まずは時系列で今一度思い返します。
コロナ禍で起きた、急激なガンプラ需要の急騰
1番最初の緊急事態宣言時など、企業の休業や操業停止
海外からの輸送の途絶えなどもあり、初夏頃から色んな物不足が顕著化していく中で、ガンプラも含まれてました。
その後、物流は再開して色んな物不足は解消に向かって行きましたが、ガンプラだけはここから徐々に品薄感が強くなって行きます。
新工場は建設中で、既に国内生産と海外向け生産計画は決まっておりそれに沿った生産を行なっていましたが、にわかに国内重要が伸び始めて
生産数より需要が上回る様になりました。
店頭在庫や流通在庫がまだあった為、それらの消費で賄える筈だったのが、ここで需要に拍車がかかります。
一気に流通在庫もなくなり、店頭では空き棚が目立つ様になりました。
メーカーは予定通り新工場稼働を開始しますが、コロナ禍でもあり制限がある中での新工場稼働となりました。
生産計画は既に策定済み、海外分も既に契約済みの為
新工場稼働したからといって、いきなり国内向けを増やす事も出来ず、その間にどんどんと国内在庫数は減少して生産されたアイテムがあっという間に消費される状態に投入します。
品不足を解消するにはどうすれば良いか?
当然増産して対応が最も効果的ですが、工場の生産能力以上は無理です。
ここで工場を更に建設するか、生産計画で対応するかの二択になります。
どちらも時間がかかりますが、決定的に違うのは後者は費用とリスクを減らす事が出来ます。
そこでメーカーは2021年下半期からの生産計画を品薄解消モードに変更しました。
まずは一部決まってた生産アイテムを取りやめ、緊急で需要が高いアイテムの生産に割り振ります。
RGや30MSの生産頻度を増やしました。
そして、再生産アイテム選定を極く最近生産した物を再び生産する事により
とりあえずの需要を一巡させる方法に切り替えました。
本来は定番アイテムをローテーションで再生産しつつ、プラスで多様なアイテムの中でもニッチな物を織り交ぜて再生産して行きますが、それを取りやめて
ひたすら半年前と同じ物を作る
つまり同一アイテムの供給量を増やす事で、市場の沈静化に充てました。
加熱気味の市場を覚ますために、新製品導入も控えました。
本来であれば新シリーズの30MSは矢継ぎ早に新アイテムを発表して盛り上げていきたい所ですが、それをぐっと我慢します。
ガンプラも新アニメこそタイトルは発表しましたが、2021年秋新作発表2022年春新作発表でも
ガンプラは目玉を発表しませんでした。
生産アイテムは2021年と変わらない物をもう一度再生産して需要を満たし
さらなる加熱にならない様に新作投入は先送りにする。
こうやって2022年中に品不足を解消するべくメーカーは対策をしています。
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