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2015年08月04日
売上げの伸びない企業サイトの特徴
こんな企業サイトは売上に繋がらないらしい
「ホームページが売上に繋がらない・・・」職業柄このような相談を受ける機会が多々あります。
売れる企業サイトと売れない企業サイト、その違いは何でしょうか?
売れない企業サイトの特徴
1.サイト名が企業名のみ
2.奇をてらったデザイン
3.新着情報が更新されていない
4.商品の効果が記載されていない
5.「スピード対応」など言葉が抽象的
6.「お客様の声」に良い事しか掲載していない
7.サイト訪問者にとってもらいたい行動が不明確
8.どうでもよい徒然日記的な社長ブログ
9.Twitterの無意味なつぶやきが表示されている
10.サイドバーにバナーが多い
11.「用語集」「リンク集」など無意味なページがある
12.ヘッダ画像がスライドしたりフェードして切り替わる
13.画像が多く重い(ページを開くのに時間がかかる)
1.サイト名が企業名のみ
Googleなどの検索エンジンは、サイト名に含まれるキーワードを一つの参考として、検索結果を表示します。
例えば、「化粧品 通販」というキーワード検索の結果には、「化粧品」と「通販」のキーワードがサイト名に含まれているサイトを検索結果に表示します。(そうでない場合もありますが)
知名度の低い企業の場合には、企業名で検索する見込み客は殆どいません。ですから、サイト名に見込み客が使いそうな検索キーワードを含める必要があります。そうしないと、見込み客の検索に引っかからず見込み客をサイトに招く事すらできません。
例えば、化粧品の通販を行っている企業サイトなら、「化粧品の通販|株式会社○○産業」のようなイメージです。
2.奇をてらったデザイン
奇をてらったデザインは一部の見込み客には響くかも知れませんが、万人受けはしません。
株式会社アイシェアの調査では、凝ったデザインよりもシンプルなデザインに好感を持つサイト訪問者は6.4倍も多い事が分かっています。
競合サイトと差別化させるためや、個性を出すために奇をてらったデザインにするのは逆効果です。デザインはシンプルにしましょう。
3.新着情報が更新されていない
新着情報はサイト訪問者に見られています。新着情報が更新されていないと「この企業は大丈夫かな・・・」と不安を感じます。
ホットリンクの調査によると、「どのような企業サイトであればより信用できるか?」という質問に対して、最も回答が多かったのが「情報量が多いサイト」(77.7%)、次いで「更新頻度が高いサイト」(69.9%)という結果になっています。
最新の新着情報が何年も前のまま止まっているサイトに出会う事があります。そもそも何年もほったらかしにしている企業サイトが売上に繋がる程あまくはありません。
売れる企業サイトの担当者は、「どうやったら検索順位が上げるか」「どうずればサイト訪問者の成約率が上がるか」という事を真剣に考え、定期的にサイトに手を加えています。
4.商品の効果が記載されていない
お客様は商品そのものにお金を払うのではありません。商品を使っている自分をイメージして効果があると感じた場合に購入に至ります。
例えば、英会話教材を探している人にとって、「ネイティブスピーカーが考案した教材」とか「スキルに合った教材」などの商品の特徴は極端な話しどうでもよいのです。
真っ先に知りたいのは、「簡単な日常会話が出来るようになる」とか「TOEICで○○点以上を取れるようになる」など、商品を使った場合に得られる効果です。(分かり易いように大げさな表現を例としてあげています。実際のサイト上では過大広告とならないようにご注意下さい。)
商品の特徴は、効果を裏付けるための情報でしかありません。
しかし、残念ながら、商品の特徴の説明だけに終止してしまい、肝心な効果について分かり易く伝えていない企業サイトが散見されます。
見込み客は商品の特徴から効果を推測してくれる程、その商品に精通していません。ですから、効果を明確に伝えなければなりません。
5.「スピード対応」など言葉が抽象的
「スピード対応」「どこよりも安く」「親切丁寧」などの抽象的な言葉は見込み客の購買意欲を動かすのに殆ど役立ちません。むしろ、抽象的な言葉だけで良い事ばかりを書いていると胡散臭く感じます。
「スピード対応」を見込み客に伝えたいのなら、「ご依頼後24時間以内に対応します。」など、具体的な数字を使って表現しなければ、見込み客は具体的なイメージが持てません。
更にこれだけでは不十分です。なぜなら、比較対象がないため、見込み客は「依頼後24時間以内の対応」が速いのか遅いのかの判断が出来ないからです。
ですから、「他社では対応に3日かかるのが一般的ですが、弊社ではご依頼後24時間以内に対応します。」というように比較対象を示すのがベターです。
6.「お客様の声」に良い事しか掲載していない
最近では多くの企業サイトが「お客様の声」を掲載しています。中には明らかに自作自演と思われる企業サイトも見受けられます。そのため、見込み客は「お客様の声」について、その真偽や内容を慎重に確認するようになっています。
「お客様の声」が自作自演でないとしても、良い事しか掲載していないと何となく真実味に欠けてしまいます。
ホットリンクの調査では、「クレームや悪い意見に対して対応している姿を公開している企業に好感が持てるか?」という質問には、97.1%が「好感が持てる」と回答しています。
