2012年11月04日
家庭用洗剤の扱い方 安易な移し替え、事故のもと
11月3日 朝日新聞 朝刊 生活面からの記事です。
業務用アルカリ性洗剤を移し替えた缶が破裂し、けが人が出る事故が10月東京都内の地下鉄で起きた。
洗剤に含まれる水酸化ナトリウムがアルミと化学反応を起こし、水素ガスが発生した事が原因だった。
注意表示をチェック
家庭用の市販洗剤や洗浄剤には、法律や業界団体の自主基準で決めた様々な注意表示がある。
代表例が「まぜるな危険」
台所の漂白剤など「塩素系」と、トイレの洗浄剤など「酸性タイプ」や食酢を一緒に使うと、有害な塩素ガスが発生する危険を知らせるものだ。
主な注意表示
酸性タイプと併用不可
他の容器に移さない
付け替え時液はね注意
金属腐食性物質、皮膚腐食性、目に対する重篤な損傷
急性毒性
今回の事故につながった「移し替え」
注意が必要な製品には「他の容器に移して使用しない」「(この容器に)他の洗剤や漂白剤を入れて使わない」とある。
容器の無駄をなくす目的は同じでも、「詰め替え用」と「付け替え用」は異なる。
洗濯や食器用の中性洗剤で、「詰め替え用」が主流なのは、それだけ事故が置きにくいからだ。
一方、アルカリ性のカビ取り剤などは、スプレー部分を付け替えるようになっている。
法律で有害成分と容器の強度には規制があり、液を移し替えるときに手で触れるリスクも減らす。
業務用、しっかり区別
家庭用と業務用の違いも知っておこう。
家庭用は、効果と安全性のバランスを考え、成分の割合に上限を定めている。
メーカーの担当者は「どんな場面に使うかに合わせて、安全が確保できるように濃度や容器のデザインは決めている。使用法に従って!」
業務用はどうか、扱いに注意のいる製品には「業務用」と表示するほか、専門知識のない従業員が扱う事を想定し、家庭用の表示法に沿ったガイドラインを作っている。
「業務用には、食洗器用など人の手に触れないことを前提とした製品も多い。ネットなどで手に入るからいって、自己流の使い方をすると危険です」
業務用洗剤は、量が多く、効果も高いとお買い得ですが、注意事項をよく読んで使用しましょう。
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