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2018年10月05日
価値観を変える人との出会い(Aさん)「”相手のため”は自己満足か」第3回
どうも、オレンジ天使です。
前回の続きです。前回の記事読んでいない方は前回から読んでください。
第1回目はこちら
→Aさん第1回
第2回目はこちら
→Aさん第2回
夏期講習で遅刻や欠席といった目に見える悪い変化がでてきたAさん。しかし、9月になって2学期が始まると再び元気な様子に。
9月と10月、順調に授業は進みました。
そして、10月中旬の中間テスト。
結果は、1学期の期末よりは上がっているものの、答案を見る限りにおいて理解度はまだまだでした。
他の科目についても1学期期末の時と同様に点数と平均点を聞きました。やはり、大体平均点前後という結果でした。
そして、1学期の時と同じように怒るというか、こんな点数でどうするのと1学期の期末テストの時と同じように聞いてしまいます。
Aさんにとっては再び勉強に関する辛い経験になってしまったわけです。
そして、時を同じくして別の軸でAさんは苦しむことになってしまいます。
時間は少し戻って8月の頭のこと。
地元の神戸では8月1週目の土曜日に大きな花火大会があります。
その週の授業で、Aさんに冗談で「今週末のみなと神戸の花火大会一緒に行く?」って聞いたんです。さすがに石川から兵庫には来れないので、もちろん一緒に行ったりは出来ないし、塾の契約上一緒に遊ぶとまずいことになるのはわかっていたので、完全に冗談としていったわけです。
そうすると、Aさんは「先生と一緒に行きたいです!」って笑顔で返してくれました。
結果としてはその花火大会にはバイト先の後輩と一緒に行きました。
次に8月の中盤。講習を欠席するようになる前の週です。
花火大会に一緒に行った後輩とご飯に行きました。
大阪駅近くのとあるビルの28階にある、夜景がきれいに見える創作和食のお店です。
そのことをAさんに授業の本題に入る前の雑談として話しました。
花火大会に一緒に行った人とご飯に行ったこと。
夜景が見えるお洒落なお店に行ったこと。
こういうことを話したわけですが、少し表情が曇っていたような印象を受けました。
でも、当時の自分はその後輩との関係性を作ることで頭がいっぱいで、細かいAさんの表情の変化に気づいてはいたものの、そこから何か考えて対策を取るということはしませんでした。
そして、問題の10月に入ります。
結果として最後になってしまった授業の1回前の授業でのことです。
その週末にその後輩を家に呼んで手料理をふるまうことになっていました。
そして、Aさんに「今週末例の人に手料理ふるまうんやけど、何作ったったらええと思う?」と相談をしました。Aさんは一応は答えてくれましたが元気ではなかったような印象でした。
そして結果として最後になってしまった授業。
前回の授業からの1週間で、その後輩ともめにもめてしまいます。
そのことを受けて、「〇〇(後輩の名前)さんに重たいって言われてんけど、どうしよう…」と相談をしました。授業始まって以来初めて自分がAさんに弱みを見せた瞬間でした。
Aさんの返事は「え… 私には分からないです…」と細い声で。
次の週、いつも通り準備して待っていましたが当日欠席(振替対応が出来ません)
さらに次の週も同じ。
それから数日して後者の室長から連絡掲示板に一言書き込みが。
「Aさんが退会しました」
当然驚きます。
「はい、わかりました」となるわけもなく。
こちら側の室長に頼んで、室長同士でやり取りをしてもらって、
詳しい退会の経緯など聞き出してもらいました。
その内容をまとめるとこんな感じでした。
・Aさんは先生との関係で悩んでいた。
・先生に彼女の話をされて心が壊れた。
・もう二度と先生の顔も見たくない。
その時初めて、自分がどれだけAさんを傷つけてきたのか認識しました。
たくさん後悔もしたし、今となっては後輩とのことで視野が狭くなりすぎてたなあと思います。
あれから3年が経ちました。
普通なら、大学1年生になっている年齢です。(2018年現在)
当然、どこの大学に行って何をやっているのか知る由もありません。
__________________________________________________
Aさんとのエピソードは以上です。
以上のようなエピソードを通して、次の記事で以下の3点について考察しようと思います。
・「相手のため」は本当に相手のためか?