お客様の声は、良い事だけでなく、悪い意見も積極的に掲載して「どのように対応したか(対応するか)」という事を載せた方がリアリティがあり、見込み客の信頼を得られます。
7.サイト訪問者にとってもらいたい行動が不明確
サイトのデザインも良く、商品を上手にアピールしているのに、もったいないなと感じる企業サイトに出会う事が良くあります。
それはどんな企業サイトかと言うと、サイト訪問者に最終的に何をしてもらいたいのかが良く分からないサイトです。
「電話で問い合わせをしてもらいたいのか」「フォームから問い合わせをしてもらいたいのか」「見積り依頼をしてもらいたいのか」「サイト上で商品を購入してもらいたいのか」が、明確になっていないのです。
サイト訪問者に最終的にとってもらいたい行動を明示しておかないと、サイト訪問者は何をすれば分からず、サイトを離脱してしまいます。
では具体的にどのようにすれば良いかというと、「お問い合わせはこちら」とか「商品を申込む」などのボタンを設置します。このようなボタンを設置する事で、サイト訪問者は何をすれば良いのかを理解してくれます。
またこれらのボタンは一般的には、緑色やオレンジ色の方がサイト訪問者の反応が良いと言われています。しかし、サイト全体の色彩とのバランスを考えるべきです。要するに、ボタンは目立つ色と大きさでメインコンテンツ中の目立つ場所に設置する事がポイントです。
もう一つのポイントは、サイト訪問者に最終的にとってもらいたい行動は一つに絞る事です。「問い合わせ」「資料請求」など複数のボタンが並んでいると、サイト訪問者は結局どうすれば良いのかが分からなくなってしまいます。
8.どうでもよい徒然日記的な社長ブログ
「今日はどこどこのレストランで食事をしました」「今日はどこどこに行きました」などの徒然日記的な社長ブログは、企業サイトを売上に繋げるために何の役にも立ちません。
むしろ、無意味な社長ブログのバナーは、サイト訪問者の集中力と成約を阻害する要因でしかありません。サイト訪問者には商品の事に集中してもらい、成約(購入や問合せ、資料請求)をしてもらうべきです。
gooが調査した企業サイトで困ってしまうことランキングによると、「公式ブログがスタッフの内輪ネタばかり」が18位となっています。
社長ブログも同様です。見込み客にとって有益な情報を発信していない徒然ブログは全く意味がありません。
そんなブログを書く時間があるのなら、もっと重要な仕事にその時間を使うべきです。
9.Twitterの無意味なつぶやきが表示されている
上記と同様です。サイト訪問者の集中力と成約を阻害する要因でしかありません。
そもそも、サイト訪問者の成約に向けた行動を阻害する要素はページから徹底的に排除すべきです。
株式会社アイシェアの調査では、「企業サイトにどんな情報を求めているか?」という質問のトップは「商品情報(94.0%)」となっています。
サイト訪問者は商品情報を知りたがっています。商品情報を邪魔する要素はページから排除すべきです。
10.サイドバーにバナーが多い
上記と同様です。サイト訪問者の成約に向けた行動を阻害する要素でしかありません。
サイトを売上に繋げるという事が目的であるなら、「社長ブログ」のバナーや「関連企業」のバナーなどは不要です。もしも、サイト訪問者がこれらのバナーをクリックしてしまったら、それは訪問者のサイト離脱を意味し、成約の可能性が一気に遠ざかってしまいます。
11.「用語集」「リンク集」など無意味なページがある
そもそも「用語集」で用語を説明しないといけないような専門用語が多いサイトは訪問者に対して不親切です。専門用語は簡単な言葉に置き換えるべきです。
どうしても専門用語を使わざるをえないのであれば、専門用語を記載する時に併せてその用語の意味を説明してあげる方が親切です。わざわざ「用語集」ページを見に行かなければ、その用語の意味が分からないなんて、面倒で仕方がありません。
「リンク集」もいりません。上記でも述べた通り、サイト訪問者は、「商品情報」を見に来ています。
12.ヘッダ画像がスライドしたりフェードして切り替わる
通常ヘッダ画像には、メインキャッチコピーを記載します。なぜなら、サイト訪問者に対して最も目立つ場所だからです。
そして、メインキャッチコピーには、上記の4.で説明した「商品の効果」を記載するのが定石です。(サイト訪問者が真っ先に知りたい情報だから)
メインキャッチコピーが記載されているヘッダ画像がスライドしたりフェードしたりして切り替わると、メインキャッチコピーが訪問者の印象に残りません。
確かにヘッダ画像に動きがあると格好は良いかも知れません。
しかし、企業サイトの目的が「売上に繋げる」事ならば、ヘッダ画像に動きはつけず、メインキャッチコピーを訪問者に確実に認識してもらうべきです。
ヘッダ画像に動きをつけていても売上に繋がってしる企業サイトは当然あります。しかし、安全策を狙うなら動かさない方が懸命です。
13.画像が多く重い(ページを開くのに時間がかかる)
サイト訪問者は暇ではありません。ページを開くのに3秒も要するようなサイトだとサイト訪問者にストレスを与えます。
gooが調査した企業サイトで困ってしまうことランキングによると、「画像が多くて、重い」が2位となっています。
「ホームページが売上に繋がらない・・・」職業柄このような相談を受ける機会が多々あります。
売れる企業サイトと売れない企業サイト、その違いは何でしょうか?
