瑞々しき威容に宿る「宇宙の真理」 大日如来 だいにちにょらい
仏師の感性が息づく威厳ある像容
イスムこだわりの造型
肉感豊かで威厳に満ち溢れた実物の存在感を目指して造型。
状態を後ろに大きく反らせ、胸を張り威厳のある像容を表現する。
像の印象を左右する金箔の剥落の箇所とその程度にもこだわって仕上げた。
イスムとしては初めて真鍮製の装飾物を採用、
五仏を表わす宝冠の緻密さも追求、およそ15センチという小さなサイズの中に
大日如来の偉大さと、運慶仏ならではの迫力の造型表現を造りあげた。
製品のモデルとなったのは
奈良県 円成寺 多宝塔の本尊、国宝 大日如来坐像。
鎌倉時代の大仏師・運慶が20代の頃に製作をしたデビュー作であると見られる。
それまでの平安様式から外れ、
如来像の威厳に加えのびのびとした若々しさが強調されている。
高く豊かな髻(もとどり)や肉厚で引き締まった身体表現には
その後の慶派の特徴がすでによく表わされている。
全体として安定感のある力強さが堂々とした風格を感じさせる鎌倉期の傑作。
大日如来とは
大日如来は密教において真理そのものとされる本尊。
諸仏は大日如来から出生したとされ、そのために根源仏と呼ばれる。
様ざまな仏たちの集合体を大日如来という可視化した存在として表わしたもの。
【もっと詳しく知る】
9世紀初頭、空海が唐で学んで持ち帰った密教は、
新しい仏の存在を当時の日本に示しました。
この教えの中心となるのが大日如来です。
大日如来は、この世を成す真理や宇宙といった、
密教世界そのものを可視化した存在なのです。
阿弥陀如来や釈迦如来など如来と呼ばれる仏像は、
通常一切の装身具がなく衣を着けただけの出家姿で表現されますが、
大日如来は諸仏の王者という性格を持たせるために、
宝冠や装身具を着け、
長い髪を結い上げた菩薩の姿で表されるのが特徴です。
モデルが奈良 円成寺の国宝の、瑞々しき威容に宿る「宇宙の真理」 大日如来 だいにちにょらい
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