アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2015年09月14日

ごみの中から親の遺骨が発見された

◆遺骨捨てる人が増加 永代供養墓の3万円さえ払う余裕がない

火葬した後、墓に納骨せず遺骨を「置き去り」にする事例が増加している。
遺骨をしかるべき保管場所以外に放置すると「死体遺棄」にあたり、
3年以下の懲役に処されるが、経済的な事情などもあり、
「忘れ物」という形で放置される例が後を絶たないのだ。

放置される場所は、電車の網棚の上や神社等の施設内など様々だ。
関東在住の住職は、自身の経験をこう話す。

「檀家でない男性が訪れてきて『お墓を買う費用もなく、
遺骨をどうしたらいいかわからない』という相談を受けました。
冬場なのに着ているのは穴の開いたシャツ1枚で
生活費もままならない様子でしたので、
通常は身元保証人がいないとやらないのですが、
一時的に遺骨を預かることにしたんです。
ところがその後、男性から電話で『ごめんなさい』とだけ告げられた後に
連絡が取れなくなってしまって……結局遺骨はこちらで弔いました」

遺骨の埋葬先の相談・支援を引き受けるNPO法人
「終の棲家なき遺骨を救う会」の柿崎裕治・理事長はこう話す。

「多くの遺骨は布や風呂敷で丁寧に包まれ、
目立つところに置かれるのが特徴です。
せめて見つけてくれた人に丁重に弔ってほしいという、
切なる思いが込められているのでしょう。
悪意や憎しみを持って捨てていく例ばかりではありません」

親や兄弟の遺骨を捨てる──行為自体は咎められて然るべきだが、
捨てる人々の事情や思いを考えると、やりきれない気持ちになる。

やむにやまれず遺骨を捨てる大きな理由には、
前出の例のように「経済的困窮」がある。
日本エンディングサポート協会理事長・佐々木悦子氏の話。

「都内でお墓を買うとすれば、標準的なものでも130万円から140万円、
それに年間維持費で数千円から1万円程度かかります。
最も安価な永代供養墓だと3万円から5万円程度で
維持費もかからないのですが、
実はそれすら払う余裕がないという方が増えています」

そのためか、遺骨を自宅などで保管している人は意外に多い。
首都圏だけでも100万柱あるといわれており、墓に納められないまま
時が経過し続けている“放置予備群"は年々増加している。
老人ホームなど施設に入居する際に遺骨を持ち込めなくて困っている、
といった相談も少なくない。
何らかの契機で保管者に金銭的余裕がなくなり「下流老人」化すれば、
それらの遺骨が「忘れ物」と化すおそれがあるのだ。

週刊ポスト2015年9月18日号 2015年09月12日16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20150912_349052.html
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4176685
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。