2015年03月31日
【超高速!参勤交代】出演者・感想・完全ネタバレ
本日の映画紹介。
【超高速!参勤交代】
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【出演者】
内藤政醇(湯長谷藩主):佐々木蔵之介
お咲(女中):深田恭子
雲隠段蔵(忍):伊原剛志
相馬兼嗣(湯長谷藩家老):西村雅彦
荒木源八郎(湯長谷藩士):寺脇康文
秋山平吾(湯長谷藩士):上地雄輔
鈴木吉之丞(湯長谷藩士):知念侑李
増田弘忠(湯長谷藩士):柄本時生
今村清右衛門(湯長谷藩士):六角精児
瀬川(湯長谷藩江戸家老):近藤公園
徳川吉宗(征夷大将軍):市川猿之助
松平輝貞(老中首座):石橋蓮司
松平信祝(老中):陣内孝則(特別出演)
内藤政樹(磐城平藩主):甲本雅裕
琴姫(政醇の妹):舞羽美海
徳川宗翰(水戸藩主):前田旺志郎
夜叉丸(隠密頭):忍成修吾
高坂小太郎(隠密):冨浦智嗣
虎之助(隠密):和田聰宏
茂吉(農民):神戸浩
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【感想】
面白い!
スピード感が最高!
ストーリーがシンプルで分かりやすい!
恋愛と感動とアクションを詰め込んでいて、
普通の映画だと詰め込みすぎ!
でも、この映画はこれでありです♪
見る前までは、単なるコメディかと思ってました。
コメディ映画ではあるでしょうが、
どれにも属さない分野かな?
コメディに特化してないのが逆に良い!
最近の映画では久しぶりに、ヒット作品です。
一度見ることをオススメします。
【あらすじ】(ネタバレあり)
8代将軍徳川吉宗様の時代。
大行列を組んで江戸に出仕させた参勤交代。
全国の大名にとって苦行でした。
一年おきとはいえ移動に莫大な費用がかかり、
妻子を江戸屋敷に住まされ、
言わば人質にされました。
徳川幕府としては、各藩の反乱を押さえ、
忠誠を確認したかったのです。
湯長谷藩1万5千石も、
江戸での長いお勤めをを終え、
10日ばかりで国元へと帰ってきました。
しかし、江戸屋敷に居るはずの家老瀬川が、
江戸幕府老中の松平信祝からの書状を持ち、
内藤のいる湯長谷藩に現れました。
その書状にはこうかかれてました。
「5日のうちに再び参勤交代せよ」
信祝は湯長谷藩の所有する金山に目をつけ、
金山を手に入れようと考えたのでした。
参勤交代が出来なければ、
湯長谷藩を取り潰そすことが出来るのです。
湯長谷藩の金山。それは金が取れない金山。
湯長谷藩は先の参勤交代でお金を使っていました。
更に4年前の飢饉の際に、
近隣の大名に食料を分け与えた内藤。
今回参勤するための費用が足りません。
家臣たちもいろいろと議論しますが、
内藤は民を守るために、参勤交代を決意します。
そして智恵者である家老相馬に意見を求めます。
相馬の知恵、
それは少人数で最短距離の山中を走り抜け、
役人の監視のある2つの町だけ日雇いで人を集め、
大名行列を作るというもの。
そんな計画をたてた夜、
どの国にも属さない忍び雲隠段蔵が現れます。
そして山中の道案内として雇ってくれと・・・
内藤はあっさり快諾するのでした。
そして翌日。
江戸に向かうのは、
内藤・荒木・秋山・鈴木・増田・今村・相馬
そして道案内の雲隠。
一足先に各地で日雇いを調達するのは瀬川。
こうして江戸へ向けて出発します。
「精一杯走るぞー!」
「えっさ」「ほいさ」
「えっさ」「ほいさ」
こうして1つ目の役人のいる町に到達した一行。
そこで待機していた瀬川。
予定の人数を集められないでいました。
内藤は