売れない企業サイトの特徴
1.サイト名が企業名のみ
2.奇をてらったデザイン
3.新着情報が更新されていない
4.商品の効果が記載されていない
5.「スピード対応」など言葉が抽象的
6.「お客様の声」に良い事しか掲載していない
7.サイト訪問者にとってもらいたい行動が不明確
8.どうでもよい徒然日記的な社長ブログ
9.Twitterの無意味なつぶやきが表示されている
10.サイドバーにバナーが多い
11.「用語集」「リンク集」など無意味なページがある
12.ヘッダ画像がスライドしたりフェードして切り替わる
13.画像が多く重い(ページを開くのに時間がかかる)
1.サイト名が企業名のみ
Googleなどの検索エンジンは、サイト名に含まれるキーワードを一つの参考として、検索結果を表示します。
例えば、「化粧品 通販」というキーワード検索の結果には、「化粧品」と「通販」のキーワードがサイト名に含まれているサイトを検索結果に表示します。(そうでない場合もありますが)
知名度の低い企業の場合には、企業名で検索する見込み客は殆どいません。ですから、サイト名に見込み客が使いそうな検索キーワードを含める必要があります。そうしないと、見込み客の検索に引っかからず見込み客をサイトに招く事すらできません。
例えば、化粧品の通販を行っている企業サイトなら、「化粧品の通販|株式会社○○産業」のようなイメージです。
2.奇をてらったデザイン
奇をてらったデザインは一部の見込み客には響くかも知れませんが、万人受けはしません。
株式会社アイシェアの調査では、凝ったデザインよりもシンプルなデザインに好感を持つサイト訪問者は6.4倍も多い事が分かっています。
競合サイトと差別化させるためや、個性を出すために奇をてらったデザインにするのは逆効果です。デザインはシンプルにしましょう。
3.新着情報が更新されていない
新着情報はサイト訪問者に見られています。新着情報が更新されていないと「この企業は大丈夫かな・・・」と不安を感じます。
ホットリンクの調査によると、「どのような企業サイトであればより信用できるか?」という質問に対して、最も回答が多かったのが「情報量が多いサイト」(77.7%)、次いで「更新頻度が高いサイト」(69.9%)という結果になっています。
最新の新着情報が何年も前のまま止まっているサイトに出会う事があります。そもそも何年もほったらかしにしている企業サイトが売上に繋がる程あまくはありません。
売れる企業サイトの担当者は、「どうやったら検索順位が上げるか」「どうずればサイト訪問者の成約率が上がるか」という事を真剣に考え、定期的にサイトに手を加えています。
4.商品の効果が記載されていない
お客様は商品そのものにお金を払うのではありません。商品を使っている自分をイメージして効果があると感じた場合に購入に至ります。
例えば、英会話教材を探している人にとって、「ネイティブスピーカーが考案した教材」とか「スキルに合った教材」などの商品の特徴は極端な話しどうでもよいのです。
真っ先に知りたいのは、「簡単な日常会話が出来るようになる」とか「TOEICで○○点以上を取れるようになる」など、商品を使った場合に得られる効果です。(分かり易いように大げさな表現を例としてあげています。実際のサイト上では過大広告とならないようにご注意下さい。)
商品の特徴は、効果を裏付けるための情報でしかありません。
しかし、残念ながら、商品の特徴の説明だけに終止してしまい、肝心な効果について分かり易く伝えていない企業サイトが散見されます。
見込み客は商品の特徴から効果を推測してくれる程、その商品に精通していません。ですから、効果を明確に伝えなければなりません。
5.「スピード対応」など言葉が抽象的
「スピード対応」「どこよりも安く」「親切丁寧」などの抽象的な言葉は見込み客の購買意欲を動かすのに殆ど役立ちません。むしろ、抽象的な言葉だけで良い事ばかりを書いていると胡散臭く感じます。
「スピード対応」を見込み客に伝えたいのなら、「ご依頼後24時間以内に対応します。」など、具体的な数字を使って表現しなければ、見込み客は具体的なイメージが持てません。
更にこれだけでは不十分です。なぜなら、比較対象がないため、見込み客は「依頼後24時間以内の対応」が速いのか遅いのかの判断が出来ないからです。
ですから、「他社では対応に3日かかるのが一般的ですが、弊社ではご依頼後24時間以内に対応します。」というように比較対象を示すのがベターです。
6.「お客様の声」に良い事しか掲載していない
最近では多くの企業サイトが「お客様の声」を掲載しています。中には明らかに自作自演と思われる企業サイトも見受けられます。そのため、見込み客は「お客様の声」について、その真偽や内容を慎重に確認するようになっています。
「お客様の声」が自作自演でないとしても、良い事しか掲載していないと何となく真実味に欠けてしまいます。
ホットリンクの調査では、「クレームや悪い意見に対して対応している姿を公開している企業に好感が持てるか?」という質問には、97.1%が「好感が持てる」と回答しています。
お客様の声は、良い事だけでなく、悪い意見も積極的に掲載して「どのように対応したか(対応するか)」という事を載せた方がリアリティがあり、見込み客の信頼を得られます。
7.サイト訪問者にとってもらいたい行動が不明確
サイトのデザインも良く、商品を上手にアピールしているのに、もったいないなと感じる企業サイトに出会う事が良くあります。
それはどんな企業サイトかと言うと、サイト訪問者に最終的に何をしてもらいたいのかが良く分からないサイトです。
