ITパスポート過去問解説

ITパスポート過去問令3年春問8

問題

問8　画期的な製品やサービスが消費者に浸透するにあたり、イノベーションへの関心や活用の時期によって消費者をアーリーアダプタ、アーリーマジョリティ、イノベータ、ラガード、レイトマジョリティの五つのグループに分類することができる。このうち、活用の時期が2番目に早いグループとして位置づけられ、イノベーションの価値を自ら評価し、残る大半の消費者に影響を与えるグループはどれか。

ア　アーリーアダプタ
イ　アーリーマジョリティ
ウ　イノベータ
エ　ラガード

解説

革新的な製品・サービスが消費者に浸透していくときにどのような層がそれを採用するのかに関するイノベーター理論では、消費者を5つの層に分ける。

■イノベータ
最も早く採用する消費者。自分の価値観にあったものであれば、市場にまだ普及していないサービスをいち早く採用する革新者。市場全体の2.5%を占める

■アーリーアダプタ
イノベータほど急進的な消費者ではないが、トレンドに敏感な初期採用者。オピニオンリーダ、インフルエンサーになりやすい層。市場全体の13.5%を占める

■アーリーマジョリティ
アーリーアダプタの影響を強く受け、次に採用する前期追従者。市場全体の34%。

■レイトマジョリティ
新しいサービスなどについては、比較的懐疑的な後期追従者。市場全体の34%。

■ラガード
最も保守的な遅滞者。市場全体の16%。

このことから、問題の活用の時期が2番目に早いグループは、アのアーリーアダプタとなる。