「相馬。今こそおぬしの兵法を見せるとき。」
「何とかせよ。」
適当に任せます。
内藤は悩んだ末、ある方法を思いつきます。
役人の屋敷を越えたら走る。
そしてまた行列の後ろに着くという方法。
見事に成功し、役人は、
「まだ来るぞ。」
「立派な行列だ~」
こうして、難を逃れた一行。
8人は再び走り出します。
内藤が参勤交代をすると知った信祝。
足止めするた、隠密を差し向けるのでした。
その夜、山中で野宿する8人。
そこに隠密が現れます。
それに気付いた段蔵。
家臣には気付かれないように隠密に近づき、
「俺は礼金を受け取ったら逃げる。」
「それからでも遅くない。」
「それまで待て。」
と隠密に話すのでした。
山中で足を怪我していた内藤。
それに気付いた相馬は馬を内藤に差し出し、
次の役人のいる町の前で待ち合わせをします。
内藤は、雲隠に対して褒美として、
家宝である短刀を渡して馬に跨りました。
待ち合わせ宿屋に到着した内藤。
そこで女中として働くお咲と出会います。
お咲と過去の話をする内藤。
大名とは知らないお咲。
何でも話す優しい内藤に次第に心を許します。
しかし、この宿にも追っ手が来ていました。
お咲は内藤をかばって、内藤を逃がします。
それに気付いた宿の店主は、
お咲を役人に引き渡そうとするのでした。
お咲が気になり戻ってきた内藤は、
お咲を連れて逃げます。
一方、山中を行く7人。
廃屋で休息していました。
雲隠は寝ている相馬の懐からお金を奪い、
その廃屋から消えるのでした。
何も知らない相馬は夜目が覚め、
足元を滑らせ井戸に落ちてしまいます。
廃屋に残った5人。
そこに隠密が現れます。
5人は武術には長けていました。
しかし、走るために武器を持っていません。
逃げるしかない5人。
川に飛び込み、何とか逃げ延びます。
雲隠は奪ったお金で豪遊していました。
そして支払いのとき、お金をだすが・・・
全て古く錆び付いた銭ばかり。
それを見た雲隠は自分の行為を後悔します。
翌日相馬は合流する場所を追われたため、
江戸に直接向かおうと馬を走らせました。
しかし、その途中で隠密に襲われます。
内藤はお咲を守りながら戦いますが、
お咲を人質にとられて絶体絶命。
その時、雲隠が助けに来ます。
危機を逃れた内藤は、3人で江戸へ・・・
一方、山中を行く5人。
相馬がいないため道が分からない。
着いたのは待ち合わせ場所の一つ先の町。
そこで相馬が追いつき合流します。
予定より遅れているため、
内藤とは江戸で合流しようと考え、
役人のいる町へ・・・
内藤なしで行列を作ろうと考えたのです。
しかし予定日を過ぎていたため、
手配した日雇いの人間が全員帰ってしまいます。
諦めかける6人。
切腹して詫びようとする相馬。
刀がない・・・・・
そこに磐城平藩の内藤政樹の行列が・・・
親戚関係にある内藤政樹。
「相馬こんなところで何してる?」
相馬はことの流れを説明します。
「もはや腹を切って詫びるしかありませぬ。」
「お刀を貸してください。」
すると内藤政樹は、
「相馬。お前の目は節穴か?」
「行列なら目の前にあるではないか。」
「飢饉の時は助かった。」
「この行列は好きに使え。」
こうして、またしても難を逃れた6人。
しかしまた問題が・・・
目の前には大名行列が、
普通は足を止め頭を下げなければ・・・
しかし時間がない6人。
相馬の考えは・・・
ふんどし一丁になり飛脚に変装。
(飛脚は足を止めなくても良いという決まり。)
何とか湯長谷藩江戸屋敷にたどり着いた6人。
しかし内藤の姿はまだありません。
時間はもうわずか・・・
江戸屋敷の人間とともに、