「電話で問い合わせをしてもらいたいのか」「フォームから問い合わせをしてもらいたいのか」「見積り依頼をしてもらいたいのか」「サイト上で商品を購入してもらいたいのか」が、明確になっていないのです。
サイト訪問者に最終的にとってもらいたい行動を明示しておかないと、サイト訪問者は何をすれば分からず、サイトを離脱してしまいます。
では具体的にどのようにすれば良いかというと、「お問い合わせはこちら」とか「商品を申込む」などのボタンを設置します。このようなボタンを設置する事で、サイト訪問者は何をすれば良いのかを理解してくれます。
またこれらのボタンは一般的には、緑色やオレンジ色の方がサイト訪問者の反応が良いと言われています。しかし、サイト全体の色彩とのバランスを考えるべきです。要するに、ボタンは目立つ色と大きさでメインコンテンツ中の目立つ場所に設置する事がポイントです。
もう一つのポイントは、サイト訪問者に最終的にとってもらいたい行動は一つに絞る事です。「問い合わせ」「資料請求」など複数のボタンが並んでいると、サイト訪問者は結局どうすれば良いのかが分からなくなってしまいます。
8.どうでもよい徒然日記的な社長ブログ
「今日はどこどこのレストランで食事をしました」「今日はどこどこに行きました」などの徒然日記的な社長ブログは、企業サイトを売上に繋げるために何の役にも立ちません。
むしろ、無意味な社長ブログのバナーは、サイト訪問者の集中力と成約を阻害する要因でしかありません。サイト訪問者には商品の事に集中してもらい、成約(購入や問合せ、資料請求)をしてもらうべきです。
gooが調査した企業サイトで困ってしまうことランキングによると、「公式ブログがスタッフの内輪ネタばかり」が18位となっています。
社長ブログも同様です。見込み客にとって有益な情報を発信していない徒然ブログは全く意味がありません。
そんなブログを書く時間があるのなら、もっと重要な仕事にその時間を使うべきです。
9.Twitterの無意味なつぶやきが表示されている
上記と同様です。サイト訪問者の集中力と成約を阻害する要因でしかありません。
そもそも、サイト訪問者の成約に向けた行動を阻害する要素はページから徹底的に排除すべきです。
株式会社アイシェアの調査では、「企業サイトにどんな情報を求めているか?」という質問のトップは「商品情報(94.0%)」となっています。
サイト訪問者は商品情報を知りたがっています。商品情報を邪魔する要素はページから排除すべきです。
10.サイドバーにバナーが多い
上記と同様です。サイト訪問者の成約に向けた行動を阻害する要素でしかありません。
サイトを売上に繋げるという事が目的であるなら、「社長ブログ」のバナーや「関連企業」のバナーなどは不要です。もしも、サイト訪問者がこれらのバナーをクリックしてしまったら、それは訪問者のサイト離脱を意味し、成約の可能性が一気に遠ざかってしまいます。
11.「用語集」「リンク集」など無意味なページがある
そもそも「用語集」で用語を説明しないといけないような専門用語が多いサイトは訪問者に対して不親切です。専門用語は簡単な言葉に置き換えるべきです。
どうしても専門用語を使わざるをえないのであれば、専門用語を記載する時に併せてその用語の意味を説明してあげる方が親切です。わざわざ「用語集」ページを見に行かなければ、その用語の意味が分からないなんて、面倒で仕方がありません。
「リンク集」もいりません。上記でも述べた通り、サイト訪問者は、「商品情報」を見に来ています。
12.ヘッダ画像がスライドしたりフェードして切り替わる
通常ヘッダ画像には、メインキャッチコピーを記載します。なぜなら、サイト訪問者に対して最も目立つ場所だからです。
そして、メインキャッチコピーには、上記の4.で説明した「商品の効果」を記載するのが定石です。(サイト訪問者が真っ先に知りたい情報だから)
メインキャッチコピーが記載されているヘッダ画像がスライドしたりフェードしたりして切り替わると、メインキャッチコピーが訪問者の印象に残りません。
確かにヘッダ画像に動きがあると格好は良いかも知れません。
しかし、企業サイトの目的が「売上に繋げる」事ならば、ヘッダ画像に動きはつけず、メインキャッチコピーを訪問者に確実に認識してもらうべきです。
ヘッダ画像に動きをつけていても売上に繋がってしる企業サイトは当然あります。しかし、安全策を狙うなら動かさない方が懸命です。
13.画像が多く重い(ページを開くのに時間がかかる)
サイト訪問者は暇ではありません。ページを開くのに3秒も要するようなサイトだとサイト訪問者にストレスを与えます。
gooが調査した企業サイトで困ってしまうことランキングによると、「画像が多くて、重い」が2位となっています。
検索順位が100位以上上昇したSEO対策
紹介するのは、検索順位が100位以上も大幅に改善された事例です。
そのサイトは1月末にSEO対策の見直しも含めてリニューアルを行いました。SEO対策の見直しと言っても、外部対策は一切行わず、内部対策の見直しだけ行いました。その結果、リニューアルの5日後には検索順位が100位以上上昇しました。1ヵ月経った現在も順位は安定しています。
「検索順位が上がらない」「検索順位が低い」という方のご参考になればと思い掲載させて頂きます。
リニューアル前のサイトの状況
リニューアル前のサイトの状況は以下の通りです。
•企業サイト
•スモールキーワードで1年以上300位前後に位置する
•ページランクは1(被リンクは殆どなし)
•ペナルティに該当するSEO対策はやってきてない
今回行ったSEOの方針
上記の通り、このサイトはペナルティに該当するようなSEO対策は行っていないにも関わらず、スモールキーワードで1年以上も300位前後という極端に低い順位をキープしていました。