・ネット個別が生徒に与える講師の偶像性について
・労働負荷と生活負荷の相互作用について
相手のために頑張ったのに相手に嫌われてしまった経験がある人
ネットを利用してのみのコミュニケーションを経験したことがある人
労働と生活の両方にストレスを感じている人
きっと何かの気づきを得れると思いますので、
ぜひ次の記事もご覧ください。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
前回の続きです。前回の記事読んでいない方は前回から読んでください。
第1回目はこちら
→Aさん第1回
第2回目はこちら
→Aさん第2回
夏期講習で遅刻や欠席といった目に見える悪い変化がでてきたAさん。しかし、9月になって2学期が始まると再び元気な様子に。
9月と10月、順調に授業は進みました。
そして、10月中旬の中間テスト。
結果は、1学期の期末よりは上がっているものの、答案を見る限りにおいて理解度はまだまだでした。
他の科目についても1学期期末の時と同様に点数と平均点を聞きました。やはり、大体平均点前後という結果でした。
そして、1学期の時と同じように怒るというか、こんな点数でどうするのと1学期の期末テストの時と同じように聞いてしまいます。
Aさんにとっては再び勉強に関する辛い経験になってしまったわけです。
そして、時を同じくして別の軸でAさんは苦しむことになってしまいます。
時間は少し戻って8月の頭のこと。
地元の神戸では8月1週目の土曜日に大きな花火大会があります。
その週の授業で、Aさんに冗談で「今週末のみなと神戸の花火大会一緒に行く?」って聞いたんです。さすがに石川から兵庫には来れないので、もちろん一緒に行ったりは出来ないし、塾の契約上一緒に遊ぶとまずいことになるのはわかっていたので、完全に冗談としていったわけです。
そうすると、Aさんは「先生と一緒に行きたいです!」って笑顔で返してくれました。
結果としてはその花火大会にはバイト先の後輩と一緒に行きました。
次に8月の中盤。講習を欠席するようになる前の週です。
花火大会に一緒に行った後輩とご飯に行きました。
大阪駅近くのとあるビルの28階にある、夜景がきれいに見える創作和食のお店です。
そのことをAさんに授業の本題に入る前の雑談として話しました。
花火大会に一緒に行った人とご飯に行ったこと。
夜景が見えるお洒落なお店に行ったこと。
こういうことを話したわけですが、少し表情が曇っていたような印象を受けました。
でも、当時の自分はその後輩との関係性を作ることで頭がいっぱいで、細かいAさんの表情の変化に気づいてはいたものの、そこから何か考えて対策を取るということはしませんでした。
そして、問題の10月に入ります。
結果として最後になってしまった授業の1回前の授業でのことです。
その週末にその後輩を家に呼んで手料理をふるまうことになっていました。
そして、Aさんに「今週末例の人に手料理ふるまうんやけど、何作ったったらええと思う?」と相談をしました。Aさんは一応は答えてくれましたが元気ではなかったような印象でした。
そして結果として最後になってしまった授業。
前回の授業からの1週間で、その後輩ともめにもめてしまいます。
そのことを受けて、「〇〇(後輩の名前)さんに重たいって言われてんけど、どうしよう…」と相談をしました。授業始まって以来初めて自分がAさんに弱みを見せた瞬間でした。
Aさんの返事は「え… 私には分からないです…」と細い声で。
次の週、いつも通り準備して待っていましたが当日欠席(振替対応が出来ません)
さらに次の週も同じ。
それから数日して後者の室長から連絡掲示板に一言書き込みが。
「Aさんが退会しました」
当然驚きます。
「はい、わかりました」となるわけもなく。
こちら側の室長に頼んで、室長同士でやり取りをしてもらって、
詳しい退会の経緯など聞き出してもらいました。
その内容をまとめるとこんな感じでした。
・Aさんは先生との関係で悩んでいた。
・先生に彼女の話をされて心が壊れた。
・もう二度と先生の顔も見たくない。
その時初めて、自分がどれだけAさんを傷つけてきたのか認識しました。
たくさん後悔もしたし、今となっては後輩とのことで視野が狭くなりすぎてたなあと思います。
あれから3年が経ちました。
普通なら、大学1年生になっている年齢です。(2018年現在)
当然、どこの大学に行って何をやっているのか知る由もありません。
__________________________________________________
Aさんとのエピソードは以上です。
以上のようなエピソードを通して、次の記事で以下の3点について考察しようと思います。
・「相手のため」は本当に相手のためか?
・ネット個別が生徒に与える講師の偶像性について
・労働負荷と生活負荷の相互作用について
相手のために頑張ったのに相手に嫌われてしまった経験がある人
ネットを利用してのみのコミュニケーションを経験したことがある人
労働と生活の両方にストレスを感じている人
きっと何かの気づきを得れると思いますので、
ぜひ次の記事もご覧ください。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。