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2015年12月20日

中韓自由貿易協定

本日より中韓自由貿易協定が有効になり、同時に中国・オーストラリア間の自由貿易協定も有効となる。どちらかというと中韓自由貿易協定が圧倒的にオーストラリアとの協定より輸出入量を伸ばすだろう。これにより韓国からの化粧品や電気製品がこれまでより中国市場に出回ることになりそうだ。

習近平政権になってからは露骨に日本への敵対感情を煽るテレビ番組やドキュメンタリーなどの宣伝が増えたため、中国市場では日本製品に代わって韓国製品や韓国料理店が増加する傾向にある。ことに化粧品や電気製品などの分野で韓国の進出が目立つ。また硫黄などの肥料などに使用される化学製品も、これまでの日本製品に代えて価格の安い韓国製品が入って来るという。


中国はすでにかなりの数の国家と自由貿易協定を結んでおり、アジアではパキスタン・ASEAN・シンガポール・台湾・香港などと自由貿易協定を結んでいる。胡錦濤政権時には日本とも日中韓自由貿易協定という話があったのだが、習近平政権は日本を冷遇する政策を取っているので日本は外される形で韓国との自由貿易協定が優先して結ばれた。これは習近平の掲げる「一帯一路シルクロード計画」の一部であり、アジアインフラ投資銀行に続き露骨に日本とアメリカを除外する形で経済貿易関係が強化されていくのであろう。

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