする説)を信じるなら、深海魚はもう、やりたい放題な感じの造形をしているものが多い。

 この「骨ばった耳のクソ魚(Bony-Eared Assfish)」という残念な名前をつけられてしまった魚もその1つであろう。経験値上げるだけの為に存在するようなザコキャラ的外見、脳と言える程の脳もない。だが深海魚好きな人にとっては、すごくチャーミングに感じることだろう。





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"Bony-eared assfish" Acanthonus armatus

 だが幸いにも、”骨ばった耳のクソ魚”の生息地は深度3,000mの”深海域”と呼ばれる領域である。つまり容姿のせいで周囲から虐められる心配はないということだ。

 骨ばった耳のクソ魚の和名はハナトゲアシロ(Acanthonus armatus)である。和名で呼んであげた方がいくぶん救いはあるだろう。










 外見でけではない。ハナトゲアシロはちょっとオツムが足りないという。 科学誌『プロシーディングズ・オブ・ザ・ロイヤル・ソサイエティ』の1987年3月23日号に、ハナトゲアシロは「脊椎動物の中では、体重あたりの脳が最小である」と記載されている。

 ブサイクで頭の足りないハナトゲアシロは孤立して行動する。その属に属する唯一の種である点でも孤立している。ハナトゲアシロ属にはハナトゲアシロしか存在しない。孤独なロンリネスクソ魚なのだ。

 この魚が初めて特定されたのは1878年のことで、発見者の名前や、”クソ魚”などと命名した理由は時とともに忘れ去られてしまった。

 “骨ばった耳”とされる部位では、数本の鋭いトゲがエラから尻尾の方へ向かって突き出していることに由来する。腹ペコのあまりハナトゲアシロに食いついてしまおうものなら、思わぬ痛い目にあうかもしれない。


 
 カナダ、ブリティッシュコロンビア州ビクトリアにある王立BC博物館では、キュレーターのギャビン・ハンケ博士によってハナトゲアシロが新しい目玉として展示された。








 これは10年ほど前にバンクーバー島の北部で捕まったものである。ここは熱帯や亜熱帯からは程遠いために、ハナトゲアシロが引き上げられたことは多少の驚きを持って迎えられた。



















 さてみんなが一番気になる「食えるのか?」に関してだが、これが食えるという。 やや醜さには劣るが同じアシロ科に属するキングクリップは、すでに食肉魚として漁獲され、日本にも輸入されている。白身魚で、癖のない淡白な味わいなんだとか。



 もしかしたらあまりのおいしさで乱獲されないように、ゲスな外見をしているのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。それにしても「骨ばった耳のクソ魚」とか、いったい誰が名付けたんだろう。責任者でてこーい。
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