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ITパスポート 過去問 26年春 問23

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問題


問23 部品製造会社Aでは製造工程における不良品発生を減らすために,業績評価指標の一つとして歩留り率を設定した。
バランススコアカードの四つの視点のうち,歩留り率を設定する視点として,最も適切なものはどれか。

ア 学習と成長    イ 業務プロセス
ウ 顧客       エ 財務



解説


バランススコアカードとはビジョンと戦略を明確にすることで、財務数値に表される業績だけではなく、財務以外の経営状況や経営品質から経営を評価し、バランスのとれた業績の評価を行うための手法である。
バランススコアカードでは、財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点の4つの視点から戦略を立て、目標達成を目指す。

それぞれの視点における業績評価指標の例

■財務の視点における業績評価指標
売上高、営業利益など財務的な指標

■顧客の視点における業績評価指標
製品やサービスの機能、品質、価格、デザイン、スピード、企業や製品がもつイメージ、取引先や最終消費者の顧客満足度など顧客に関する指標

■業務プロセスの視点における業績評価指標
開発、設計、生産、アフターサービスなどに関する指標

■学習と成長の視点における業績評価指標
社員の意識、社員の能力開発、ナレッジマネジメントなどに関する指標

歩留まり率とは生産過程において、欠陥なしに製造できた割合のことである。
そのため、これは、生産に関する指標であり、業務プロセスの視点における指標となる。




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