2015年06月10日
昭和館で高倉健の映画「駅STATION」を見ました。
小倉駅から徒歩5分、旦過市場のそばにある、昭和館。
昔ながらの映画館である。
過去の名作を2本立てで連続上映。1,100円で一日中滞在も可能である。
今風のシネマコンプレックスは一度の上映で総入れ替え制だが、2本とも時間の許す限り何度も見ることができる、素敵な映画館である。
昭和館1と昭和館2があり、1が洋画中心、2が邦画中心である。
2の方では「ありがとう健さん!高倉健追悼上映特集第7弾」として、4週間にわたって高倉健の作品が上映される。
第1週は「駅STATION」と「緋牡丹博徒」。
「駅STATION」は1981年(昭和56年)東宝にて公開された。テレビで放送されたこともあるが、まだ小学生で、武田鉄矢が出てくるシーンあたりで、
「寝なさい!」
と父に怒られ、最後まで見ることができないまま、現在に至ってしまった。
銭函駅が出てきて、増毛駅や留萌駅、北海道が舞台になり、鉄道が登場する映画として、ずっと気になっていた。
昭和館2の外観。
魚町銀天街をまっすぐ歩いて、旦過市場に入るあたりにあります。
ロビーには高倉健の出演作のポスターや、新聞記事が展示されていました。
飲食物の持ち込みも自由。以前映画を見に行ったときは、「シロヤ」のパンをたくさん買い込んで、映画を見ながら食べていた。
ロビーの新聞記事によると、旦過市場で弁当を買って、食べている人も多いらしい。
実際に弁当を食べる音が聞こえてきていた。
価格:2,000円 |
到着したときは、ちょうど「緋牡丹博徒」が始まったばかりだった。
藤純子の色っぽいこと。
任侠映画はちょっと苦手…。
ということもなく、最後まで見てしまった。
人吉も登場して、球磨川や人吉城、青井阿蘇神社など行ったことのある所が出ていた。
価格:2,610円 |
上映が終わって館内を見ると、ほぼ満席。しかも私の親の年代あたりの年配者だらけ。
飲食物の持ち込みは自由、なのに皆、きちんと後かたづけするから、館内はとても綺麗だった。
そして、いよいよ「駅STATION」が始まった。
銭函駅が出てきて、旧型客車が到着。英次(高倉健)の元妻と子供との別れのシーンでなぜか、涙が溢れてきた。
国鉄の雰囲気があちこちにあり、ストーリーのおもしろさと鉄分濃い目の描写がいい!
昭和館のサイト
めでたく、ラストまで見ることが出来た。倉本聰の脚本は「北の国から」を知る人には、別れた妻はいしだあゆみがすることになり、田中邦衛が出てくる。
「幸福の黄色いハンカチ」と同様、高倉健と倍賞千恵子は何かと男女の仲にならないといけないようだ。
武田鉄矢がちょこっとだけ出てくるのもいい。
「あなたへ」で共演していた大滝秀治もちゃんと登場しています。
「樺太まで聞こえるかと思ったぜ」
この独り言がツボにはまりました。
どのシーンでこの独り言が出てきたのか?
ネタバレになるので書きません。是非、ご覧下さい。
予告編動画はこちらです。
価格:2,000円 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image