2016年03月04日
謎だらけのフライフィッシングの創始者と言われるジュリアナ・バーナーズ
巷ではフライフィツシングの創始者はジュリアナ・バーナーズとされています。
現存する最古の釣りの指南書と言われる「釣魚論」は1496年にイギリスで出版され、その作者は貴族階級出身の修道院の尼僧である女性だったとのこと。
彼女はこの本の中で世の紳士たちに釣りをすることを勧めていて、世界中の釣り師に「フライフィッシングの母」と呼ばれています。
アイザック・ウォルトンの「釣魚大全」にも紹介されているフライのほとんどはジュリアナ・バーナーズの「釣魚論」を踏襲したもの。
だが、このジュリアナ・バーナーズは謎だらけの人物でもあるのだ。
その当時の時代背景や習慣・風習からして女性がフライフィッシングをすることに疑問を持つ方も少なくはないだろう。
だから、「実はフランスの本の翻訳ではないか?」だとか、「ジュリアナではなくジュリアンという男性ではないか?」という噂もあがった。
諸説プンプンな中、今現在落ち着いているのは、
セント・オールバンズ市の尼僧、
またはソップウェルと言う町の修道院の副尼僧長・・だったという説。
いずれにせよ尼僧で、高貴な生まれの美人だった・・・・と言われ続けてきた。
だが、これらのことを覆すような異説も近年登場している。
彼女は実在の人物ではなく、本の著者は「釣魚論」の出版に携わったウインキン・デウォルデという人物ではないか?と言うことなのです。
「釣魚論」はそれ以前からあったさまざまな原稿をまとめたものなので、ウインキン・デウォルデは自分の名前を出すのは避けて、
女性の著者名で出版したという説が浮上している。
ジュリアナ・バーナーズが実在のにそうなのか、実は男性の著者なのかは、はっきりとは分っていない。
これまで言われ続けてきたことが真っ赤なウソとは思いたくもないが、1500年頃の時代の女性がフライフィッシングをやること自体疑問符を持つ方も少なくないはず。
この本を読めばますます、懐疑的になるかも??
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