被リンクの少なさも気にはなりましたが、サイトの内部構造を確認してみると幾つも問題が確認できたため、まずは内部対策を徹底的に見直す方針としました。
今回行った内部対策は、非常に基本的な内容かも知れません。しかし、実施できていないサイトもまだまだ多いように感じています。
この記事を読んで頂いている方には、運営されているサイトの再確認という観点でも、以下の内部対策をご参考にして頂ければと思います。
今回行った内部対策10項目
それでは今回行ったSEO内部対策の10項目をご紹介します。
1.リンク構造を階層化
2.ページ背景色とコンテンツの背景色を分ける
3.ナビゲーションメニューを画像からテキストに変更
4.論理的に正しいHTML文書構造に変更
5.h1タグの位置をヘッダー部分からメインコンテンツ部分へ移動
6.h1タグに続くコンテンツを意識
7.リストタグとPタグの使い分け
8.tableには、summary属性・captiontタグ・thタグを設
9.低品質・無関係なページの削除(90ページ→30ページ)
10.1ページ2000文字程度のメインコンテンツを作成
テンプレートに関する項目
1.リンク構造を階層化
今回のサイトは、下図左のようにリンク構造が階層化されておらず、トップページから全ての下層ページへとリンクが貼られていました(社員ブログは除く)。これを、下図右のように下層ページをカテゴリー毎にまとめて、リンク構造を階層化しました。
カテゴリー毎に階層分けされたリンク構造
検索エンジンは「関連性のあるページからのリンク」をより高く評価すると言われています。上右図のように下層ページをカテゴリー毎に分ける事で、関連性のあるページをリンクで繋ぐ事が出来ます。
もう一つ、リンク構造で大切なポイントは、トップページから目的のページまで何クリックで到達できるかです。階層構造が深くなればなる程、PageRankは失われてしまいます。ですから、階層構造を浅くする事はSEOの観点からも重要です。今回のサイトでは、最下層のページでも3クリック以内で到達できるようにしました。(社員ブログは除く)
参考:URLはディレクトリ階層よりもリンク階層がSEOには大切
2.ページ背景色とコンテンツの背景色を分ける
今回のサイトは、下図左のようにページの背景色もコンテンツの背景色も白に設定されていました。それを下図右のように、ページの背景色はグレー、メインコンテンツ部分全体の背景色は白、更にセグメントで分割されたコンテンツの背景色は水色へと変更しました。
ページとコンテンツの背景色は分けた例
なぜこのような背景色の変更を行ったのかと言うと、主な理由はユーザーにとってコンテンツのセグメント(区切り)をビジュアル的に分かり易くするためですが、SEO効果も狙ったためです。
検索エンジンは、背景色など様々な情報を手がかりにして「どこがメインコンテンツ部分か」「どこがコンテンツのセグメント(区切り)か」を把握していると言われています。
従って、背景色を使い分ける事で、コンテンツのテーマをより正確に検索エンジンに伝える効果が期待できるのではないかと考えました。(正直なところ効果の程は不明ですが、マイナスになる事はないのでやっておいて損はないと判断しました)
参考:これからはページ分割したセグメント単位のSEOで勝負!
3.ナビゲーションメニューを画像からテキストに変更
今回のサイトは、ナビゲーションメニューは全て画像で構成されており、画像置換を行っておりました。
画像置換はスパム判定の危険性があるとかないとか議論がされていますが、そもそもGoogleは検索エンジン最適化スターターガイドにおいて、「ナビゲーションはできるだけテキストにしよう」と推奨しています。
素直にGoogleに従い、ナビゲーションメニューを画像からテキストに変更しました。最近では、ナビゲーションメニューをテキストにしているサイトが多くなってきている気がします。テキストにしても、CSSで背景にグラデーションの画像を設置する等すればデザイン性が著しく下がるという事はないはずです。
HTMLに関する項目
4.論理的に正しいHTML文書構造に変更
今回のサイトはHTML文書構造がどう見てもおかしなものになっていましたので、それを論理的に正しいものへと変更しました。
HTML文書構造とは、簡単に言えば、どこが見出しで、どこが段落で、どれがリストでというHTML文書の論理的構造の事です。
検索エンジンは、HTML文書からページの主要テーマを把握して、検索結果に返します。
従って、論理的に正しいHTML文書構造にする事で、ページの主要テーマを正確に検索エンジンに伝える事が出来ます。
実はこれが今回最も拘った項目です。パンダアップデート以降「コンテンツの質が大切」という声をたくさん耳にします。確かにコンテンツの質は大切ですが、大前提となるのはページが論理的に正しいHTML文書構造で構成されている事だと考えています。
なぜなら、どんなにコンテンツの質が良くても、HTML文書構造がおかしいと、コンテンツの内容が正確に検索エンジンに伝わりません。その結果、検索順位は低くなってしまいます。
今回のサイトは、HTML文書構造におかしな点が沢山あったため、その全てをご紹介できませんが、以下の5〜8では今回直した代表的な例をご紹介します。
参考:論理的なHTML(文書構造)を意識してつくるWebデザイン(CSS)… とSEO
5.h1タグの位置をヘッダー部分からメインコンテンツ部分へ移動
h1タグがヘッダー部分に配置されているサイトを良く見かけます。今回のサイトもそうでした。
下図左のようにヘッダー部分にh1タグが配置され、その下にサイト名やグローバルナビゲーション、ペンくずリストが配置されている事に違和感を感じませんか?
