嵯峨天皇が弘法大師空海に下賜し、
密教思想を色濃く反映した寺院に祀られています。
日本初の本格的密教仏像のうちの一体で、一面三眼二臂、
右手に密教法具の金剛杵を持ち、白象に跨り半跏踏み下げの姿が特徴的です。
頭部は全て後補となりますが、
その為、他の平安期の仏像と比較して穏やかで
美しい表情を持つことが特徴となっています。
帝釈天とは!?
梵天と共に最高位に位置する仏教の守護神
古代インド神話の英雄神・インドラが前身とされる。
天空を駆け抜け、「インドラの矢」と呼ばれる雷で凶暴な魔神達と戦う。
仏教に取り入れられると戦いの神という色合いは薄くなり、
慈悲深く柔和な性格に変わっている。
梵天と並ぶ仏教の二大護法善神となり、
仏教世界の中央にそびえる須弥山(しゅみせん)の頂きから
命あるもの全てを見守っている。
大日如来を本仏とする密教では十二天の一人であり、
千手観音の眷属である二十八部衆の一人でもある。
ちなみに映画、「天空の城ラピュタ」でラピュタが
地上に放った最終兵器「ラピュタの雷(いかづち)」は、
インドラの矢がモデルである。
国宝 帝釈天半跏像 喜多敏勝作
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