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ITパスポート過去問 解説22年秋問34

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問題


問34 システムを上流工程から下流工程まで順番に進めるとき、システムの利用者によるテストの段階で大幅な手戻りが生じることがある。それを防ぐために、早い段階で試作ソフトウェアを作成して利用者の要求事項を明確にする方法はどれか。

ア オブジェクト指向      イ スパイラルモデル
ウ データ中心アプローチ   エ プロトタイピング









解説


ソフトウェアの開発モデル(要件定義から開発、運用まで)としては、ウォータフォールモデル、スパイラルモデル、プロトタイピングモデルなどがある。
■ウォータフォールモデル
最も古くからあるモデルで各工程を順番に進めていく。
この方法だと下流工程に進んだ後で、上流工程にミスがあると修正が非常に多くなる。

■スパイラルモデル
システムをいくつかのサブシステムに分け、小さな範囲だけのサブシステムごとに、要求分析から運用まで開発していく。
この方法だと、最初のサブシステムを運用するまでの期間が短くなり、上流工程にミスがあったとしても、小さな範囲の修正で済む。

■プロトタイピングモデル
プロトタイプとは試作品の意味であり、上流工程でのミスを試作品を作ることにより、減らそうというモデル。
最初に試作品を作成することにより、利用者の要求が確認でき、利用者と開発者の誤解が少なくて済む。
問題では、早い段階で試作ソフトを作成し、要求を明確にするとあるので、これが正解

また、上記開発モデルの対象が要件定義から開発、運用までであるのに対し、アとウについては、開発の部分のみの手法である。

ア オブジェクト指向とは、ソフトウェアの開発の進め方で、データとデータの振る舞いをまとめて、部品として開発していく手法

ウ 業務で使うデータの流れに着目し、開発を進める手法



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