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新しい自然免疫学・免疫システムの真の主役

新しい自然免疫学・免疫システムの真の主役

人間は今の人間の想像する以上の生物かもしれませんね。

内容の主旨:「獲得免疫」系と「自然免疫」系に大きく分類される免疫システムについて新たなる自然免疫システムとして解説しています。

獲得免疫:病原体(抗原)に応じた抗体をつくり病原体に備えるしくみ。
自然免疫:マクロファージや樹状細胞などが病原体を食べるしくみ。




新しい自然免疫学・免疫システムの真の主役

目次

第1章 
免疫学研究の夜明け
1.1 “免疫”システムの本質を考える
1.2 観察から始まった“免疫”
1.3 獲得免疫の研究と私たち
1.4 20世紀後半までの常識
1.5 メチニコフと自然免疫
1.6 ジェンナーと天然痘
1.7 二人の巨人 パスツールとコッホ
1.8 ベーリングの業績
1.9 日本の免疫学の草分け、北里柴三郎

第2章 
B細胞と抗体の多様性
2.1 エールリヒの側鎖説
2.2 免疫細胞の分類
2.3 B細胞の発見
2.4 B細胞とはどんな細胞か?
2.5 抗体とはなにか?
2.6 免疫グロブリンの性質

第3章 
T細胞の多彩な働き
3.1 T細胞の発見
3.2 IgE抗体の発見
3.3 アレルギーと抗体産生の関係
3.4 T細胞の働き

第4章 
敗血症と自然免疫学
4.1 “眠りの森の美女”がかかった病気とは?
4.2 敗血症の症状
4.3 歴史に見る敗血症
4.4 リムルス試験
4.5 明らかになる敗血症の正体

第5章 
新しい自然免疫学
5.1 抗原提示細胞としての樹状細胞
5.2 自然免疫研究の新しい展開
5.3 遺伝子ノックアウト実験とは?
5.4 新発見はショウジョウバエから始まった
5.5 Tollとはどんなもの?
5.6 Tollの構造

第6章 
自然免疫の真の姿―審良静男研究室の成果を中心に
6.1 リポ多糖の受容体を巡って
6.2 次々と明らかにされたTLRの機能
6.3 さらに明らかにされた自然免疫の驚くべき姿
6.4 自然免疫と獲得免疫を結ぶTLRの機能
6.5 ガン免疫療法の謎とTLR
6.6 TLRをはじめとする自然免疫システムの意味

第7章 
生物の進化と免疫
7.1 免疫も進化する
7.2 軟体動物の免疫システム
7.3 地球の支配者? 昆虫の免疫システム
7.4 “われわれの親戚”ホヤの免疫
7.5 獲得免疫への架け橋
7.6 獲得免疫の起源を求めて
あとがきにかえて
インタビュー:審良静男「免疫学を学ぶ人たちへ」





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