h1タグをメインコンテンツ部分に配置
h1タグはページの主要テーマを表す見出しであるのに、h1タグの下にページの主要テーマとはあまり関係のないサイト名やナビゲーションなどがあるのは、HTML文書として適切とは思えません。
Googleの検索エンジン最適化スターターガイド20ページに記載されているhタグの使用例を見ても、h1タグの真下にはh2タグが配置されており、その下にpタグが配置されています。
これらの事を踏まえ、今回のサイトでは、h1タグをヘッダー部分からメインコンテンツ部分へ移動させました。
6.h1タグに続くコンテンツを意識
上記の5.でご説明した通りですが、h1タグはページの主要テーマを伝える大見出しです。従って、h1タグの下には、ページの主要テーマと関係するコンテンツ(h2タグまたはpタグ)を配置しました。イメージは上図右の通りです。
7.リストタグとPタグの使い分け
今回のサイトでは、本来リストタグ(ol、ul、dl)でマークアップすべきものをpタグでマークアップしている箇所が沢山ありました。
pタグを使っても、リスト(箇条書き)のような見た目にする事は出来ます。しかし、検索エンジンには、リストとしては捉えてもらえず、語句の羅列と認識されてしまいます。つまり、コンテンツの内容が正しく検索エンジンに伝わらなくなってしまいます。
ですから、リスト(箇条書き)のものについては、Pタグではなく、リストタグを使うようにしました。
8.tableには、summary属性・captiontタグ・thタグを設定
当たり前の話ですが、表(table)は、項目とデータで構成されてるものです。HTMLでは、項目にはthタグを使用し、データにはtdタグを使用します。
今回のサイトのtableには、thタグが存在せず、tdタグのみで構成されていました。つまり、表に項目が存在しないという事です。これでは、表の内容が正しく検索エンジンに伝わりません。従って、項目にはthタグを使用しました。
加えて、summary属性(表の概要)とcaptionタグ(表題)を設定する事で、検索エンジンに表の内容を正しく伝えるようにしました。
summary属性(表の概要)とcaptionタグ(表題)を設定していない方は結構多いと思います。私は効果があると思っています。
コンテンツに関する項目
9.低品質・無関係なページの削除(90ページ→30ページ)
このサイトでは、社員ブログが設置されており、ブログ記事だけで65ページありました(サイト全体は90ページ)。しかし、ブログ記事の内容は、社員日記のようなものでサイトのテーマとは無関係な記事が多く、しかも文字数も少ない記事が多く存在しました。
現在の検索エンジンは、コンテンツの質を重視していますので、サイトのテーマとは無関係な記事などは思い切って削除し、サイトのテーマと関係していて且つ文字数も2000文字以上の記事だけ残しました。
その結果、サイト全体のページ数は90ページから30ページと大幅に減りましたが、検索順位は100位以上上昇しています。
Googleのアルゴリズムの中には、インデックス数があると言われていますが、この結果からも分かるように、低品質なページや無関係なページのインデックスは、むしろ検索順位を下げると言って良いと思います。
10.1ページ2000文字程度のメインコンテンツを作成
「文字数はコンテンツの質とは無関係」という専門家もいますが、私はそうは思っていません。なぜなら、ある事柄をユーザーにしっかり伝えようと思えば、それなりの文字数が必要になるからです。
このサイトでは、殆どのページが数百文字程度のコンテンツで構成されていましたので、1ページ2000文字程度のメインコンテンツを作成するようにしました。
上記の9でご説明した通り、ページ数は90ページから30ページと大幅に減りましたが、各ページのコンテンツ内容を充実させる事に努めました。
まとめ
今回のサイトは、そもそもサイトの内部に問題が多かった事や、狙っているキーワードがスモールキーワードである等、いくつかの条件が重なったため、大幅な順位アップをしたと考えています。
条件が異なれば、当然成果は違ってくると思います。とは言え、サイトの内部に問題があるようなら、上記でご説明した内部対策を試して頂く価値はあると思います。
ただ、今回はクライアントの要望もあり、一度に上記の10項目の変更を行ったため、どの項目に効果があったのかは正直判断出来ません。効果のあった項目もあれば、あまり効果のなかった項目もあるかも知れません。
ですから、上記の方法を試して頂く場合には、項目1つ1つについて効果を確認しながら行う事をお勧めします。
尚、現在このサイトは50位前後をキープしており、今後は外部対策を進めていく予定です。基本的には社員ブログで良質なコンテンツを作成し、ソーシャルで拡散しながら、ナチュラルリンクを獲得していくという方針です。
そのサイトは1月末にSEO対策の見直しも含めてリニューアルを行いました。SEO対策の見直しと言っても、外部対策は一切行わず、内部対策の見直しだけ行いました。その結果、リニューアルの5日後には検索順位が100位以上上昇しました。1ヵ月経った現在も順位は安定しています。
「検索順位が上がらない」「検索順位が低い」という方のご参考になればと思い掲載させて頂きます。
リニューアル前のサイトの状況
リニューアル前のサイトの状況は以下の通りです。
•企業サイト
•スモールキーワードで1年以上300位前後に位置する
•ページランクは1(被リンクは殆どなし)
•ペナルティに該当するSEO対策はやってきてない
今回行ったSEOの方針
上記の通り、このサイトはペナルティに該当するようなSEO対策は行っていないにも関わらず、スモールキーワードで1年以上も300位前後という極端に低い順位をキープしていました。
