2016年09月20日
のん、あまちゃんロケ地を訪問。アニメ初主演も・・
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あまちゃんロケ地を訪問・激励
NHK連続テレビ小説あまちゃんに出演した女優、のん(本名・能年玲奈)さんと渡辺えりさんが18日、ロケ地だった岩手県久慈市を訪れ、台風10号で被災した住民や商店主らを励ましました。
ふたりは中心商店街を回り、ドラマゆかりの喫茶店や菓子店などに立ち寄っては店主らと再会を喜び合いました。新装オープン直後に被災した「あまちゃんハウス」では、ロケセットや衣装など展示品300点のほとんどが泥水をかぶったと聞き、絶句していました。
三陸鉄道久慈駅前ではお帰りセレモニーがあり、全国から約千人のファンが詰めかけました。のんさんは「ただいま! 久慈のみなさんが一日も早くパワフルな毎日を送れるよう願っています」と笑顔で激励。街を元気づけようと近くの交流施設でシャッターアートが企画され、のんさんもオリジナルの絵を描きました。
青森県田子町から訪れた向井ハヨさん(73)は「玲奈ちゃんが大好きで久慈には毎年来ている。傷ついた久慈があまちゃんパワーで早く元気になってほしい」と話します。
のんさんがゲスト参加する予定だった久慈秋まつりが台風被害で中止になったため、のんさん自ら希望して慰問が実現しました。
改名後初主演は声優
また、のんさんは11月12日公開のアニメ映画「この世界の片隅に」で主人公の声を担当することが分かりました。アニメ映画初主演となります。のんさんは「なんか地面からふわっと浮いちゃいそうなくらいうれしかった」としています。「この世界の片隅に」は、第2次世界大戦中の広島・呉が舞台となる。日々を大切に前を向いていく女性すずが主人公。こうの史代さんの同名漫画が原作で、片渕須直さんが監督を務めました。片渕監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」と、その声にほれ込んで起用したといいます。
のんさんは「私は戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがありました。(戦争は)非日常なもので別次元のものと思っていたのですが、原作を読ませていただいて、日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向けてみようと思いました」とコメント。また、主人公すずについては「感情が沸きたった時に、がーって絵を描いているところがすごく共感しました。すずさんは、ぼーっとしていると言われながらも、パワフルでポジティブなところが好きです」と話します。
のんさんは、これまで本名の能年玲奈でドラマや映画に出演してきましたが、能年さんの代理人は先月、今後の芸能活動の名前を「のん」に改めることを明らかにしていました。
この作品は改名後、初の本格的な出演作となります。
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