2019年06月23日
涙そうそう / 2006
4歳離れた妹がいる。家が自営業で共働きだったので、晩御飯によく近所の定食屋の出前を兄弟で八時だよ全員集合!などを観ながら食べた。毎回決まっていて、箸に七味唐辛子の小袋が挟んであるきつねうどんと、蓋のくぼんだところにたくあんが乗せられているかつ丼。たいして美味しくは思わなかったが、やたらと酔っ払ってつまらないいちゃもんをつけてくる親父のいない食事は兄弟にとって至福の時間であった。ただそんな時間も玄関のガラガラと開く音とともにかき消される。兄弟はまさにクモの子を散らしたように各自の部屋に緊急避難するのだ。
そんな共有の思い出を持った妹も今ではどちらが上だか下だかわからない程しっかりしている。もしくはちゃっかりしている。
沖縄の言葉でのやりとりのおかげで、余計に兄弟の愛情を深く感じたよね。
そんな共有の思い出を持った妹も今ではどちらが上だか下だかわからない程しっかりしている。もしくはちゃっかりしている。
沖縄の言葉でのやりとりのおかげで、余計に兄弟の愛情を深く感じたよね。
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