アカデミー映画祭の音響賞を獲得。納得。オープニングの音楽から怖い。ところどころの雑音的な音も怖い。場面で残虐なシーンは現れないが、日常会話でいろいろ異常な状況が日常になってるのが怖い。毛皮コートが実はユダヤ人のもの、使用人に対し、「お前なんて焼いてしまうから」などと感情的に言うナチス将校の妻とか、歯を入念に調べている少年が持っているものが実はユダヤ人のものでは?とか、川で泳いでるとユダヤ人の所有物と思しきものが流れてきてその瞬間岸に上がり、体を洗うところとか。なんといっても、最後に現在のアウシュビッツ収容所での様子を映しているところ。映画終盤に焼却炉や、収容された方々の大量の靴をみたときに本当に何とも言えない気持ちになりました。怖いの一言では片づけられないなんともいえない気持ちです。
タグ:アウシュビッツ収容所 ポーランド
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