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2018年06月23日

本を読んでいて気になったところ

今 『シャーデンフォロイデ 他人を引きずり下ろす快感』中野信子
を読んでいる。
その中で、【日本人の抱える承認欲求の正体】 という見出しのところを読んでいると
興味深いことが書かれていた。

・相手の不正を許さないのは、協調性の高い人
・協調性の高い人たちに共通した脳の特徴
  京都大学の高橋英彦准教授  2012年『アメリカ科学アカデミー紀要』掲載

   義憤に駆られて合理的でない判断を下す人たちの脳は

   中脳の脊測縫線核という、脳内でセロトニンを合成すると考えられている部位における

   セロトニントランスポーターというたんぱく質の密度が他の人に比べて低いこと


   セロトニンは不安を感じにくくする物質であり、このタンパク質の密度が高い人は楽観的な

   判断を下す傾向にあることがわかっているとのこと。

   逆に密度が低ければ、物事をいいかげんに考えられず、きちんと準備をする勤勉さを

   備えているということでした。

   そしてセロトニントランスポーターの密度は、後天的に激しく増減するとは考えにくく

   遺伝的に決まる側面が大きいとのこと。


   そして日本人は世界でも密度が低いS型の保有率が高く、98%がS型の保有

   逆に密度の高いL型タイプは2%しかいないとのことでした。


   世界の中でも突出してセロトニントランスポーターの密度が低く、いい加減に物事を

   考えるのが遺伝的に苦手なんだそうです。



 脳的に日本人は楽観的にはなれないってことなんだ〜

  ありときりぎりす のおはなしも 一説によると、キリギリス的な生き方を美化しているヨーロッパと

  アリ的な生き方をよしとする日本とではお話の終わり方が違うとか・・・・・

  ヨーロッパ的に人生を謳歌することに価値があるという結末だと、

  日本人には共感できないでしょうからね

  この本は、オキシトシンという愛情を感じる物質が、実は同時に妬みをもたらす物質でもあった

  という内容からスタートするんですが、途中、日本人があまりにも世界的に見ても特異な

  国民性を持っているということの裏付けとなるような内容だったので、紹介させていただきました。





 

   
posted by seeker at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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おばさんだけど、挑戦することを放棄したくない。 この年だから広い視野で物事をとらえられる。 少々からだはポンコツで、記憶力もときどき怪しい時があるけれど、いろいろなことにチャレンジしていきたい。悪あがき?でも等身大の私のジャーナルです。
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