行列をつくり時間を引き延ばす作戦。
信祝は差し向けた隠密が、
ことごとく失敗に終わったことを知ります。
そして残っている全ての隠密を使って、
食い止めるよう命令を下すのでした。
江戸に到着した内藤たち3人。
隠密の集団が襲い掛かります。
そこに江戸屋敷の家臣を引き連れた6人が現れ、
壮絶な斬り合いが始まります。
道を塞ぐ隠密たち。
秋山が隠密に斬られながらも道を開きます。
雲隠が1人残り、家臣を江戸城へ行かせます。
ようやく江戸城に到着した湯長谷藩。
待ち構えていたのは信祝と老中首座の松平輝貞。
鐘の音は終わっていました。
時間には間に合わなかったのです。
たどり着いた相馬。
「湯長谷藩ただいま参上しました。」
信祝は、
「このうつつけ者めが。」
「もう鐘は鳴り終わったわ。」
「参勤に遅れるなど言語道断。」
ゴ~ン
「大儀であった」
と松平輝貞は言う。
弓矢の名手鈴木が弓矢で鐘を鳴らしたのです。
しかし信祝は、
「肝心の内藤がおりません。」
「藩主がおらねば参勤にならず。」
籠の中から内藤が現れます。
「お待たせして申し訳ありません。」
「湯長谷藩ただいま参上しました。」
松平輝貞は聞きます。
「疑いのあった金山。」
「届出を偽っていたというのは本当か?」
内藤は、金山で取れた石を取り出す。
「これは金ではございません。」
「鉄(くろがね)の類です。」
「功を焦った隠密が見間違え、
欲に目のくらんだ誰かが・・・
鵜呑みにしたのでございましょう。」
「この不始末、
御老中がどのようにケリをつけるか。」
「田舎者にもはっきり分かるよう、
お教えください。」
それを聞いた松平輝貞は信祝に対して、
「この度の参勤は、そのほうが申し立てた。」
「湯長谷藩に咎がなかった以上、
責めを受けなくてはならん。」
「今まで隠密を勝手に使って、
諸藩の弱みを握って私服を肥やしていた。」
「この度のことで明白となった。」
「謹慎申し付ける。」
こうして連れて行かれる、信祝。
松平輝貞は改めて内藤に言う。
「内藤よ大儀であった。」
その時・・・
お咲が現れる。
お先は松平輝貞にたいして、
「誰だいこの人?」
「しっかし、この人偉そうね~。」
「殿様が紀伊国屋文左衛門だといっても、
同じ人間なんだよ。」
「糞もすれば女も抱く。」
「なのに威張りかえって、
いつもこっちを見下しやがるんだ。」
「ふざけんじゃないよ!」
素直に謝る松平輝貞。
ここで、相手が誰かを内藤に聞きます・・・
今回の参勤は征夷大将軍の策略でした。
信祝の不正を探るためだったのです。
内藤は
「民のことを考えると肝が冷えました。」
「上様が誠に愚かであれば民が苦しみます。」
「なぜ我が藩が金山を誤魔化していないと?」
征夷大将軍は言う。
「参勤で大根の漬物を持ってきただろう。」
「よく耕した土の味がした。」
「あのような大根を持ってくる者に、
悪いやつはおらん。」
「心意気しかと見届けた。」
「この参勤。値千金になるぞ。」
こうして、参勤を終えて湯長谷藩へ帰る面々。
雲隠は礼金を内藤に返して、
また1人孤独な旅に出かけた。
お咲は・・・
内藤の側室となりました。
~それから一年後の参勤~
相馬は台帳を見ながら・・・
「実は参勤のお金、片道分しか考えてなかった。」
それを見た内藤、
「まさか?」
一緒にいたお咲
「大名も走るんですか?」
それに対して内藤は言う。
「貧乏は誠につらいの~。」
「走れ~」
「えっさ」「ほいさ」
「えっさ」「ほいさ」
(終わり)
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・☆馬の気持ち☆