被リンクの少なさも気にはなりましたが、サイトの内部構造を確認してみると幾つも問題が確認できたため、まずは内部対策を徹底的に見直す方針としました。
今回行った内部対策は、非常に基本的な内容かも知れません。しかし、実施できていないサイトもまだまだ多いように感じています。
この記事を読んで頂いている方には、運営されているサイトの再確認という観点でも、以下の内部対策をご参考にして頂ければと思います。
今回行った内部対策10項目
それでは今回行ったSEO内部対策の10項目をご紹介します。
1.リンク構造を階層化
2.ページ背景色とコンテンツの背景色を分ける
3.ナビゲーションメニューを画像からテキストに変更
4.論理的に正しいHTML文書構造に変更
5.h1タグの位置をヘッダー部分からメインコンテンツ部分へ移動
6.h1タグに続くコンテンツを意識
7.リストタグとPタグの使い分け
8.tableには、summary属性・captiontタグ・thタグを設
9.低品質・無関係なページの削除(90ページ→30ページ)
10.1ページ2000文字程度のメインコンテンツを作成
テンプレートに関する項目
1.リンク構造を階層化
今回のサイトは、下図左のようにリンク構造が階層化されておらず、トップページから全ての下層ページへとリンクが貼られていました(社員ブログは除く)。これを、下図右のように下層ページをカテゴリー毎にまとめて、リンク構造を階層化しました。
カテゴリー毎に階層分けされたリンク構造
検索エンジンは「関連性のあるページからのリンク」をより高く評価すると言われています。上右図のように下層ページをカテゴリー毎に分ける事で、関連性のあるページをリンクで繋ぐ事が出来ます。
もう一つ、リンク構造で大切なポイントは、トップページから目的のページまで何クリックで到達できるかです。階層構造が深くなればなる程、PageRankは失われてしまいます。ですから、階層構造を浅くする事はSEOの観点からも重要です。今回のサイトでは、最下層のページでも3クリック以内で到達できるようにしました。(社員ブログは除く)
参考:URLはディレクトリ階層よりもリンク階層がSEOには大切
2.ページ背景色とコンテンツの背景色を分ける
今回のサイトは、下図左のようにページの背景色もコンテンツの背景色も白に設定されていました。それを下図右のように、ページの背景色はグレー、メインコンテンツ部分全体の背景色は白、更にセグメントで分割されたコンテンツの背景色は水色へと変更しました。
ページとコンテンツの背景色は分けた例
なぜこのような背景色の変更を行ったのかと言うと、主な理由はユーザーにとってコンテンツのセグメント(区切り)をビジュアル的に分かり易くするためですが、SEO効果も狙ったためです。
検索エンジンは、背景色など様々な情報を手がかりにして「どこがメインコンテンツ部分か」「どこがコンテンツのセグメント(区切り)か」を把握していると言われています。
従って、背景色を使い分ける事で、コンテンツのテーマをより正確に検索エンジンに伝える効果が期待できるのではないかと考えました。(正直なところ効果の程は不明ですが、マイナスになる事はないのでやっておいて損はないと判断しました)
参考:これからはページ分割したセグメント単位のSEOで勝負!
3.ナビゲーションメニューを画像からテキストに変更
今回のサイトは、ナビゲーションメニューは全て画像で構成されており、画像置換を行っておりました。
画像置換はスパム判定の危険性があるとかないとか議論がされていますが、そもそもGoogleは検索エンジン最適化スターターガイドにおいて、「ナビゲーションはできるだけテキストにしよう」と推奨しています。
素直にGoogleに従い、ナビゲーションメニューを画像からテキストに変更しました。最近では、ナビゲーションメニューをテキストにしているサイトが多くなってきている気がします。テキストにしても、CSSで背景にグラデーションの画像を設置する等すればデザイン性が著しく下がるという事はないはずです。
HTMLに関する項目
4.論理的に正しいHTML文書構造に変更
今回のサイトはHTML文書構造がどう見てもおかしなものになっていましたので、それを論理的に正しいものへと変更しました。
HTML文書構造とは、簡単に言えば、どこが見出しで、どこが段落で、どれがリストでというHTML文書の論理的構造の事です。
検索エンジンは、HTML文書からページの主要テーマを把握して、検索結果に返します。
従って、論理的に正しいHTML文書構造にする事で、ページの主要テーマを正確に検索エンジンに伝える事が出来ます。
実はこれが今回最も拘った項目です。パンダアップデート以降「コンテンツの質が大切」という声をたくさん耳にします。確かにコンテンツの質は大切ですが、大前提となるのはページが論理的に正しいHTML文書構造で構成されている事だと考えています。
なぜなら、どんなにコンテンツの質が良くても、HTML文書構造がおかしいと、コンテンツの内容が正確に検索エンジンに伝わりません。その結果、検索順位は低くなってしまいます。
今回のサイトは、HTML文書構造におかしな点が沢山あったため、その全てをご紹介できませんが、以下の5〜8では今回直した代表的な例をご紹介します。
参考:論理的なHTML(文書構造)を意識してつくるWebデザイン(CSS)… とSEO
5.h1タグの位置をヘッダー部分からメインコンテンツ部分へ移動
h1タグがヘッダー部分に配置されているサイトを良く見かけます。今回のサイトもそうでした。
下図左のようにヘッダー部分にh1タグが配置され、その下にサイト名やグローバルナビゲーション、ペンくずリストが配置されている事に違和感を感じませんか?
