2012年04月11日*総合施工計画書*の続きです。それでは次に「品質管理」「施工計画」についての記載をします。
7.品質計画
7-1 施工管理標準
様式は別紙添付とする。
以下省略
8. 施工管理計画
8-1 主要機材
1) 事前に主要資材発注先名簿を提出する。
2) 機器類は納まり等を十分検討する。
3) JIS等のマ−クが表示されたものは、品質証明がされているものとする。
4) 法に適合する機材を用いる場合には、適合を証明する資料を提出する。
8-2 搬入計画
1) 材料搬入経路は、現場打ち合わせ事項の指示通りとし安全な走行を厳守する。
2) 大型重量機器等は、搬入予定日・場所・機器名・搬入経路等を記載した計画書を事前に提出し承諾を得た後搬入する。
3) 一般材料の搬入は、必要最小限に留め可能な限り現場で長期放置をしない。
4) 材料は現場内指定場所に養生保管し常に整理整頓を心がける。
8-3 購入材料識別
1) 材料検査計画を提出し承諾を得る。
8-4 養生計画
搬入から引渡しまで製品を適合した状態のまま保管・保存する。
1) 保管(取り付け前)
保管場所 指定材料置き場、機器設置場所または指定場所
養生材料 養生シ−ト
2) 保存(取り付け後から工事完成)
養生材料 養生シ−ト
養生テ−プ貼り
3) 保存(工事完成から引渡し)
損傷防止 バリケ−ド
立入禁止表示プレ−ト
鍵取り付け
操作禁止表示プレ−ト
8-5 工事の記録
1) 設計図書に明示された事項、標準仕様書により記録をする。
2) 特に問題となるおそれのある施工のときは、その部分を詳細に記録するために工事写真・見本品・試験成績書等によって補うようにする。
3) 必要な記録を確実に残すため、実施工程を組み立てる際に必要なものと、そうでないものを適切に区分し計画的に記録する。
4) 品質を証明するために必要な記録は、機会を失わないようチェックシ−ト等を活用する。
8-6 工事記録写真
1) 搬入字
・品質・表示マ−ク等解るように撮影
・寸法など明記の無い資材にてサイズの表示が必要なものはスケ−ル添える。
・黒板にて対象品を表示する。
2) 施工時
・施工順序を明確に撮影する必要のある箇所は段階的に撮影を行う。
・取り付け位置・寸法の表示必要な箇所は段階的に撮影を行う。
・黒板にて撮影対象、位置、サイズ項目などを表示をする。
3) 工事記録写真撮影計画
a) 工事記録写真
・工事進捗状況写真
工事の進捗状況を全体的に写すもので、各々の施工段階ごとにその都度写す。
・施工状況及び出来形測定写真
見え隠れ部分について竣工検査等に施工箇所が明示できるように写す。
・材料検収の写真
工事に使用する材料のうち使用前に形状等確認して撮影する。
・品質管理写真
測定及び試験の実施状況を把握し、試験成績書を共に品質確認の資料とする。
b) 写真の整理
・工事進捗写真は、工事の経過が把握できるように整理する。
・竣工、着工前、機材、施工状況の順に整理する。
・以上、整理した写真は、カラ−プリントにて印刷し監督員に提出する。
c) 形状・寸法・仕様の確認法
・形状・寸法が判別できるように黒板、箱尺または帯尺等を目的別に添える。
d) 撮影時期
・撮影時期を逸しない様に、現場進捗状況の管理を行い、各工程ごとに監督員の検査を受け、合格した時点の状態を撮影する。
e) 撮影の方法
・撮影は、常に一定方向から被写体に平行または、直角に撮影する。斜め位置よりの撮影は極力避ける。
f) 拡大写真
・ある箇所の一部を拡大して撮影する必要がある場合には、先ずその箇所の全景を撮影した後、拡大する部分を撮影してその位置が確認できるようにする。
g) 撮影用具
・カメラはデジタルカメラを用いて撮影する。
撮影方法は「工事写真の撮り方(改訂第2号)−建築設備−」に順ずる。
画素数は100万画素以下とする。(第1回定例会議での指示事項)
以上が「品質管理」「施工計画」です。以降はまた後日で紹介させて頂きます。.