2024年02月28日
昭和初期の記憶、後世に 八幡浜・保内の旧造り酒屋 ガイド岡崎さんや県建築士会が記録保存や見学会
八幡浜市保内町喜木で造り酒屋を営んだ商家が解体されるのを機に、市内のボランティアガイド「八幡浜みてみん会」顧問の岡崎直司さん(70)=西予市=や県建築士会が昨夏から記録保存に取り組んだ。住民向けに見学会も開き、地域とともに歩んできた古建築の魅力や歴史を紹介した。
商家は旧街道沿いの一角に立つ清水長三郎家。元々は組頭の家で、大正末期から昭和にかけて造り酒屋(寿酒造)を営んだ。数年前に空き家となっており昨年夏、解体を知った岡崎さんが県外在住の親族の了解を得て記録保存を計画した。
見学会は今月17日に実施し、住民ら約20人が参加。岡崎さんや峰岡委員長の説明を聞きながら、往時に思いをはせた。
愛媛新聞ONLINE 2/27(火)