私が子供の頃、鉄腕アトムのTVアニメ放送後は、手塚治虫による毎日の漫画掲載が産経新聞で始まりました。
それ欲しさに、産経新聞にしてもらい、毎日切り抜きました。
以下が、そのざっくりの時間軸です。
--
太陽に突っ込んだはずのアトムは、故障し太陽近くの衛星軌道を回っていた。
たまたま付近を通った、イナゴ星人(イナゴの形状の宇宙人)の新婚旅行中の宇宙船に拾われ、科学者の夫によってアトムは修理される。
妻は、地球に行きたいと言い出し、アトムと共に地球に訪れる。妻が地球へ行くにあたって、人類の形態に蛹から生まれ変わるように変態します。これは、妻を奪おうとするイナゴ星人の金持ちから妻を守るためにも、ちょうど良いと夫が考えたからです。
しかし、用いた宇宙船が亜高速であったため1964年あたりの地球(新聞の掲載時代)に到着する。科学技術省もまだ存在せず、アトムはエネルギー切れになる。動かなくなったアトムは、梱包され配送先が記載されたまま、時間が経過する。
発見されたアトムは、御茶ノ水博士のもとに配送されます。
ここで、タイムパラドクスが生じていそうなのですが、よく記憶していません。
アトムは、天馬博士が無謀運転で死亡した息子 トビオの代わりとして作ったロボットで、御茶ノ水博士が長官になったのは、その後になります。つまり 御茶ノ水博士のもとに送られた時、アトムは2体存在したはずです。
さて・・コレが新聞掲載時のストーリーの私の記憶。
−−
このタイムパラドクスは、地球に残っていたステラさん(イナゴ星人の妻)よって解決されていることを最近知りました。 新聞掲載とは、違うストーリーのようです。
ステラさんは、小さくなったまま地球に残っていましたた。動かなくなったアトムのそばで暮らしていました。 ああ、むしろ逆でエネルギー切れになることを悟ったアトムがステラさんを探して合流したのです。
ここの描写は、ステラさんがミクロガンマ光線(名前は違うだろうが)を使って、自分の体を昆虫サイズに小さくした際、周りの植物も縮小してしまいました。アトムはそれを見つけることができたのです。
科学技術省で、アトムが作られたが、なかなか起動しないという新聞を、偶然ステラさんが読みます。
ステラさんが隠れ住んでいる近くに、最初のアトムがもう動きませんが、存在していました。
「とうとう起きてしまった。 あなたはここに存在してはいけないのよ」
とステラさんは、最初のアトムを破壊します。
ここでタイムパラドクスが解消し、科学技術省で作られているアトムが起動します。
手塚先生、いくつかの派生バージョンを描いたようです。
ちなみにイナゴ星人の夫からステラさんを略奪しようという金持ちはが登場します。この関係は、、『風と共に去りぬ』のオマージュになっているようです。
夫はアシュレー、
ステラさんはケイティ・スカーレット・オハラ。
ステラさんを奪おうとするのは、レット・バトラー
まだまだ発見はありそうですが、今日はここまで。
タグ:鉄腕アトム