Okinawan Life Style

沖縄旅行ならJALで行く格安旅行のJ-TRIP（ジェイトリップ）

台風。

沖縄に生まれた人間なら、物心つく頃から台風を経験しているので、台風に対してあまり危機感を持っている人は少ないかも知れません。

子供たちは台風来たら、路線バスの運行状況と、テレビの上に流れるテロップばかり気になってしょうがないんです、学校休みになるんで。

でも、暴風警報発令されていて午前中に解除されたら、これまたショック。二時間ほどのために学校へ行かなくてはならないんです。先生方も逆に大変だと思う。

沖縄にとって台風はずっと隣り合わせで、季節がくれば毎年必ず来るし、その度各地に被害を残して去って行きます。『台風』は悪のイメージが強いけど、実はそうではない部分もあるんですよ。

まずは、雨。台風は『空の給水車』と呼ばれるくらいで空っぽのダムをあっという間に満水にしてくれます。日頃強烈な日光でカラカラだった大地もしっかりと潤います。

また、台風が来ると海面下の冷たい海水が引っ張り上げられる『湧昇』という現象が起こります。

台風の強い風により暖かい海水と冷たい海水がかき混ぜられる現象も合わせて起こります。

台風が過ぎ去ると、沖縄周辺海域の海面水温の解析図をみるとわかるんですが、海面温度がぐっと下がります。

これにより何が言いたいかというと、沖縄といえば美しい海。

色とりどりの魚にサンゴ礁。そのサンゴは海面温度が高すぎると死んじゃうんです。サンゴの生きられる限界は30℃なので、台風が来ればサンゴにとっては嬉しいんです。

ただ、やはり台風がもたらすのはサンゴにとっての恩恵だけではなく、損害が目立ってしまいますね。

農作物がダメになったり、交通機関が麻痺したり、個人的な部分では予定していた旅行がキャンセルになったり。

前回の21号もそう。その前なんか、観測史上初だとかなんとか、関東に上陸して九州まで戻って来た台風。

まさに、その日私一家は東京へ旅行に行ったのです。午前は欠航なので深夜便に切り替え行きました。

そのまま、嵐の中のディズニーランドを満喫しました！！笑　　空いてて最高でした！笑

話が脱線しましたが、台風が来るのはしょうがないです。人間は自然には逆らえないので。

だけど、事前に準備さえしていれば被害を最小限に抑えられます。それは、一度家族で話し合って子供にもちゃんと教えていかないといけないことだと思います。

明日、明後日24号は日本列島を横断します。沖縄はすでに物凄い風です。

皆さん、用心なさって対策を万全に、嵐が過ぎ去るのを大人しく待ちましょう。

以上、台風最接近間近の沖縄からでした。