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ITパスポート過去問 解説22年秋問46

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問題


問46 図のアローダイアグラムで示される日程のプロジェクトが開始されてから5週が経過した。各工程の進捗率が表に示すとおりの場合、プロジェクト完了の遅延につながる工程はどれか。ここで、今後の各工程の作業は、当初の予定どおり進むとする。



ア B    イ E    ウ F    エ G









解説


この問題ではアローダイアグラムからクリティカルパスを求めればよい。

このプロジェクトでは、下のような4種類の流れ(パス)で、開始から完了までにかかる時間を考えることができる。
4種類のパスは、並行に実施することができ、これらの中の1番長くかかるものをクリティカルパスといい、全部が終了するのに必要な時間となる。
■ AE の作業にかかる時間8週
■ ADFの作業にかかる時間9週
■ BF の作業にかかる時間9週
■ CG の作業にかかる時間10週
この中で1番時間が長いのが10週であるため、それぞれのパスが10週以内で完了するなら、全体としては遅れがないことになる。

またこれらの作業の進捗率をみると、たとえば、AEのパス上の作業はAがすべて終了、Eが25%の進捗率となっているので、
4×100%+4×25%=5となり、5週分が終了していることになる。問題では、今、5週が経過したとなっているため、AEのパスには遅れはないことになる。

ADFのパスでは4×100%+1*100%+4×0%=5 となり、ここにも遅れは見られない。

BFのパスでは5×80%+4×0%=4 となり、5週経過しているにもかかわらず、4週分の作業しか終わっていないことになり、1週の遅れが出ている。
しかし、もともと、BFのパスは、9週しかかからないため、10週で終わらせるためには、1週分の余裕があった。
そのため、ここで、1週の遅れが出ていても、問題はないことになる。

CGのぱすでは2×100%+8*25%=4 となりここでも、1週分の遅れが出ている。
CGのパスはクリティカルパスであり、ここには、全く余裕がない。そのため、ここでの1週の遅れは、全体の遅れにつながる。
Cはすでに終わっているので、Gの工程の遅れが全体の遅延につながる。



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