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2016年03月05日

水産庁「魚の国のしあわせ」プロジェクト ファストフィッシュって何?

魚を食べることは、体に良いということは皆知っていることですが、近年の日本における魚介類の消費量は下がる一方です。 水産庁の平成18年度の水産白書においては、「魚離れ」の原因は、(1)子どもが魚を好まない、(2)調理が面倒、(3)肉より割高と分析しました。 そんな状況を打破し、魚食の普及と魚介類の消費回復をめざすため、動き出しました。



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近年の魚の摂取量

厚生労働省「国民栄養調査」が公表され、平成9年〜14年の日本における「魚介類と肉類の一人一日当たり摂取量の推移」によると、平成18年を堺に肉と魚の摂取量が逆転しており、その後も魚の摂取量はほぼ横ばいになっています。



若い人のみが魚を食べなくなってきたわけではありません。

同調査の「年齢別比較」によるとすべての世代で魚介類の摂取量が減少しており、1〜19歳では魚介類の摂取量が2割以上、30〜49歳では3割以上も減少しています。他方、肉類の摂取量はすべての年代で増加しており、1〜19歳、30〜49歳では1割以上増加しています。



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魚離れ加速の原因

18年度の水産白書においては、「魚離れ」の原因を、

(1)子どもが魚を好まない



(2)調理が面倒



(3)肉より割高



と分析しました。

子どもが魚を好まない

子どもが魚を嫌いと思っているのは大人だけではないでしょうか?

それを表わす資料があります。

(社)大日本水産会が平成20年に行った「水産物を中心とした消費に関する調査」によると、「魚が嫌い」と答えた子どもは全体の10.6%という結果があります。


また、現在も人気の回転寿司などは、子供連れのお客さんで賑わい、サーモンやマグロは子どもに人気です。

魚が嫌いな理由に関しての調査もあります。



嫌いな理由には、肉と比べた際の魚の食べにくさや、におい、味を挙げています。

しかし、お寿司に見られるように、子どもたちが全ての魚を嫌いといっているわけではありません。 

提供の仕方を工夫したものや食べやすいものなら、人気になるのではないでしょうか?


魚離れの原因の一つ「調理が面倒」に関しては、現在のライフスタイルが大きく関っているように思えます。

家庭での調理は、お母さんの仕事ですよね。

しかし、夫婦共働きや子育て、外出など現代のお母さんには時間が無いのが実情のようです。

それに伴い、食事の調理にかけられる時間は短くなっています。



また、古き良き日本の文化である「お袋の味」の継承がなされなくなってきました。

一昔前であれば、料理は調理や味付けなどとともに、母親から娘にと伝えられてきましたが、現在では、世代間の食のスタイルの違いや、好みの違いなどで継承される「お袋の味」は少なくなってきたようです。


実際に魚料理を作ろうとしても、調理や味付けなどに知恵や知識の必要な魚料理は自然と減っていくのは止むを得ないことなのかもしれません。

肉より割高

スーパーマーケットでの買い物が当たり前になってきた現代です。

大量仕入れ、大量販売を主としたビジネスモデルのため、安定的な供給と安価な販売を求められます。

畜産品はこのビジネスモデルにより、安定的な供給を確立させ、それまでの販売量を確実に伸ばし、現在に至っています。

一方水産品は、全国的な漁獲量の減少により、流通量の減少と価格の高騰が顕著に見られます。

今後も、この傾向は続くとされていますので、価格の部分では今以上に「肉より割高」と感じられることになるでしょう。




















どうする?”魚食の国” 日本

もともと日本は周囲を海に囲まれ、地域には豊富な水産物があり、その恩恵を受け、安価でありながら健康的な「魚食」文化がありました。

海外からの輸入食材が増え、食の多様化も進んだと同時に、「食の安全」が問題視され、「健康的な食生活」が見直されてきた今だからこそ「和食」を見直し、「魚食」を進めていく必要があるのではないでしょうか。

個人や地域ではすでに、「地産地消」が推進され、消費者に浸透しています。

これと同じように、本来ある日本の豊かな海の恵みを改めて見直し、以前の消費量に少しでも回復させるためには、政府の対策が必要とされる時代がやってきたように思えます。


















水産庁「魚の国のしあわせ」プロジェクト



「魚の国のしあわせ」プロジェクトについて

水産庁は、消費者を水産物及びその加工品に向けていくため、2012年8月から「魚の国のしあわせ」プロジェクトを開始しています。

「魚の国のしあわせ」プロジェクトは、周囲を海に囲まれ、多様な水産物に恵まれた日本に生活する幸せを、5つのコンセプトに基づき、国民の皆様に実感していただくため、生産者、水産関係団体、流通小売業者や各種メーカー、教育関係者、行政等、水産物に関わるあらゆる方々が一体となって進めていく取組みです。