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【出演者】
内藤政醇(湯長谷藩主):佐々木蔵之介
お咲(女中):深田恭子
雲隠段蔵(忍):伊原剛志
相馬兼嗣(湯長谷藩家老):西村雅彦
荒木源八郎(湯長谷藩士):寺脇康文
秋山平吾(湯長谷藩士):上地雄輔
鈴木吉之丞(湯長谷藩士):知念侑李
増田弘忠(湯長谷藩士):柄本時生
今村清右衛門(湯長谷藩士):六角精児
瀬川(湯長谷藩江戸家老):近藤公園
徳川吉宗(征夷大将軍):市川猿之助
松平輝貞(老中首座):石橋蓮司
松平信祝(老中):陣内孝則(特別出演)
内藤政樹(磐城平藩主):甲本雅裕
琴姫(政醇の妹):舞羽美海
徳川宗翰(水戸藩主):前田旺志郎
夜叉丸(隠密頭):忍成修吾
高坂小太郎(隠密):冨浦智嗣
虎之助(隠密):和田聰宏
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面白い!
スピード感が最高!
ストーリーがシンプルで分かりやすい!
恋愛と感動とアクションを詰め込んでいて、
普通の映画だと詰め込みすぎ!
でも、この映画はこれでありです♪
見る前までは、単なるコメディかと思ってました。
コメディ映画ではあるでしょうが、
どれにも属さない分野かな?
コメディに特化してないのが逆に良い!
最近の映画では久しぶりに、ヒット作品です。
一度見ることをオススメします。
【あらすじ】(ネタバレあり)
8代将軍徳川吉宗様の時代。
大行列を組んで江戸に出仕させた参勤交代。
全国の大名にとって苦行でした。
一年おきとはいえ移動に莫大な費用がかかり、
妻子を江戸屋敷に住まされ、
言わば人質にされました。
徳川幕府としては、各藩の反乱を押さえ、
忠誠を確認したかったのです。
湯長谷藩1万5千石も、
江戸での長いお勤めをを終え、
10日ばかりで国元へと帰ってきました。
しかし、江戸屋敷に居るはずの家老瀬川が、
江戸幕府老中の松平信祝からの書状を持ち、
内藤のいる湯長谷藩に現れました。
その書状にはこうかかれてました。
「5日のうちに再び参勤交代せよ」
信祝は湯長谷藩の所有する金山に目をつけ、
金山を手に入れようと考えたのでした。
参勤交代が出来なければ、
湯長谷藩を取り潰そすことが出来るのです。
湯長谷藩の金山。それは金が取れない金山。
湯長谷藩は先の参勤交代でお金を使っていました。
更に4年前の飢饉の際に、
近隣の大名に食料を分け与えた内藤。
今回参勤するための費用が足りません。
家臣たちもいろいろと議論しますが、
内藤は民を守るために、参勤交代を決意します。
そして智恵者である家老相馬に意見を求めます。
相馬の知恵、
それは少人数で最短距離の山中を走り抜け、
役人の監視のある2つの町だけ日雇いで人を集め、
大名行列を作るというもの。
そんな計画をたてた夜、
どの国にも属さない忍び雲隠段蔵が現れます。
そして山中の道案内として雇ってくれと・・・
内藤はあっさり快諾するのでした。
そして翌日。
江戸に向かうのは、
内藤・荒木・秋山・鈴木・増田・今村・相馬
そして道案内の雲隠。
一足先に各地で日雇いを調達するのは瀬川。
こうして江戸へ向けて出発します。
「精一杯走るぞー!」
「えっさ」「ほいさ」
「えっさ」「ほいさ」
こうして1つ目の役人のいる町に到達した一行。
そこで待機していた瀬川。
予定の人数を集められないでいました。
内藤は
「相馬。今こそおぬしの兵法を見せるとき。」
「何とかせよ。」
適当に任せます。
内藤は悩んだ末、ある方法を思いつきます。
役人の屋敷を越えたら走る。
そしてまた行列の後ろに着くという方法。
