太上秘宝鎮宅霊符七十二符(以下、鎮宅霊符)は、
中国三大宗教の一つである道教で信仰されてきた「鎮宅霊符神」の力を
頂いてつくられたと伝えられている古代発祥の霊符です。
鎮宅霊符神というのは、宇宙の源とされる北極星が神格化した存在のこと。
太陽や月、星々(星神)を生み出し、世界のすべてを司る最高神であると言われてきました。
この信仰の中では、人間=星神の化身だと見なされており、霊符を用いることで星神と繋がり、
いつでもその力を得られるのだと考えられてきたのです。
■現代にも通用する災いを断つ力
鎮宅霊符で最も重んじられているのは建物が被る災いを断つことです。
生まれつき運がどんなにいい人でも、住んでいる家や職場の環境によって悪い気を受けることがあります。
逆に、生まれ持った運気はほどほどでも、いい気をもつ家に住むことで天の後押しを得られます。
「命をまっとうすることが一番大切であり、それを第一と考えた上で初めて、健康かつ幸せで豊かな人生を築くことができる。
そして、その為に重要なのが日々の暮らしを営む、住居や職場などの環境である」という教えが鎮宅霊符の根幹にはあります。
現代では、住宅事情などで風水的に最適な家に住むことが難しくなってきました。
しかし、鎮宅霊符カードを祀り、その力を頂くことで、風水的条件にかかわらず災難を最小限に抑えたり、
家庭内の問題を解決したり、スムーズに運気を上げていくことができるようになるでしょう。
■霊符はすべて描き起こし!
鎮宅霊符はその名の通り72枚で構成されています。
その由来としては、易の八卦に六十四卦を加えたという説や、
1年を72に分けて季節を表した七十二候による、などの諸説がありますが、
あらゆる災難から逃れ、願望を成就するためのパワーがそこには集約されています。
多数ある鎮宅霊符の中でも、今回ベースとしたのは
『道蔵』(5C頃編纂されたと伝えられる道教における最高ランクの経典)に掲載された
「太上秘法鎮宅霊符」です。
本書では、1988年版の印影本を基に、著者の暁玲華氏が一枚一枚気を込めながら
丁寧に描き下ろしています。
星神の力が宿る鎮宅霊符カードを祀れば、天と人との繋がりが正され、
天の道理に従って生きられるようになるでしょう。
鎮宅霊符カード
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