エボラ出血熱の治療薬候補だった抗ウイルス薬『レムデシビル』を新型コロナウイルスの重症感染者に投与した初期研究結果の発表が出ました。
投与53人に対して7割近くに症状の改善がみられたそうです。しかし今回、未承認薬を医師の判断で投与した研究であったため、日本の国立国際医療研修センターも参加している中で、有効性と安全性を調べる正式な臨床実験が行われています。今月以降、順次発表される成果が注目されるでしょう。
しかし今回、コロナウイルスの重症患者に投与した4分の1の人に重い副作用がみられたとのことですがどのような副作用かは聞かされていないので、こちらも非常に気になるところです。
そして、こんな情報も入ってきました。
感染し回復した人の血液は、ウイルスを排除する強い免疫能力を持つといわれ、この血液を重症患者に投与すれば体内のウイルスを排除するのに役立つとされる。そこに目をつけ開発を進めている武田薬品工業は、2019年1月にアイルランドの製薬大手シャイアーを買収しました。武田は3月に、このシャイアーの技術を活用して最短9カ月で治療薬として完成させる方針を公表しました。これは、大きく期待したいところです。
私たちは特になにもできずにいますがその中でもやれることを増やしていきましょう。まずは、必要以上の外出は避けましょう。感染しない。移さない。気を付けて生きましょう。
レムデシビル
エボラ出血熱の治療薬候補だった抗ウイルス薬『レムデシビル』は、米製薬会社ギリアド・サイエンシズが開発しましたが、当時、エボラ熱への有効性は確認されなかったとされています。
シャイアー
人の血液からさまざまな免疫を取り出し医薬品として販売する世界大手の製薬会社である
武田薬品工業
国内製薬首位。がん、中枢神経、消化器、希少疾患等に重点。巨額買収で世界売上上位10強入り
2020年04月13日の株価は3648円辺り
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