見事に成功し、役人は、
「まだ来るぞ。」
「立派な行列だ~」
こうして、難を逃れた一行。
8人は再び走り出します。
内藤が参勤交代をすると知った信祝。
足止めするた、隠密を差し向けるのでした。
その夜、山中で野宿する8人。
そこに隠密が現れます。
それに気付いた段蔵。
家臣には気付かれないように隠密に近づき、
「俺は礼金を受け取ったら逃げる。」
「それからでも遅くない。」
「それまで待て。」
と隠密に話すのでした。
山中で足を怪我していた内藤。
それに気付いた相馬は馬を内藤に差し出し、
次の役人のいる町の前で待ち合わせをします。
内藤は、雲隠に対して褒美として、
家宝である短刀を渡して馬に跨りました。
待ち合わせ宿屋に到着した内藤。
そこで女中として働くお咲と出会います。
お咲と過去の話をする内藤。
大名とは知らないお咲。
何でも話す優しい内藤に次第に心を許します。
しかし、この宿にも追っ手が来ていました。
お咲は内藤をかばって、内藤を逃がします。
それに気付いた宿の店主は、
お咲を役人に引き渡そうとするのでした。
お咲が気になり戻ってきた内藤は、
お咲を連れて逃げます。
一方、山中を行く7人。
廃屋で休息していました。
雲隠は寝ている相馬の懐からお金を奪い、
その廃屋から消えるのでした。
何も知らない相馬は夜目が覚め、
足元を滑らせ井戸に落ちてしまいます。
廃屋に残った5人。
そこに隠密が現れます。
5人は武術には長けていました。
しかし、走るために武器を持っていません。
逃げるしかない5人。
川に飛び込み、何とか逃げ延びます。
雲隠は奪ったお金で豪遊していました。
そして支払いのとき、お金をだすが・・・
全て古く錆び付いた銭ばかり。
それを見た雲隠は自分の行為を後悔します。
翌日相馬は合流する場所を追われたため、
江戸に直接向かおうと馬を走らせました。
しかし、その途中で隠密に襲われます。
内藤はお咲を守りながら戦いますが、
お咲を人質にとられて絶体絶命。
その時、雲隠が助けに来ます。
危機を逃れた内藤は、3人で江戸へ・・・
一方、山中を行く5人。
相馬がいないため道が分からない。
着いたのは待ち合わせ場所の一つ先の町。
そこで相馬が追いつき合流します。
予定より遅れているため、
内藤とは江戸で合流しようと考え、
役人のいる町へ・・・
内藤なしで行列を作ろうと考えたのです。
しかし予定日を過ぎていたため、
手配した日雇いの人間が全員帰ってしまいます。
諦めかける6人。
切腹して詫びようとする相馬。
刀がない・・・・・
そこに磐城平藩の内藤政樹の行列が・・・
親戚関係にある内藤政樹。
「相馬こんなところで何してる?」
相馬はことの流れを説明します。
「もはや腹を切って詫びるしかありませぬ。」
「お刀を貸してください。」
すると内藤政樹は、
「相馬。お前の目は節穴か?」
「行列なら目の前にあるではないか。」
「飢饉の時は助かった。」
「この行列は好きに使え。」
こうして、またしても難を逃れた6人。
しかしまた問題が・・・
目の前には大名行列が、
普通は足を止め頭を下げなければ・・・
しかし時間がない6人。
相馬の考えは・・・
ふんどし一丁になり飛脚に変装。
(飛脚は足を止めなくても良いという決まり。)
何とか湯長谷藩江戸屋敷にたどり着いた6人。
しかし内藤の姿はまだありません。
時間はもうわずか・・・
江戸屋敷の人間とともに、
行列をつくり時間を引き延ばす作戦。
信祝は差し向けた隠密が、
ことごとく失敗に終わったことを知ります。
そして残っている全ての隠密を使って、
食い止めるよう命令を下すのでした。
