2023年10月09日
妊娠中の葉酸摂取に関する新たな発見!遺伝子検査の効果
こんにちは。
今回は、妊娠中の葉酸摂取に関する新たな発見と、遺伝子検査の効果についてお話ししたいと思います。
葉酸とは、ビタミンB群の一種で、細胞分裂やDNA合成に必要な栄養素です。
特に妊娠初期には、胎児の神経管閉鎖障害(NTD)の予防に重要な役割を果たします。
NTDとは、脳や脊髄が正常に発達しない先天異常のことで、重度の場合は死産や流産につながることもあります。
そこで、妊娠を希望する女性や妊娠初期の女性には、葉酸を十分に摂取することが推奨されています。
一般的には、食事から摂取するだけでは不足しがちなので、サプリメントなどで補うことが望ましいとされています。
しかし、実は葉酸を摂取しても、体内で利用できるかどうかは個人差があることがわかってきました。
その個人差を決める要因の一つが、遺伝子です。
葉酸を利用するためには、MTHFR(メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素)という酵素が必要です。
この酵素は、MTHFR遺伝子によってコードされていますが、この遺伝子にはC677Tという多型(変異)があります。
この多型は、アミノ酸置換を伴い酵素活性が低下することで知られています。
つまり、MTHFR遺伝子がC677T多型でホモ変異した人(TT型)は、MTHFRの酵素活性が低く、葉酸を利用できない可能性が高いのです。
この場合、葉酸不足によって血液中にホモシステインという有害な物質が溜まりやすくなります。
ホモシステインは、動脈硬化や認知症などの疾患のリスクを高めることが知られています。
では、MTHFR遺伝子のC677T多型はどれくらいの人に見られるのでしょうか?
日本人では約16%の人がTT型であることが報告されています。
つまり、約6人に1人は葉酸不足によるホモシステイン高値になりやすい体質であるということです。
そこで注目されるのが、「葉酸代謝遺伝子検査キット」です。
この検査キットは、綿棒で口内粘膜を採取して郵送するだけで、自宅で簡単にMTHFR遺伝子のC677T多型を調べることができます。
検査結果はパソコンやスマートフォンで確認でき、葉酸の摂取量や種類のアドバイスも受けることができます。
この検査キットの効果については、国内外の最新の研究により構築された質の高い科学的根拠に支えられています。
特に、妊娠中の女性においては、MTHFR遺伝子のC677T多型とNTDの発生率に関連があることが示されています。
つまり、MTHFR遺伝子のC677T多型を持つ女性は、NTDの予防のために葉酸をより多く摂取する必要があると考えられます。
また、MTHFR遺伝子のC677T多型を持つ女性は、通常の葉酸ではなく、活性化された葉酸(5-MTHF)を摂取することが効果的であることも報告されています。
活性化された葉酸は、MTHFR酵素を介さずに直接利用できるため、ホモシステインの低下やNTDの予防に有効であると考えられます。
ハーセリーズインターナショナルでは、「葉酸代謝遺伝子検査キット」を購入した方には、活性化された葉酸を含むサプリメント「ハーセリーズ プレミアム フォリック」をおすすめしています。
このサプリメントは、活性化された葉酸だけでなく、ビタミンB6やビタミンB12など、葉酸代謝に必要な栄養素も配合されています。
また、無添加・無香料・無着色・無保存料で安心して飲めることも特徴です。
妊娠中の葉酸摂取は、胎児の健康だけでなく、母体の健康にも大きく影響します。
自分の遺伝子タイプに合わせて最適な葉酸摂取法を知ることで、より安心して妊娠生活を送ることができます。
ぜひ、「葉酸代謝遺伝子検査キット」と「ハーセリーズ プレミアム フォリック」をご利用ください。
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