愛媛県八幡浜市穴井の神明神社で20日、県無形民俗文化財の「長命講伊勢踊り」が4年ぶりにあった。保存会メンバーが、地区住民の家内安全や商売繁盛を願い、太鼓のリズムに合わせて歌いながらゆったりとした舞を奉納した。
八幡浜市誌などによると、伊勢踊りは400年ほど前に高知県から穴井地区に伝わったとされる。古くは旧暦の1、5、9月の年3回奉納していたが、1765年から毎月旧暦11日に行うようになったという。
いまも地元の保存会「長命会」の60〜90代の男女15人ほどが踊りを継承するが、新型コロナウイルスの影響で2020年以降中止していた。
愛媛新聞ONLINE 2/20(火)