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2018年10月08日

価値観を変える人との出会い(Aさん)「”相手のため”は自己満足か」第4回(考察その1)

どうも、オレンジ天使です。

前回の続きです。前回の記事読んでいない方は前回から読んでください。

第1回目はこちら
Aさん第1回
第2回目はこちら
Aさん第2回
第3回目はこちら
Aさん第3回





今回は、前3回でお伝えしたAさんとのエピソードを通して考えたことについて書いていきます。



一つ目のテーマ

「相手のため」は本当に相手のためか?





皆さんは大切な人のために頑張ろうとしたことが少なからずあると思います。

パートナーのために、仕事仲間のために、友人のために、子どものために…

あるいは、被災者のために、発展途上国の人たちのために、というのもあるでしょう。




もちろんそうしたことは素晴らしいことだと思います。

2011年の東日本大震災のときには「東北のために」という言葉がよく使われました。



でも、一つ考えてほしいのです。

その頑張りは、価値観の押し付けになってはいないですか?





例えばこんな話があります。



とある先進国が、途上国のためにと思って、経済支援を行いました。

その途上国というのは、それまで金銭の概念がなかった地域でした。

確かに、経済支援によって、経済のレベルは向上しました。

でも、当事者の中では、今までの方がよかったと感じる人の方が多かったそうです。

今まではお金なんてなくて、人々の思いやりによって、物々交換をしたり、

皆で助けながら楽しく生活できてきていた。

しかし、金銭という一つのシステムが入ってきたことによって、

今までのようにはいかなくなったからです。






お金というのは、一つの経済システムにすぎません。

先進国によって「支援」という形でもたらされたシステムが、

それまでの途上国の中に存在していたシステムを破壊してしまったわけです。

それはきっと途上国の人たちにとってみれば、よくないことだったと思います。






このように、「相手のため」という言葉の下に行われる行動が

実は相手にネガティブな感情を与えることはよくあります。



自分が体験したAさんとのエピソードでもまさにそうだったと思います。

自分としてはAさんに京大や阪大のようないい大学に行ってほしかった。
だから、Aさんがいい大学にいくために必死でやってきていたわけです。


でも、ふと考えてみると、必死で勉強していい大学に行くことを
Aさんは望んでいたのかな?と思うのです。


Aさんは偏差値55くらいの学校に通っていて、おそらく周りに京大や阪大を目指して勉強を頑張っている人っていなかったと思います。ましてや高校1年生で高校に入学してすぐという時期ですから。


だから、いくら好きな先生から、才能がある、素質があるといわれても、
じゃあ高校入学間もない今の時期から京大や阪大を目指して必死に勉強をしよう
とは思えなかったんじゃないかなって。


Aさんが当時どう思っていたのかは今となっては分からないけれど、
「Aさんのために」頑張っていることはおそらくAさんにも伝わっていたと思います。


でも、その気持ちにこたえきれないっていうところでAさんは悩んでいたんだと思います。
そして、自分が後輩との恋愛関係を話したことで、さらに負荷がかかって爆発してしまったんだと思います。思いが強かったからこそ「二度と顔も見たくない」という言葉が出てきたのでしょう。




__________________________________________________


「相手のために」頑張ること自体は素敵なことです。



でも、その時には普段より意識して相手の気持ちに寄り添うことが大切なんだろうなって思います。


「頑張る」という気持ち自体が強くなりすぎると、どうしても意識の中から相手の存在が離脱してしまいやすくなります。だから、いつもよりも相手の存在を頭に入れて頑張ろうとすることが必要なんじゃないのかなと思います。




「相手のために頑張ってきたのに」って後悔するのはつらいものがあります。

一生懸命頑張れば頑張るほどそのつらい気持ちは大きくなります。

そうならないためにも、繰り返しになりますが、相手の気持ちを都度都度考えながら、頑張っていくことが大切なんでしょうね。






というわけでまとめます。




Aさんを通して得た教訓その@


「頑張る」が独り歩きしないように。
「相手のために」を頻繁に意識するように。
そうすれば真の「相手のための努力」となる。






次回は考察Aとして、「ネット個別が生徒に与える講師の偶像性について」を扱います。



ネット個別は質的に大きく他の教育体系と異なるところがあります。


これから先、遠隔授業など一般的になると思います。

しかし、ネット個別をやるうえで特段気を付けなければいけないことがあると思います。

講師として2年以上経験したからこそ体感したことです。






是非次回もご覧ください。
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