プロジェクトの取り組み

「魚の国のしあわせ」推進会議の設立

生産者、水産関係団体、加工・流通業者、消費者の代表がメンバーとなり推進会議においてプロジェクトの推進を行っています。

「魚の国のしあわせ」推進会議 委員名簿

「魚の国のしあわせ」実証事業

水産イベントなど、水産物の消費拡大に資するあらゆる取組を定期的に公表しています。

2015年7月17日時点で、111事業の取組が登録されています。

学校教育を通じた魚食普及の支援

学校と地域・社会や産業界等とが連携・協同した教育活動のため、文部科学省等と連携し魚食の普及活動を行います。













長官任命「お魚かたりべ」

各分野での多様な魚食文化の普及・伝承を後押しするため、「お魚かたりべ」を水産庁長官が任命します。

2016年2月1日時点で、127名任命が任命されています。

2012年12月に 「おさかな会議2012〜お魚のある食卓〜」を開催、また2013年3月 に「おさかな会議2013〜お魚のある日常〜」 を開催しています。



安西真実 水産庁より「お魚かたりべ」に任命されました!

ファストフィッシュ商品の公募

「気軽・手軽においしく水産物を食べること及びそれを可能にする商品や食べ方、さらに今後普及の可能性を有するもので、水産物の消費拡大に資するもの」を選定基準により選定し、「ファストフィッシュ」として認定された商品に「ロゴマーク」の使用を認め、需要喚起を行っています。




「わたしたちのファストフィッシュ委員会」が選定しています。

2015年8月7日時点で13回選定し、 のべ564社 3,091商品を選定しています。

食べやすい「ファストフィッシュ」がセブン-イレブンでヒット中!

ファストフィッシュということ

Fish-1グランプリ

選定開始から1年が経ち、選定商品が3000点を越えた2013年には、ファストフィッシュ選定商品のうち、国産の水産物(貝類、海藻類等も含む)を使用した商品を対象として「国産ファストフィッシュ商品コンテスト」が開催されました。

その後も毎年開催され、「地域に人を呼び込む”ご当地魚”グルメコンテスト」として定着しつつあります。

過去の受賞商品

2013年グランプリ

料理宿 坂本屋 鱈のどんがら汁

山形県 鱈のどんがら

引用元:魚の国のしあわせFish-1グランプリ

2013年準グランプリ

いとう漁業協同組合 サバ男くんのトマトソース

静岡県 サバ男くんのトマトソース

引用元:魚の国のしあわせFish-1グランプリ

2013年準グランプリ

魚津漁業協同組合 富山のバイ飯

富山県 富山のバイ飯(バイメシ)

引用元:魚の国のしあわせFish-1グランプリ

2014年グランプリ

株式会社山口水産 本鮪ほるもん

株式会社山口水産 本鮪ほるもん



引用元:魚の国のしあわせFish-1グランプリ

2014年準グランプリ

龍禾Ryuka 龍禾ガリあじ

龍禾Ryuka 龍禾ガリあじ

引用元:魚の国のしあわせFish-1グランプリ

2014年準グランプリ

JF久慈市×三陸鉄道×イオン 骨取さんま スパイシー風味

JF久慈市×三陸鉄道×イオン 骨取さんま スパイシー風味

引用元:魚の国のしあわせFish-1グランプリ

いずれの商品も味、調理のしやすさ、アイデアのいずれをとっても秀作ぞろいです。

今後も「ファストフィッシュ」の開発は全国で行われ、このFish-1グランプリも継続的に募集と審査が行われ、

数々の「ファストフィッシュ」の逸品が誕生していくことでしょう。



















まとめ


今後、「ファストフィッシュ」がどんどん開発され、小さなお子さんからお年寄りまでが、これまでの日本で愛されてきた「魚食」を再発見し、消費拡大につながるといいですね。 ”簡単で美味しい”ファストフィッシュを誰よりも喜んでいるのはやはりご家庭のお母さんでしょうか?
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