h1タグをメインコンテンツ部分に配置
h1タグはページの主要テーマを表す見出しであるのに、h1タグの下にページの主要テーマとはあまり関係のないサイト名やナビゲーションなどがあるのは、HTML文書として適切とは思えません。
Googleの検索エンジン最適化スターターガイド20ページに記載されているhタグの使用例を見ても、h1タグの真下にはh2タグが配置されており、その下にpタグが配置されています。
これらの事を踏まえ、今回のサイトでは、h1タグをヘッダー部分からメインコンテンツ部分へ移動させました。
6.h1タグに続くコンテンツを意識
上記の5.でご説明した通りですが、h1タグはページの主要テーマを伝える大見出しです。従って、h1タグの下には、ページの主要テーマと関係するコンテンツ(h2タグまたはpタグ)を配置しました。イメージは上図右の通りです。
7.リストタグとPタグの使い分け
今回のサイトでは、本来リストタグ(ol、ul、dl)でマークアップすべきものをpタグでマークアップしている箇所が沢山ありました。
pタグを使っても、リスト(箇条書き)のような見た目にする事は出来ます。しかし、検索エンジンには、リストとしては捉えてもらえず、語句の羅列と認識されてしまいます。つまり、コンテンツの内容が正しく検索エンジンに伝わらなくなってしまいます。
ですから、リスト(箇条書き)のものについては、Pタグではなく、リストタグを使うようにしました。
8.tableには、summary属性・captiontタグ・thタグを設定
当たり前の話ですが、表(table)は、項目とデータで構成されてるものです。HTMLでは、項目にはthタグを使用し、データにはtdタグを使用します。
今回のサイトのtableには、thタグが存在せず、tdタグのみで構成されていました。つまり、表に項目が存在しないという事です。これでは、表の内容が正しく検索エンジンに伝わりません。従って、項目にはthタグを使用しました。
加えて、summary属性(表の概要)とcaptionタグ(表題)を設定する事で、検索エンジンに表の内容を正しく伝えるようにしました。
summary属性(表の概要)とcaptionタグ(表題)を設定していない方は結構多いと思います。私は効果があると思っています。
コンテンツに関する項目
9.低品質・無関係なページの削除(90ページ→30ページ)
このサイトでは、社員ブログが設置されており、ブログ記事だけで65ページありました(サイト全体は90ページ)。しかし、ブログ記事の内容は、社員日記のようなものでサイトのテーマとは無関係な記事が多く、しかも文字数も少ない記事が多く存在しました。
現在の検索エンジンは、コンテンツの質を重視していますので、サイトのテーマとは無関係な記事などは思い切って削除し、サイトのテーマと関係していて且つ文字数も2000文字以上の記事だけ残しました。
その結果、サイト全体のページ数は90ページから30ページと大幅に減りましたが、検索順位は100位以上上昇しています。
Googleのアルゴリズムの中には、インデックス数があると言われていますが、この結果からも分かるように、低品質なページや無関係なページのインデックスは、むしろ検索順位を下げると言って良いと思います。
10.1ページ2000文字程度のメインコンテンツを作成
「文字数はコンテンツの質とは無関係」という専門家もいますが、私はそうは思っていません。なぜなら、ある事柄をユーザーにしっかり伝えようと思えば、それなりの文字数が必要になるからです。
このサイトでは、殆どのページが数百文字程度のコンテンツで構成されていましたので、1ページ2000文字程度のメインコンテンツを作成するようにしました。
上記の9でご説明した通り、ページ数は90ページから30ページと大幅に減りましたが、各ページのコンテンツ内容を充実させる事に努めました。
まとめ
今回のサイトは、そもそもサイトの内部に問題が多かった事や、狙っているキーワードがスモールキーワードである等、いくつかの条件が重なったため、大幅な順位アップをしたと考えています。
条件が異なれば、当然成果は違ってくると思います。とは言え、サイトの内部に問題があるようなら、上記でご説明した内部対策を試して頂く価値はあると思います。
ただ、今回はクライアントの要望もあり、一度に上記の10項目の変更を行ったため、どの項目に効果があったのかは正直判断出来ません。効果のあった項目もあれば、あまり効果のなかった項目もあるかも知れません。
ですから、上記の方法を試して頂く場合には、項目1つ1つについて効果を確認しながら行う事をお勧めします。
尚、現在このサイトは50位前後をキープしており、今後は外部対策を進めていく予定です。基本的には社員ブログで良質なコンテンツを作成し、ソーシャルで拡散しながら、ナチュラルリンクを獲得していくという方針です。