江戸に到着した内藤たち3人。
隠密の集団が襲い掛かります。
そこに江戸屋敷の家臣を引き連れた6人が現れ、
壮絶な斬り合いが始まります。
道を塞ぐ隠密たち。
秋山が隠密に斬られながらも道を開きます。
雲隠が1人残り、家臣を江戸城へ行かせます。
ようやく江戸城に到着した湯長谷藩。
待ち構えていたのは信祝と老中首座の松平輝貞。
鐘の音は終わっていました。
時間には間に合わなかったのです。
たどり着いた相馬。
「湯長谷藩ただいま参上しました。」
信祝は、
「このうつつけ者めが。」
「もう鐘は鳴り終わったわ。」
「参勤に遅れるなど言語道断。」
ゴ~ン
「大儀であった」
と松平輝貞は言う。
弓矢の名手鈴木が弓矢で鐘を鳴らしたのです。
しかし信祝は、
「肝心の内藤がおりません。」
「藩主がおらねば参勤にならず。」
籠の中から内藤が現れます。
「お待たせして申し訳ありません。」
「湯長谷藩ただいま参上しました。」
松平輝貞は聞きます。
「疑いのあった金山。」
「届出を偽っていたというのは本当か?」
内藤は、金山で取れた石を取り出す。
「これは金ではございません。」
「鉄(くろがね)の類です。」
「功を焦った隠密が見間違え、
欲に目のくらんだ誰かが・・・
鵜呑みにしたのでございましょう。」
「この不始末、
御老中がどのようにケリをつけるか。」
「田舎者にもはっきり分かるよう、
お教えください。」
それを聞いた松平輝貞は信祝に対して、
「この度の参勤は、そのほうが申し立てた。」
「湯長谷藩に咎がなかった以上、
責めを受けなくてはならん。」
「今まで隠密を勝手に使って、
諸藩の弱みを握って私服を肥やしていた。」
「この度のことで明白となった。」
「謹慎申し付ける。」
こうして連れて行かれる、信祝。
松平輝貞は改めて内藤に言う。
「内藤よ大儀であった。」
その時・・・
お咲が現れる。
お先は松平輝貞にたいして、
「誰だいこの人?」
「しっかし、この人偉そうね~。」
「殿様が紀伊国屋文左衛門だといっても、
同じ人間なんだよ。」
「糞もすれば女も抱く。」
「なのに威張りかえって、
いつもこっちを見下しやがるんだ。」
「ふざけんじゃないよ!」
素直に謝る松平輝貞。
ここで、相手が誰かを内藤に聞きます・・・
今回の参勤は征夷大将軍の策略でした。
信祝の不正を探るためだったのです。
内藤は
「民のことを考えると肝が冷えました。」
「上様が誠に愚かであれば民が苦しみます。」
「なぜ我が藩が金山を誤魔化していないと?」
征夷大将軍は言う。
「参勤で大根の漬物を持ってきただろう。」
「よく耕した土の味がした。」
「あのような大根を持ってくる者に、
悪いやつはおらん。」
「心意気しかと見届けた。」
「この参勤。値千金になるぞ。」
こうして、参勤を終えて湯長谷藩へ帰る面々。
雲隠は礼金を内藤に返して、
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お咲は・・・
内藤の側室となりました。
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相馬は台帳を見ながら・・・
「実は参勤のお金、片道分しか考えてなかった。」
それを見た内藤、
「まさか?」
一緒にいたお咲
「大名も走るんですか?」
それに対して内藤は言う。
「貧乏は誠につらいの~。」
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(終わり)
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